🌸残念ながら営業部に配属された新会社人の貴方へ🌸

今年は４月１日がちょうど月曜日ということで、今日から入社式の会社もあるかも知れませんし、そうじゃない会社もあるかも知れません。
桜が咲いて新しいことが始まる予感を告げるこんな季節に、私は営業職として戦力外通告を言い渡されたところですが、ともあれ３か月間の中で７社の新規取引をいただくことができました。

営業職、正直のところ皆やりたくないですよね？
総合職として会社に入社された皆さんは恐らく最初の１～２か月くらい研修をやって、研修が終わったら実際に現場に配属されると思います。
ＩＴ企業なんかだと営業職と開発職で研修期間が変わったりしますが、間違いなく営業職には大変なことが待っています。

それでも２０代前半までに営業職を経験しておくことは、後の人生にはプラスになると思いますから、どうか悲観せず１年目は過ごしてください。
今回は私が何故いま営業職になったのかという経緯を含め、何を見据えて営業職として生きれば良いのかを書きたいと思います。

👔フリーランスになることを見据えた人生戦略

いかんせん営業職は人気がありませんので、できれば避けたい人の方が多いと思います。
それでも営業職を経験しておくことの良い点は生き抜く力を身に着けられるということです。

私が営業職になったのも「いざフリーランスとして生きなアカンくなったら結局営業せなアカン」ということが動機です。
例えばＩＴエンジニアの世界はフリーランス化の動きは活発ですが、とは言え大半がレバテックなどを通して下請け仕事の案件を貰い、実質的に会社員とあまり違わない働き方をしていることが多いのです。

営業力が無い場合、いくら技術力があっても自分で顧客（案件）を取りに行く力が無いため、結局会社員と同じ働き方を継続しなければならなくなるのですね（その割に社会保障が無くて確定申告が必要）
なので、もしこの先の人生設計で独立願望がある場合、営業職は経験しておいた方が独立後のイメージも描きやすくなるでしょう。

💸ぶっちゃけ20代は1年目が売れなくても許される

営業職を２０代に経験しておくことの利点として、１年目はそんなに売れなくても許されるって言う部分があります。
特に新卒はこの傾向は高いのではないかと思います。
前社で営業部のやっていることが目に見えてましたが、中堅以上の企業なら２０代の１年目新人というのは、基本的に多目に見てもらえます。

逆に３０代以上で営業職になると、例え未経験からでもノルマの追われたり「ルート営業」で入ったハズなのに新規開拓ばかりさせられては「数字が悪い」と突かれます。

あと２０代前半って言うのは「大人の常識ﾙｰﾙ」をまだまだ知らないことがプラスになります。
基本的いきなり１人で営業に出さされることは無く、新卒１年目は上司同行期間も長くとるでしょうから、１年目からいきなりバリバリ成果出すということは、あまり想定されていないと思います。

👓自分の顧客を持つと仕事の見方が変わる

次に２０代の時に営業職をやっておくと良いこととして、自分の顧客を持っておくと仕事に対するものの見方が変わるってことです。
それこそフリーランスにもなれば自分で獲得した顧客を自分で対応する（責任持つ）のですが、自分で顧客を獲得するという経験を持つことで「人間関係壊さんために丁寧な仕事をしよう」と思えるでしょう。

そうした視点を持つことができれば、他の職種に転職したとしても役には立ちます。
勿論多くの企業では売る人（営業）と作る人（製造・開発）は別ですが、自分で新規獲得をしてみる経験を持てば他の職種に行っても営業未経験の人とは違った視点を持てるでしょう。

まぁ零細企業に営業職として行った私なんかは、会長から戦力外通告を出されたタイミングでＩＴ企業からスカウトが来たりして、またＩＴ業界戻ろうかと悩んだりしてますが、飛び込み営業で７社の取引先を作りましたので新規獲得力は付いたかなと思ってます。

最初のキャリアを営業職で始めた皆さんが営業職の「楽しみを見つけられるのか、或いは辛いことしか感じられないのかは努力と運と周りの環境次第かと思いますが、若いからこそ許されることが多くありますから、あまり気負わず最初の２～３年くらいやってみる気でやってみるのが良いのではないかと思いますよ。