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イエス様が今日も与えて下さっている

20210823マルコ0630


「これから世界中の人、みんなが一緒に食事をするから、あなたはその準備をしてください。」
もしそう言われたら、あなただったら、どうする?何を考える?
世界中の人って、いったい何人(なんにん)なんだろう。何を食べたらいいのかな。どうやって準備しよう。みんながおなか一杯になるには、どのくらいの食糧が必要なのかな。食べられないものがある人もいる。
やる気になったらそういうことも考えるかもしれないけど、まず思うのは「無理だよ!」ということかもしれない。色々考えた後にも、結局「無理だよ!」と思うかも。

今日の聖書を読むと、イエス様から「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」と言われたお弟子さんたちも、びっくり仰天しました。イエス様のお話を聞こうと集まっている人たちは、数え切れないほど多く、男だけで五千人いました。「わたしたちが二百デナリオン(当時の200日分の賃金、今だったら200万円くらい?)ものパンを買ってきて、みんなに食べさせるのですか。」
そんなお金もないし、私たちがしなければいけないことなのか?お弟子さんたちはそう思ったかもしれません。
イエス様に言われて確認すると、今持っている食糧はパン5つと魚が2匹。これではとても足りない、明白です。
でもイエス様はお弟子さんたちに、集まっている群衆を100人や50人のグループにして草原に座らせるように言われました。お弟子さんたちはイエス様のお言葉に従って動きます。とても足りる食べ物は無いのに、イエス様はどうするおつもりなのか…

イエス様は天を仰いで賛美の祈りをし、パンを裂いてお弟子さんたちに渡しては配らせ、魚も同じようにされました。イエス様から渡されたパンと魚を人々に分けていきます。不思議なことに、5つのパンと2匹の魚が、5千人以上の人たちにいきわたりました。しかも、みんな食べて満腹した、そのように書かれています。そしてパンの屑と魚の残りを集めると、十二の籠にいっぱいになりました。とても不思議なことです。

イエス様は、イエス様のおられるところ、神の国では、イエス様がお与えくださる恵みによって、みんなが「満たされる」ということを教えてくださいました。「満たされる」っていうのは、食べ物を食べておなかがいっぱいになって、私たちの身体が元気でいるだけじゃなくて、私たちの心にも栄養をくださって、心も元気でいることができる、ということです。イエス様が与えて下さる恵みは、私たちに「足りない」ということはありません。イエス様から与えられる恵みによって、わたしたちは生かされています。
人間が「足りない」「どうしたら」と心配するような次元を、はるかに超えた神様の恵みの大きさが、私たちには分からないかもしれないけど、私たちは、私たちのために十字架にまでかかってくださるイエス様が、今日も私たちに恵みをお与えくださっていることを信じて生きたいと思うのです。
さてイエス様がお与えくださる恵みとは、なんでしょうか?
考えてみてください。

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祈り
天の父なる神様、私たちに御言葉をお与え下さり、感謝いたします。
感染症によって色々と難しいこと、悲しいこと、我慢しなければならないことがあります。そのような中で、私たちはつい、足りないもの、なくしてしまったものにばかり気持ちが向いてしまいます。
でも、足りないものを数えるのではなく、与えられている恵みを数えて、感謝することを忘れないようにさせてください。私たちに必要なものは、神さまが与えて下さるということを信じ、感謝します。
苦しんでいる人、困難の中にいる人に、必要な助けが与えられますように。癒し、慰め、励ましが与えられますように。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン

(センター北教会 Rさん メッセージありがとうございました💛)