🖥孔明の罠より怖いゲイツの気まぐれ🖥

いよいよ長く続いてきたIEの歴史に終止符を打つべき時が来ました。
IEのサポートは終了し、これからはChromiumの時代になる。
ただし、時代の変革に犠牲は付き物です。
やはりまだまだ企業にはIEでしか動かないアプリが多いようですね。
するとある種のトラブルが起こるんですよ。

[IEアンインストールしたけどEdgeのIEモードってどう使うの?｣
｢うん、取り合えずOS初期化(マスタ入れ直し)から始めよう｣

EdgeのIEモードって言うのはEdgeを使ってIEを起動することです。
よってIEをアンインストールすると、EdgeのIEモードは使えません。
「余計なことしやがって」と言いながらＯＳ再インストールに励む人もいるでしょう。ちなみにＷｉｎ１１も基本的な仕組みは変わりません。裏ではちゃんとIEは生きているのです。

💻Win10は最後のWindowsという約束だった

Win11と言えば、そもそもWin10は最後のWindowsという約束でした。
ところがWin10は最後のWindowsなる約束は破られWin11が出ました。
Ｗｉｎ１１の良い所はＡｎｄｒｏｉｄアプリを入れられるようになる（らしい）ことです。
個人ユーザーとしては、これまでＡｎｄｒｏｉｄタブレットとＷｉｎＰＣで持っていたところをＷｉｎタブで一本化できる（かもしれない）というところが良い所でしょう。Ｗｉｎタブでデレステや駅メモが出来るかは怪しいところですが・・・。
しかし、企業ユーザーとすれば別に有難くもなんともないでしょう。
極論ながら企業ユーザーにとって最も理想だったのは、ＸＰが永遠に続くことだったかも知れません（ちなみに私はＸＰが一番苦手なＯＳだった）
ＸＰサポート終了でＷｉｎ７へ切り替えたら、Ｗｉｎ１０へは直ぐに切り替えが必要になった。今度はずっと１０を使い続けられると思った矢先に１１なので、大阪万博の前にはＯＳの切り替えを完了していないといけないわけですね。

🗾ゲイツの気まぐれに奔走される日本

少なくとも大半の個人ユーザーはIEが終了しても困らないでしょう。
今やブラウザはChromeベースが主流であり、Tridentは廃れたのです。
しかし、企業ユーザーはそうもいきません。未だにＩＥでしか動作しないシステムが少なからずあるからです。
お役所のIE好きは有名ですが、お役所以外でもIEな企業は割とあります。
それでも一応、お役所がIEを好む背景は下記記事でわかりました。

この辺、私も書いたことあるプログラムはＰＨＰの簡単なコードしか無いんで技術的背景はよくわからんのですが、まぁそういうことらしいです。
ただまぁ、ブラウザは以前から多様化していたわけで、主要ブラウザくらいは一通り対応できる仕様をデベロッパーには考えて欲しいところです。

金融機関もそうなんですが、日本は古いシステムを好む傾向があり、こうなるとゲイツの気まぐれに奔走されます。
ＸＰをしぶとく使い続け、重い腰を上げて７に変え、そうした矢先に１０への転換を迫られる。そして今、脱ＩＥに向けて焦るというわけです。

💻Macでも仕事出来る業務設計が必要では？

ＷｉｎｄｏｗｓはＯＳアップグレードをする度に画面構成が変わってしまいます。ＲＰＡなんかも当然シナリオ組み直しが必要になったりしますから、結構面倒ですよね。
一方、ＭａｃはＯＳアップグレードしても基本の画面構成は変わらないのです。３年に１回はアップグレードしないといけない点で、ＷｉｎｄｏｗｓよりＯＳサイクルは短いのですが、実は何だかんだで１台の端末を長く使えたりします。

私のＭａｃＢｏｏｋＡｉｒ２０１３も何だかんだで今の最新ＯＳに対応できたので、Ｍａｃは安定性があります（ただ動作保証はされてる端末ではなかったのですが・・・）

こうして日本企業がゲイツの気まぐれに振り回されるの見てると、つい「もうＭａｃに変えちゃいましょうよ」と言いたくなってしまうのです。
ただクラウド化が進んだことで、Ｍａｃでも業務を回せる環境ってのは、作れなくもない気はするんですよね。浅はかな考えだけど。

別にＡｐｐｌｅ信者というわけではないですが、こうしてゲイツの気まぐれに奔走される日本企業を見てると、ゲイツの気まぐれは孔明の罠より遥かに恐ろしく感じますね。避けようがないんで・・・。
ＩＥのサポート終了は日本時間では１６日になるようですが、まぁ今日はＩＥサポート最後の日です。
ただし、気を付けないといけないのはＩＥへレクイエムを送るのはまだ先だということです。
ＩＥモードを使う企業は絶対にＩＥのアンインストールはしないで下さい。
ＩＥは外から取ってこれないので、冗談抜きでＯＳ再インストールの手間が発生します。
ＩＥモードはＥｄｇｅを使ってＩＥを起動する行為だと言うことだけは覚えておいてください。