見出し画像

そら若者が納得して自粛するわけ無い🚄

1月は8ー11日を京都へ疎開していたものの、今日から再び仕事です。
僕は立川で乗り換えて秋川という駅で降りて職場に向かうわけですが、まぁ西多摩はホント寒い寒い・・・。
最低気温は京都よりも、あきる野の方が下なんですよね。まぁツキノワグマが出るくらいには田舎な町ですからね、あきる野。立川までの中都会的な景色も嘘のように静かになります。
それでも立川駅の中央線上りホームを見ると、ホントに緊急事態宣言が出ても人が減らないなァと感じます。中には咳してる人間もいるので、満員電車は間違いなくウイルス媒介ツールにはなっているでしょうね。
都営大江戸線では運転士38人が感染して運行に支障が出てしまっていたのですから、それ即ち大江戸線は感染者が多く乗車していることになります
まぁわかってても会社人は出勤の自粛はできないんですよね。
飲食店や観光業界は行政ぐるみでイジメられる反面、会社人の出勤だけはお咎め無し。生活のためで許されるので、通勤の時だけ「さも緊急事態宣言など無かった」かのように続行されてるわけです。
英国からの変異株が持ち込まれたことで騒ぎになってますが、騒いだところで通勤を辞めることができないのなら、騒がない方が良いんじゃないかと思いますね。
で、京都にいる間に見たニュースとして「渋谷は若者でいっぱい!」なんて記事を見たのですが、方や京都は空いていて、とりわけ嵐山は閑古鳥が鳴く状態。正直いたたまれない気持ちになりますね・・・。

🏙じゃあ何で若者は「いつも通り」に渋谷へ出たのか

一口に渋谷へ出た若者が多いと言っても、個々人の考え方はかなり異なるのではないかと思います。
❶身の回りに感染者がいない(判明してない)から実感がわかない
❷通勤はいつも通り続けられてたので休日だけ自粛する理由がない
❸感染リスクを受け入れた上で「いつも通りに生きる」ことを選んだ
❹経済が委縮する方がより深刻な事態になっているから自粛しないことにした
思いつく限りだとこんな感じになります。まだ他にあるかもしれません。
まぁ渋谷に限らず、京都でも河原町近辺は普通に人が沢山いたんですよね。恐らくこれから京阪神でも緊急事態宣言は出ると思いますが、条件を首都圏と同じものにした場合、河原町の光景はあまり変化しないんじゃないか(少なくとも若者の外出はあまり減らない)と見積もってます。

📖力士と違って会社人は法律に守られてるのだが

琴貫鐵がコロナ感染を避けるため、試合の欠場をお願いしたら引退を迫られたという事件が話題になりましたね。
琴貫鐵は重症化リスクのある人に該当するため、感染を避けるために欠場を申し出るというのは至極全うな主張です。
「試合に出る気ないなら引退しろ!」
と迫られて引退した琴貫鐵は、相撲協会と良く戦ったと言えるのではないでしょうか。
力士は労働者ではないので、労働関連法で守られてるわけではありません。よって相撲協会の圧力はかなり堪えるものがあったでしょう。
一方、力士とは違い、会社人は労働基本法、労働契約法、労働衛生法と言った法律に守られてるんですけどね。まぁそれでも会社と戦うような人間などいるはずもなく、感染したくないと言いながら出勤していく姿は情けないものがありますね。

まぁ日本である意味いちばん失われたのは共助です。
自助・共助・公助と言いますが、小泉政権以来すっかり定着した自己責任論によって、自助は概ね定着したと言えるでしょう。
公助についても削られているとは言え、一応機能はしています。
じゃあ共助は?
って言うと、これはもう機能してないですね。
通常、労働者は個人で会社と戦うのは困難であるわけですから、労働組合というものがあるのです。労働組合があることによって団体交渉というのが出来るようになりますから、本当は入った方が良いんですけどね。
この労組も入る人が少なくなったというか、なんというか。
「労組に入るのが馬鹿馬鹿しい」なんて風潮すらあって、共助っちゅうモンがすっかり無くなってきてますね。加えて会社の方針に異を唱えようとすると、実は同僚やお局と戦わなくちゃいけなかったりもして、まぁ面倒と言えば面倒ですよね。

🏢出勤制限されないなら休日自粛に賛同するわけない

さて、上に挙げた❶~❹の理由も最後はこの一言に尽きる。
「会社側が出勤を通常通り行わせるなら休日自粛させられる言われはない」
うん、だって意味あります?
因みに私の常駐先企業、8日に緊急事態宣言を受けた今後の方針を会議してたみたいですが、出した結論は「感染拡大なんて気にするな」でしたから。
今朝出勤してたスーツ姿の叔父さんの会社って、似た結論出してたんじゃないですかね。
凄いでしょ、どんだけマスコミや都知事が感染拡大・過去最大と騒いでも、会社側は「そんなの関係ねぇ」と言えば全員出勤させられるということに。
私なんか外部ベンダーとしてはそれで助かるんですけどね。人月単価だし。

💴雇用が無くなって辛い目見るのは若者だし?

嵐山とか清水・祇園エリアじゃ人力車走ってますけど、全体的に若い人が多いのよね、就業者。
お土産屋さんで店頭に立つ人や、居酒屋で働いてる人間も若い人が多い感じがする。まぁこれは主観なので、40代50代の就業者も多いだろうけど、自粛されることによって大きなダメージ受けるの、こうした若い世代なのよね。
感染拡大でダメージが大きいのは高齢層だけど、経済委縮で泣きを見るのは若い世代。もちろん若者がそうした若者同士の連帯感的な意識があるのかはわからないけど、コロナ以前から若者と高齢者って分断されてましたから。
コロナは若者と高齢者の分断ってのも可視化されたんじゃないかしら?
現在のところコロナは若者は重症化し辛い状態ですし、マスコミは英国株が持ち込まれたってことで大騒ぎしてるけど、それが企業は「そんなの関係ねぇ」ってポーズなら、そら若者は自粛しませんね。
ま、言うて私も自粛してないし、法で強制されるか感染しない限り、今後も自粛はしませんけどね。

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。