体力の衰え始まるアラフォー:転職で考えるのは「持続可能な働き方」と「終生の地」
京都へ移住して早半年が経ちました。
転職先の大阪企業が思った以上に暗めな職場でして、これ業務の仕組み化で何とか変えられんかと思いながら日々を過ごしております。
昨今はITを筆頭にこの時世でもそれなりに転職は活発なようで、少子高齢化も相まって35歳以上でも転職を出来る可能性というのは、高くなっていると言うのは確かかなと思います。実際、同じ職場に40代の人が転職で入ってきましたんでね。
さて、35歳を過ぎると流石に体力というものは衰え始め、男性は42歳で厄年になります。この厄年、確かに大病や大怪我に遭いやすいようで、私の祖父も42歳でトレーラーで大怪我をし、タクシー運転手に転向することになりました。
20代の頃は24時間闘えても、30代中盤以降になってくると無理は利かなくなってくるんですね。
そのため、30代になったら働き方を見直す時期になっていると言えるでしょう。
私が東京・川崎で働いていた時、満員電車が本当に苦痛で堪らないものでした。京王線の朝ラッシュで背中が潰されそうになり、新宿駅埼京線のホームは狭くて突き落とされないように注意を払い、南武線は喧嘩が茶飯事で辟易し、そんな通勤をしていて思うことは「この生活は一生は続けられへんわ」というものでした。
そんな中で「ステーションメモリーズ」と言うゲームが2016年に京都イベントをやっていたのですが、京都イベントが2回ほどあって京都へ行く用事が何度か出来ていく内に京都移住が視野に入ってくることになりました。
🗼関東最後の仕事を西多摩に決める
実は私が京都移住を検討したのは2019年です。色々政治的な要因でやることがありつつも(とはいえソイツとは色々揉めて関係解消したんですが)川崎での仕事との両立を断念し、会社を辞めた後だったんですよね。
んでまあ、3ヶ月だけ派遣の仕事をして派遣切りに遭ったんですが、ちょうどそれによって失業給付を速攻で受けられることになり、ある意味タイミング良かったとも言えます。
これによって関西転職をする時間的な余裕もあったことから、京都転職を視野に入れてました。
まぁそこでたまたま西多摩勤務のSESの求人を目にしてから「ここの仕事が無くなるようになったら京都へ移ろう」と決め、一発で就業決定に至ります。
まぁ「正社員募集」だった筈なのに「派遣社員」とされたのはイミフだったし、それが逆に関西転職対する躊躇を無くす要因でもあったのですが。
それで2021年になって元請けの営業の杜撰な姿が目立つようになり、先が見えるようになって、幾つかの要因も加わって転職をするに至ります。
SESという働き方は元請けと客先の御事情次第でアッサリ契約を切られてしまいます。大抵は次の現場にアサインされますが、関東にいる以上、どうしても東京23区の現場がアサインされる恐れは高かったんですよね。
特に保守・運用の仕事はスキルが身に付かない現場も多く(楽は楽なんですけどね)、まぁ「今しか無いよな」ということも感じて転職活動を開始したわけです(来年から私が大殺界というのもあったんだけど)
ちなみに私の実績はリクルートエージェントで13社応募し、3社が1次面接へ進み、1社辞退して2社内定です。狙ったわけではないですが、結果的にSESを卒業することとなりました。
ちなみにSES勤務だと東京でも年収300万円っていうのは、よくある話ではあります。
SMBCソースコード流出事件を起こした「さぶれ」の年収は勤続20年で300万円でした。そう言えば尼崎事件も勤続20年でしたね・・・。
参考までに年収300万円という数字は、賃金が安いと有名な長崎県のアラサー製造業より年収が低いです(長崎県は製造業の年収が高いですが)。
東京は家賃も高いですから、まぁ暮らせないですよね(だから不正が起こりやすくなります)
🚄どこで人生を終えたいか・家族とどう過ごしたいか
20代の内は我武者羅に働けば良いと思うのですが、30代に入ってくると少しずつ無理ってものが出てきます。
20代で我武者羅に働いて、30代で出世が見えてる人は現状の路線を大事にすれば良いと思うのですが、感覚的には20代後半からは先の人生の身の振り方を考えた方が良いかも知れません。
既婚か独身か、或いは子供がいるかいないかなどによっても、身の振り方は色々変わると思うのですが、例えば独身なら「どう人生を終えたいか」を考え、終活を始めるのが30代。或いは既婚・子持ちなら「どう子供を育てたいか」を考え始めることも大事になります。
東京をはじめ、都会はやはり保育に厳しい環境が整ってますからね(子供が公園で遊ぶだけでクレーム出す年寄りとかいるでしょう?)
例えば子育てを考えた時に「子供を伸び伸び育てられるか」って、割と大事かと思ってます。東京都だと多摩市がそういう面では良い街ではあるんですよね。
そういうことを考え始めるのが20代後半からかなと思います。
私自身は京都に移住しましたが、古都は独りひっそり世を去るにはうってつけの街かと思います(苦笑)
まぁ大阪勤務ではあるんですけどね。
東京勤務から大阪勤務に変わって大きく変わったのは、通勤のストレスですね。多摩地域から東京・川崎への通勤は、いつもギュウギュウ詰めの毎日でした。これが京都⇔大阪間は全然変わります。
京阪で通勤してますが、基本的に淀屋橋からの帰宅で座れないことがないですし、立ち乗車でも枚方過ぎれば概ね余裕ありますからね。これは東京勤務と大きく違うところです。
とは言っても、仕事の進め方は東京と大阪で大きく変わるのと言ったら、まぁそれは無いですね。仕事自体は周りが関西弁になること以外は大差はないです。
今、毎日をギュウギュウ詰めにされながら東京で「俺このままでええんか」と消耗している人は、ちょっと休みを取って、見知らぬ土地へ出かけてみると良いんじゃないかなと思います。
そして、やがて訪れる人生の終わりを見据えた時に、このまま東京で消耗を続けるのか、東京を出て違った生き方をしてみるのか。それは20代後半から30代前半の間に、少しずつ準備は開始した方が良いんじゃないかなと思います。
ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。