🌟「ヘラったら閉めます」に学ぶこと🌟

「ヘラったら閉めます」という看板

　新開店した店の看板に「ヘラったら閉めます」という文言があった。ライトなメンヘラ宣言に感心した。

「ヘラる」とは

　「ヘラる」とはもちろん「メンヘラ」からきている。「メンヘラ」が精神的に病んでいるという、ネットスラングだから、「ヘラる」は病むことを意味する。

病むという予防宣言

　この文言はつまり、精神的に追い詰められたら閉店します、という意味である。新規開店したてなのに、閉店することを予め周知しているのである。私はこれから病むかもしれないという予防線を張っておくのだ。変な期待をされなくて済むのだ。
　わたしは、この会の運営にしろ就活にしろ、完璧主義を求めがちである。完璧になってからのものを他人に提供しないといけないと考えてしまう。でもそんなことは誰にだって無理なのだ。
　だからもう、ここの店主みたいに、病んだら辞めます、って周囲に堂々と宣言してしまう方が楽なのかもしれない。

応用

　　「ヘラったら閉めます」を応用してみよう。

• 就学が不安なら、「ヘラったら中退します」。

• 就職が不安なら、「ヘラったら退職します」。

• 居場所に通うのが不安なら、「ヘラったら帰ります」。
  
  って宣言できたらどれだけハードルが下がることだろうか。

　就学を例にもっと踏み込むと、「ヘラったら早退・遅刻・欠席・学業不振・対人関係構築不可、最後は無断で消える可能性あり、になります」ということである。

　そんな周囲の期待から遠ざけるための予防宣言が「ヘラったら閉めます」のライトな文言に込められているのではないか。

　ライトに活用していこうではないか。