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新卒向け就活サービスで大学ランクによって仕分けされても悲観することはない

マイナビが「大東亜以下とそれ超えのランクの大学で学生を仕分けします」みたいなメールがTwitterで公開されて、ひと悶着あったみたいですね。
その後にマイナビが謝罪したり西村博之が「そんなに文句あるなら勉強して良い大学入れば良いじゃん」という発言をして「そうだそうだ!」という声が集まっていたんだけど、個人的には大学ランクでサービス内容が仕分けされてたとしても、それは仕方のないことなんじゃないかと思います。
仕方ないことではあるし、同時に「悲観することでもない」とは言いたいですね。

上の記事でも書きましたが、高学歴の人間が入る企業=ホワイト企業ってわけじゃないです。
例えば電通過労死事件ってなんでニュースになったと思います?
高橋まつり氏には大変申し訳ないところですが「東大卒・美人・若い女性」という材料が揃ったことで「東大卒の若い美人さんがこんなブラックな労働ではたらなかきゃならなかったなんて!」という問題意識に発展したわけです(それが今日の働き方改革に繋がっている)。
新国立競技場建設で若い現場監督の男性が過労自殺しているのですが、大して問題にされませんでした。五輪は強行開催され、結果は「やっぱ開催して良かったね」という世論になったわけです。
いま北京五輪で不倫告発に於ける人権侵害がどうのこうのと言われてますけども、日本人はそもそも若い現場監督に対する人権侵害を黙認して五輪強行したんですから、北京オリンピックに反対する資格なんか無いですよ。
話が脱線しましたが、東大卒の向かった先の職場には意外とブラック企業が多くあります
東大法学部卒が多く揃うであろう財務省も、近畿財務局職員自殺事件でブラックな職場であることが明らかになりました。
かつて私がヘルプに出かけた某大手信販企業も残業100時間超えがすっぱ抜かれて話題になりました。
高学歴の人間を採用する理由として「能力ガチャでハズレを引くリスクが少ない」というものが多かったですが、必ずしも能力面だけが評価されてるわけではないと見た方が良いです。
例えば霞が関官僚は伝統的に東大法学部卒が多いと言われていますが、これは優秀さが評価されてるとは言い難いですよね。もし優秀さが評価される要因なら、霞が関の人材にもっとハーバード大学や香港大学、シンガポール国立大学、北京大学などの人材が居ても良いでしょう?(どれも東大より格付け高いです)
でも東大法学部卒を採るんですよ。医学部でも理学部でもなくて、法学部。
要は「同じ釜の飯を食う人間で固まりたい」ってことを暗に示してるわけです。老舗企業にも同様な「暗黙のルール」があります。
もう一つは「企業戦士適正」ですね。
やっぱ東大卒は真面目な人が多いです。単に優秀なだけでなく、生真面目な人は東大卒に少なく無いんですね。
ここでブラック企業適正を見た場合、Fラン大で遊んだ学生と東大卒、どっちが高いかって話です。電通なんかはそういうとこを見てると思いますよ。

🏢最初から転職前提で就活した方が良い

多分、就活である程度ブランド勝負が出来るのは日東駒専以上の大学です。
加えて一流大卒でも2浪以下って言う条件が恐らくある。
これ以下になると箱根駅伝出てる大学以外は名前すら知られてない大学が多くなってくると思うんですわ。
公務員試験ですら高卒枠に大卒が学歴詐称して入ってくるくらいですから、日東駒専未満の大学はネームバリューじゃ勝負できません。最初から転職する前提で実績作った方が良いです。
で、大半は「やりたいこと」なんて無いでしょうから、そんな学生には営業職か技術職に就いておけと言うでしょう。なぜなら潰しが効くからです。

💻法人営業か技術(モノか情報か)で選択しておけ

どうしてもやりたいことが無い学生は、取り合えず法人営業か技術職で検討されることを推奨します。
技術職にはモノを扱うか情報を扱うかがわかれますが、文系なら情報を扱う方向の方が確実かと思われます。モノを扱うってのは工学知識や手先を動かす器用さも必要なので。
営業やるなら法人営業一択で良いです。個人営業は時間の無駄なので職業選択から無視してください。
これは何でかって言うと、法人営業の方が扱う金額が大きいからです。扱う金額が大きくなれば受注までの承認プロセスが増えるため、根回しが必要になってきます。受注時のインセンティブ(歩合)も大きくなるでしょう。
対する個人営業は金額が小さい分、件数を稼がないといけませんし、日本の消費者はブラックカスタマーが多いです。心だけ病んで身に付くものが無いという悲しい事態に至ります(現にコールセンターなんか鬱病患者製造工場になってるでしょ?)。
よって法人営業を選択し、大きな金額を動かす会社に就職してください。最低でも千万単位、出来れば億の金を動かした方が良いです。億プロジェクトを動かせば自信に繋がりますし、収入も上がるし、転職の材料になります。
技術に行く場合、文系なら情報(IT)分野で良いと思います。
で、ITに行く場合、マネジメントコースを目指してください。
基本的に日本の商習慣上、マネジメント力が評価の対象になり、スペシャリストはあまり評価されません。元より生涯技術で行こうとすると、私らのような高卒とも同じ土俵に立ってしまいますんで、少なくとも文系大卒の目指す方向性はマネジメント一択で良いと思います。
そこで25歳までに最低限の実績作って、転職を重ねて段階的に収入アップしていけば良いと思います。
あとは28歳までの間はとにかく「結果を出すことにこだわる」ことです。
マイナビが大学ランクでサービスを分けてたとしても、それは彼らも営利企業だから費用対効果を考えれば致し方ないこと。嘆く暇があったら、法人営業か技術の分野で就職して結果出した方が良いです。結果を出して転職で収入上げましょう。それ以外の職種は考えなくて良いと思います。
他の職種は職種そのものが「キャリアの墓場」と化してるものが存在する上に、苦労の割に転職じゃ全く評価されなかったりしますから。

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