もやもやしたこと2021秋

30を過ぎて数年。すっかり人間が丸くなって、人に腹を立てることも何かに悩んで止むことも少なくなってきました。

しかしながら、根が真面目だからなのか、はたまた発達障害だからなのか、人の発言に目くじら立てて「それはおかしいですよね」と言ってしまいたくなる(ほとんどの場合言ってしまっている)ことが多くて、ささやかにぐったりしています。

【もやもや①】不妊治療について

今年に入って人工授精をはじめ、3回失敗。その後子宮内膜ポリープが見つかり手術して、今ターンから人工授精再開。今期は仕事でイレギュラーが増えたためどうしても卵胞のチェックとホルモンの注射のために通院するタイミングが取れず、排卵予定日10日前の受診から1週間空いたあとに急に排卵陽性→人工授精という運びに。夫の予定と私の予定が合わない日だったら今回は見送らなければならなかったので、そこに関してはちょっとほっとした。

しかし、卵が3つ同時に育ってしまい、ポリープ除去して子宮内の環境もよくなったとなると、多胎になる可能性が高いとのこと。

主治医から「こういう危険性があるから、次からあまり間を空けての受診はやめてね」と一言。

理屈はわかります。でも、仕事の調整ができないから受診できなかった。

わたしは1か月前から予定を調整して代任を立てないと休めない仕事で、手術入院のときもかなり苦労しました。この秋からは不妊治療にきちんと取り組むために仕事量も減らしました。それでもだめなんですか。何とかなりませんか。少なくとも「やめてね」って、遊んでて通院サボったわけでもないのに。

フリーランスだから産休育休の期間は無収入になります。この仕事が好きでそうしているわけだけど、だからこそ今仕事セーブしつつも頑張ってお金を貯めているのに、どうすればいいんですか。

というか、急な体調不良ならともかく、「今日、卵が育ってるんです」「今日、排卵したんです」で遅刻したり休めたりする人ってどのくらいいるんでしょうか。素直に知りたい。有休が使えるお仕事だったら理由を明らかにしなくてもいいから、そういう使い方してるのかな。


【もやもや②】職業観について

①でも話題に出しましたが、わたしはフリーランスであちこちで講師をしています。外国人に日本語を教えたり、日本語教師養成講座で教師養成の実技授業の講師をしたり。

養成講座には老若男女色々な人が受講にこられます。

教育関係の資格ということで、教育業界出身の方の割合がそこそこいます。特に国語や英語の担当をされていた方。そして一様に「自分たちが長年やってきた方法とは全然違う」と戸惑われます。当たり前です。母語による通訳を介さずに外国語を教える方法ですから。

トライアンドエラーはどんどんしていただいて構いません。養成講座は既存の常識や価値観を見つめ直す場ですから、失敗から色々学んでいただきたいと思っています。

ただ、どうしても自分が学ぶ(というか習う)立場になると、受講の姿勢があまりよろしくないという人もちらほら。

「(家庭の事情で)模擬授業の担当箇所は簡単なところでお願いします」

「(休日は大切な用事があったから)今日の授業の準備があまりできませんでした」

「(無連絡で午後の授業に遅刻してきて)昼食に注文したものがなかなか出てこなかったんです」

わたしより何十年も長く教育のお仕事をなさっているけれど、自分の教え子が同じ言い訳をしたときに許容するんでしょうか。お金を取って人に教えるときに同じ言い訳をするんでしょうか。甚だ疑問です。

別の人が授業や話をしているときに居眠りしたり、模擬授業の分析ポイントや注意事項などをクラス全体に伝えても聞いていなくてあとから重複するクレームを入れてくる人も大体決まっています。

本当はギッチギチに詰めたい(発想がチンピラ。笑)んですが、真面目に受講されている他の方がまっとうな質問を発しづらくなるのが嫌で、ニコニコヘラヘラしています。ああもどかしい。

私の心の狭さは京長屋の入り口のよう。うなぎでも飼うたらよろしおすになあ。

いい感じに吐き出せたし、なんか上手いこと言えたような気もしないでもないので、またお仕事に戻ります。

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