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「俺は動画クリエイターに‥なる!!」…いやぁオススメしないよぉ?

ふた昔前は素人向けの金稼ぎ高額塾として、情報系アフィリエイターの高額塾が流行っておりました。
やっぱり労働って苦痛ですからね、早く自由になりたくてアフィリエイトを始めるも、この界隈は市場が飽和状態なんで、実際にアフィリエイトで生計を立てられる人なんざトップの1%くらいです(それ以下かも知れない)

んで、時代が経過して一昔前はプログラミングのスクールが台頭してきました。
これは恐らく「アフィカス」なんて言葉が出るようになってから「アフィリエイターよりはエンジニアの方がカッコいい!」ということから広まったことかなと思います。
実は受講者の根本の発想は変わってなくて、自由な働き方をしたいという点は共通していると言えるでしょう。

ところがプログラミングスクールはプログラミングスクールで、大半は卒業後に行く先はSESと言うのがわかってきたのか、今はあまり隆盛を極めている感じはありません。
Youtube広告で見かけなくなりましたもんね。

代わりにYoutubeで頻繁に流れる広告は動画クリエイターになるためのスクールになりました。
これも受講者の自由な働き方を求めるという発想は変わらないと思うので、敢えて「やめておけ」と言っておきます。


🎬オススメしない3つの理由

ぶっちゃけ素人が動画クリエイターになるためのスクールいくくらいなら、プログラミングスクールの方がまだマシです。
そのオススメしない理由を敢えて3つ挙げるなら以下3つです。

⓵基本的にリテイクが多い
⓶孤独なのでメンタルがクる
⓷当たり前だが自由な働き方なんか手に入らない

こんなところですかね。
まぁぶっちゃけSESのがマシですよ。
働き方としてはね・・・。

📹基本的にリテイク(やり直し)が多い

動画編集の仕事はいわゆる映像系の会社に入って専業で行うのと、フリーランスで仕事を受注するスタイル、或いは営業や広報、総務など「通常業務をこなしながら自社の動画の仕事をする」というスタイルがあります。

恐らく大半の人がイメージするのは映像系の会社に就職するか、フリーランスかの2択かと思いますが、中小企業なんかだと、採用とか販促で使う動画を自社で作成することがあります。
どのスタイルで働くにしろ、動画制作の仕事をすると、基本的にリテイクが多いです。はい。

プログラムの仕事なんかだと、最初はシステムの要求定義をし、要件定義を行った後にコーディングに入りますが、動画制作はシステム開発みたいに要件が固まっていることの方が稀です。
それだけに作ってみないとわからないことが多く、その割に要求は無茶な要求をされやすいです。
結果、余程腕利きでもないと、やり直しが多くなります。

🏥孤独なのでメンタルにクる…

次に動画編集の仕事は基本的に孤独であるということです。
まぁ映像系の会社に入る場合はディレクターなどもいるでしょうが、この業界は癖の強い人が多いと聞いてますので、どちらにせよ人間関係は大変でしょうね。

それ以外のケースでは基本的に動画編集の仕事は孤独です。
孤独な上にリテイクが多いので、メンタルにキます。敢えてカタカナで書きました。メンタルにクるのです。

プログラミングなんかだとチームで仕事してることが殆どですし(1人で大きなシステムなんか作れないので)案外困った時に助けてくれる人はいるものです。
ところが動画編集はマジでいないんですよね、相談相手が。
必然的に労働時間も長くなりやすいです。
実際問題として、3分の動画作るために掛かる時間が6時間とか、全然あり得ます。

単純に作業が孤独なだけなら良いのですが、納品先は動画編集の大変さなんて理解してない人が殆ど
リテイクは多いし、指摘ばかりされる割に褒められたり感謝されたりすることが少ない上に孤独なので、メンタルやられます。
プログラミングと比べると「出来てスゲェ」的な反応がないんですよね。
「これくらい直ぐできるでしょ?」的な感覚で掛かられることが殆どだということです。
これがお勧めしない2つ目の理由です。
マジでSESの方がもう少し楽に生きられます

🛬自由な働き方なんて手に入らない

最後に自由な働き方ですが、これも手に入らないですよ。
恐らくYoutuber目指して動画スキル身に着ける人もいると思います。
でもYoutuberって本業で専門領域ないと稼げないんですよ。
ヒカキンは先駆者特権があったからこそ、これと言った専門スキルがなくても良かったのですが、後発の人間は「何かしらの専門スキル」があることが殆どで動画スキルはあくまで「ついで」なのです。

なので動画スキルを身に着けたとして、それだけでは自由な働き方なんて全く近付かないです。
実際、仕事で動画編集やって実感しましたもん。
「私にYoutuberは向かない」と。
もちろん動画編集スキルは有って損するものではないですが、決して成功への近道ではないと思います。

こうした3要素から、動画編集のスクールに通ってまで動画スキルを身に着けるの、オススメし辛いんですよね。
なので孤独で地道で忍耐強さを求められる環境に耐えられる人でもないと、ツラいということだけは、言っておこうと思います。

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センチュリー・大橋
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