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パソナの株価は7月に上がる(゜-゜)?

6月12日のメジャーSQは前場が荒れに荒れ、株価が駄々下がりの状態となりました。
めくるめく株価、ここで私も一度利確していた川崎重工を買い戻し、かつコマツ製作所を100株買い足しました。コマツ製作所に関しては私が投資を始める以前からTwitter相互だった人がアドバイザーになってくれ、私が防衛関連の株をメインに投資しようとしているのを知って提案してくれた株式ですが、今後も防衛関連の銘柄をメインに据えつつ、少しずつ他の産業も当たってみたいなという気になりました。
ちと誤操作で三菱重工の株を全部利確してしまい、今後の収集対象の変更を迫られてましたから、IT企業でもあるコマツ製作所の提案は素直に従うことにしたわけです。
さて、主に防衛関連の銘柄収集にメインを置いてるわけですが、少しばかり防衛ばかりではなく、他の産業にも目を向けてみようと思ったわけです。
そこで手を出した株がパソナ!
「なんでパソナ?」
そうですね、みんな口を揃えてそういいます。
そうですね、なんでパソナなんでしょうね。この人に訊いてみましょう。

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竹中平蔵先生!!
みんな大好き、竹中平蔵大先生!!
東洋大学国際学部グローバル・イノベーション学科教授の竹中平蔵先生!
もとい、パソナグループ取締役:竹中平蔵会長です!!
上のツイートもTwitterでは「国民に失業しろと言うのか😡」と好評です。
かつて小泉政権では大臣だった竹中平蔵先生は、今も自民党清和会の経済政策ブレーンであります。
なので派遣会社の実験株としてパソナを選ばせていただきました。逆に言いうと、竹中平蔵がいなかったら買ってないですね、パソナ株。

長く持っていたい株ではない:7月売りのルートか?💴

とは言え、人道的な観点でもそうですし、派遣会社の株式自体、あまり長く持っていたい株ではありません。なので半分実験感覚ですし、ある程度上がって利確できるタイミングで利確してしまうつもりです。
さて、見出しには7月売りのケースを想定しました。
なんで7月なのか。それはパソナの株価の動きを見るとわかります。

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こうしてみると一年の中で7月、1月が比較的上がりやすいです。ここが逃げ時って感じがしますね。あとパソナに限ったことではないのですが、派遣業界自体が株価の値動きが激しいほうで、こうした観点で見ても長期的に持っていたい株ではないんですよね。

値動きが激し理由は3ヶ月更新だから?

しかしなぜ7月に一度上がりやすいのでしょう。これはどうも「5~6月に7月からの3ヶ月更新が決まるから」みたいですね。

あんまり派遣の案件で綺麗に4月就業開始って無い気がするのですが、いや私が今まであまり経験したことが無いだけで、割とあるんでしょうね。

加えて「割と色んな種類の案件がたくさんある」って時期が7月~8月らしいです。なるほど、これは確かに7月に株価上がるわけだわ、失敗した。

派遣業界の今後に起こるかもしれない3つのこと🔮

とはいえ、派遣業界って実際、今後どうなんでしょう。
まずテレワークが今後進んでいくことになりますが、恐らくテレワークが進めば進むほど、派遣の置かれる立場は悪くなると思います。
基本的に直雇用者(主に正社員)にこそテレワークは開放されますが、派遣社員に開放される確率は稀です(と言っても今でも派遣にテレワークさせてる企業はちゃんとあります)。向こう2年は良いとして、3年後から先はわからないですね。
日本(というか東京)は派遣会社がすこぶる多いですが、今後派遣会社が辿るであろう道筋は次の3つが考えられます。

🈩中小派遣会社が大手に吸収される
🈔BPO案件の獲得を強化する
🈪景気回復時に多くの離職者が出る

🈩如何せん派遣会社の絶対数が多いので、中小事業者では倒産の恐れもあるかもしれませんし、大手に吸収されるケースも考えられます。
また、IT開発関連にコバンザメするため、SES事業の会社を吸収する可能性があります。

🈔派遣というシステムが根本的にコバンザメをやることで成り立つ以上、宿主(派遣先)がいないと派遣会社は成立しないんですよ。となると、宿主依存型ビジネスから脱却して、請負案件を増やしていく必要が出てきます。パソナは最近トランスコスモスとの横の繋がりを強化したようです。その繋がりが電通絡みな黒い案件なので、当然世論のバッシングを受けていますが

🈪やはり景気が回復したら、労働者側もいつまでも派遣という選択をし続ける人は少なくなりそうです。少なくとも景気が良くなったら正社員への就職をしようとする人が増えるでしょう。

これらのことを勘案すると派遣ビジネスの将来、微妙な気がします。あと買っておいてなんですが、個人的にトラコスとの横の繋がりを深めていたことが買いの上でプラスに一応評価しましたが、パソナ自身は自己資本率が高くありません(約23%)。加えて今後はプロジェクト単位での人材移動は多くなると思いますので、パソナもエンジニアリング事業を強化してかないといけない点でSES事業者の買収は必要になると思います。
個人的な思い込み要因として、今のパソナは竹中平蔵の自民党清和会とのパイプ(恐らく大阪維新ともパイプあると思いますが)によって支えられてる面が大きく、政権が清和会から水月会(石破派)に移ったりしたら派遣法の情勢が変わることも考えられます(個人的には次の自民党総裁は石破茂になって欲しいところです)。

ここのところ不祥事に加えてコロナ対応でも対応の劣悪さから、安倍政権の内閣支持率は毎日新聞の5月世論調査で27%まで低下しました。安倍政権が存続するためにはトランプ同様、金融緩和(0金利政策等)をガバガバやって株価を維持するしかない状態とも言えますね。
仮に安倍内閣の次も清和会なら竹中平蔵とのパイプもそのままで株価は維持されるでしょうが、それ以外のケースでは派遣株が落ちるケースが充分考えられるので、少なくとも2021年まで持っていたい株ではないです。

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