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正直PCは健常者の方がやる気ない:中高年は特に

菅内閣では新たにデジタル庁というものが発足され、内閣としては「誰一人取り残さないデジタル社会」というものを掲げています。
これが職場で笑いの種になっていたのでして、そらもう「ガースーは共産主義だったんかw」と、寧ろ「この期に及んでデジタルの波に乗っかれない奴なんか捨て置けよ」と評判です。
正直なところ私自身、これだけ皆がスマホを持つようになった時代でまで、未だデジタルについていけないという人間は捨て置くべきだという意見に同意です。
これ、かつて私と絡んでたツイッター政治アカウントの人に読まれたら絶対怒られそうなことなんだけど、私は「誰一人置いてけぼりにしない!」的な発想より「ついて来れない奴は捨て置け!」的な切り捨ての発想の方が好きです。
だって仕方がない。やる気のない人にどんだけ救済策を用意したって無駄なんですから。
そんな私でも、障がい者向けのパソコン教室のボランティアをやらせて貰う機会がありました。今でも機会があればまたやりたいですね、障がい者向けのパソコン教室は。
で、PC教室で具体的に何をしていたのかというと、基本的には生徒の見守りです。課題は運営側が用意するのですが、講師役は具体的に何かを教えたり指示するというものではなく、生徒の自律的な学習をサポートすることだったのです。

🚀障がい者に比べた中年健常者のやる気のNASA

実は今の常駐先に就いてからも、常駐先の従業者向けにPC講座をやりたいと提案したことはあるんですよ。
私なんかはZOHOを個人で使ってますし、西多摩なんて言ったら渋谷のベンチャー企業と違い、Slackなんてまず浸透してません。
ZOHOはOffice365のようなSaas型サービスであり、なんと無料から使うことができるのが特徴です。
実は客先常駐という立場情、Saasが浸透するのは所属企業にとってノーサンキューなことだったりするんですが、エンジニア抱え込めない企業は極力Saasを使った方が良いというのが私の見解であり、個人的なボランティアとして休日返上でやる分には良いだろうと思っていたのです。
が、まぁ若い男性社員の人なんかは興味を示してくれるんですが、40代以上になると反応悪いですね。特に女性は露骨に嫌がります。体感ベースで申し訳ないんですが、パソコンというものに忌避感を抱くのは、中年層以上の女性には特に多く見られます。
一方、振り返ってみると障がい者の方が、やる気あるんですよね。正直言って。
彼らは与えられた課題を時間以内にこなそうと頑張っていましたし、誰が強制するまでもなく自発的に課題に取り組みます。彼らの多くが知的障がい者でしたが、中には資格を取って就職を果たした人もいます。
反面、下手な健常者の方が、向学心は割とストップしてしまうんですよね。
特に中高年者の場合は「今までこれでやってこれたんだ!⇨だからこれからも今まで通りでやっていけるんだ!」という論理を持ってくるため、こうなると見捨てるしかないんですよね。

🏫小学生はプログラミング始めてるけど大丈夫❔

「今までOKだったもの」が「これからもOKである」などということはありません。現に小学生はプログラミング教育が始まってるわけで、15年後に彼らは若者として働き始めます
その頃は私も50代ですが、果たして彼らから見た「新しいシステムに理解を示そうとしない中高年」はどう映るでしょうか。考えればすぐ答えが出るでしょう。
当然、そんな若者にとって老害化したアナログオヤジの言うことを聞く理由はありません。それが15年後の若者が我々に下す評価だと覚悟しなければならないのです。
とは言ったものの、割と日本、危ない状況になってきました。
平均年齢が48歳で世界最高齢になってしまったのですから。

デジタルトランスフォーメーションがしきりに唱えられる時代となりましたが、どうも私は日本人だけでデジトラをやれる気がしません。実際、身の回りで聴く話も結局のところICTでの業務効率化だのITセキュリティだので殆ど進歩してないのです。ただでさえ日本に先進事例が殆ど無いのに、日本人の変化嫌いも加わるため、日本人の手だけでDXをやるなんて無理ゲーなんですよ。
本気でDXやりたいって言う大企業の役員なんか見た日には「シリコンバレーか深圳行って人材スカウトするべきです!」って言うでしょうね。
いやぁ、でもなんだろう、PC教室で学んでた障がい者と、ごく一般の健常者を比べること自体がナンセンスかもしれませんが、健常者の方が年齢に比例してプライドも肥大化しやすいのかもしれず、それに伴って新たなことを学ぶ苦痛は増すのかもしれませんね。
「俺には必要ない!」
「今までこれでやってこれたのよ!」
そうこうしてる内に日本の平均年齢48歳。
このまま「イママデドオリ、ゲンコウドオリ」に踊り狂ってたら日本、沈むんじゃないかな・・・。

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