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職種選択の自由度は女性有利で昇格難易度は男性有利なだけだと思いますよ

現職の会長から結婚観に関して時折「女に興味ないとか舐めたこと言ったらアカン、はよ結婚して子供作ってお母さんを安心させろ」と言われていたのですが、それを聞くと「ASDに結婚はシンドイし私の子供とかASDになる恐れが高いよね」と内心思います。

大人になってからASDを知るのはシンドイものがあり、幼少期に知るのと違って「今からどう人生の軌道修正をしよう・・・」と思うと途方に暮れます。
まぁその相談のために精神科に行きまして、診断書をいただくことは可能と聞けて良かった面はありますが、今後の人生について考えると体が重くなるものです。

元々私はADHDを疑って精神科行きましたし、まぁADHDなら衝動性さえ克服できれば営業職もやれるだろうと思ってたのですね。

ところが蓋を開けてみたらASDでして、営業職をやったらASDの負の特性がモロに出てしまいました
この辺は別途詳しく書きたいですが、改めてASDという身から世を見た時に「職業選択の自由度の低さ」というのを意識させられるんですね。
そして「職業選択の自由度」という観点で見ると、やっぱり男性の方が選べる職種数は少ないなと言う感じがしております。

💻事務職って割と男性というだけで不採用

職業(職種)選択の自由度で極端な例出すと、基本的に事務職は男性ということで不採用になることは多いです。
これは東京でも地方でもあまり変わらないと思っています。

事務系の仕事は男性が敬遠されることは多い

実際、私も15年くらい前に事務職に応募して「男性はちょっと」と面接で言われたことがありまして、結果として当時選べた仕事はコールセンターだけでした(これがASDには滅茶苦茶向いてない仕事の1つだったりする)

今思うと「なら面接呼ぶなよ」って感じですし、上の3つは10年前のツイートとは言え、今もそこまで大きく変わってはいないんじゃないかなと思います。
現職でも「いくらスキル持ってても事務方の仕事を男にやらせる気はない」と会長から断言されており、そして営業職としての適性の無さを突かれて来月で解雇という結論に至ります。

それはもう凄かったですよ、何せ既存の事務職の人が両面印刷の仕方も知らない状態から私が教えたんですから・・・。
それこそPCがあてがわれてない私がExcelだけでなく、WEBスキルも動画作成スキルも持って入っていて、既存の事務員がそうしたスキル持ってないんです。
でもスキル有っても男性というだけで割と事務職は敬遠されることは多いんですね。

今もリクナビで私に営業事務のオファーありますけど、でも「実際に応募したら落とすよね?」と言う展開は読めているので、応募もしてません。

💷確かに収入は男性の方が高いのだが・・・

まぁツイッター等でも言われる通り、賃金については男女格差があり、女性の方が賃金が低いのは事実です。
それは統計を見れば一目瞭然となっています。

日経ウーマンの示した表は厳密には「業種別」であって「職種別」では無いのですが、同一業界で見た場合における賃金格差は顕著です。
尤も、職種別賃金格差って存外、簡単には手に入らないですね。
どの業種でも職種は複数に分かれるため、業種別賃金格差=同じ仕事をしているのに賃金が違う・・・ということにはなりません。

実際問題として、男女で役割を分断している企業の方が多く、経済産業研究所のグラフを見る限り「少数の男が多数の女を従える」ような図に見えます(視覚的には)

言うなれば「同じ業種内でも男女のやってる仕事が違うために賃金格差が生まれている」とも見えます。
取り分け昇進・昇格圧力は比較的男性がよく受けますから、昇進・昇格を考慮すると必然的に男性の賃金が高くなりがちです(ただし現代は管理職が職位・職務に見合った報酬を貰えているかという問題がある)

🏦職種選択の自由度は女性の方が上

その一方で、職種選択の自由度は女性の方が高いと考えています。
確かに昔なんかは男性しか就けないような職業も多数ありました。
例えば下記の職業なんかは、リーマンショック以前まではほぼ女性が断られてきた仕事ではないでしょうか。

・タクシー運転手
・トラック運転手
・建設業界の職人や現場監督
・警備員
・自動車整備士

私の母親は元大型トラックドライバーですが、確かに私が幼少期の頃は女性というだけで敬遠されることは割とあったそうです。
まぁ元ヤンだったことが強みだったので、ドライバーになれた部分はあるかもしれません。

じゃあ今これ等の職業が男性就けないかと言えば、そういうことも無いと思います。
大手ゼネコンやサブコンで女性の現場監督見ることがありましたし、タクシーやバスの運転手でも女性は珍しくは無くなりつつあります。
これは人手不足過ぎて企業が選り好みできなくなってきた事情もあります。

グラフは正直です。
不人気職種についていえば男女で極端な差はありません
そのため、かつて男性の仕事とされてきた仕事も女性が進出しやすくなってきた面があるわけです。

一方で(暗黙の了解・社会通念上の理由で)女性しか就けない仕事も多くあります。

・一般事務/営業事務
・保育士
・看護師
・アテンダント
・コンパニオン
・歯科衛生士

保育士は社会通念的に見て女性が妥当と思われる職業ですし、看護師や歯科衛生士もほぼ女性、アテンダントもフライトアテンダントやグリーンアテンダントなど、基本は女性ですね。もっと言うと、アテンダントの仕事は「美女に限る」という不文律がありますが・・・。

で、中でも一般事務や営業事務は薄給でも大変人気があるため女性の平均賃金を下げる因子の一つにはなります。

まぁ・・・ASDなんかだとドライバーやら営業職やらには不適正なものが多いです。
一気に職業選択の自由度が下がります。

主観ですが、女性のASDが男性に比べて発覚し辛いのは、職種選択の自由性って言う部分も絡むと思うんですよね。
「管理職は男性が多いでしょ」と言われても、管理職は職種と言うより役職(地位)なので。

ただ、こうしたことはツイッターで言うと、意識の高い政治アカウントの人からボロカ・・・激しいご指摘を受けます。
もうそういうことで議論を吹っ掛けられても140文字では到底足りる筈なく「岸田政権になってから大きな政治不満が無いので政治垢は(思想の左右問わず)あまり関わりたくない」と言うのが率直な感情です。

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