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免罪ポテトと改めて麦酒

他人か何からいち単語、適当なテーマをもらって20分で思いついた文章を書く遊びをしています。

今日のテーマは「ポテチ」。

ポテチやポテトフライが嫌いな酔った女はいない。

と、酔った女の友人が言っていた。わかる。

具体的にどこがわかるポイントなのかといえば、「女」ではなく、「酔った女」である点じゃないだろうか。

女は、ポテチを食べない。ポテトフライも。なぜか。簡単、太るからだ。あんなものは炭水化物と油の塊。罪悪感を食べているようなものだ。シラフで喰らう罪悪感は美味いか? 否。美味いはずがない。クソデカ主語だと罵るがいいさ!もう一度言う!女はポテチを食わん!

しかし酔っているとなれば話は別だ。今日は飲むぞと思って来ている。飲むぞと思ってきている日は、食うぞと思って来ている日と同義だ。酒の力もあって、何でもできる気がしてくる。ポテチだって食べたい。

ただこれの難しいところは、まだ酔っていない正常な頭ではポテトを食べるのに未だいささかの抵抗がある点だ。ポテト…脂質…いいのかな…という気持ちがちょっとだけある。飲み会序盤にポテトは厳しい。

じゃあ飲み会終盤でのポテトが最適かといえば。そうとも言い切れない。だって結局ポテトがいちばん合うのって麦酒だから!最後までずっと麦酒を飲み続けられる人って少ないから!!

本当は最初に麦酒とポテトが最良のはずなのに、それが正解とは限らないとは限らない。でも3軒目でウィスキー飲んでるときにポテト出されてもちがうだろってなる。詰みだ。詰まりやすい。ポテトだけに。

有名な和食店のオーナーが、「本当はセオリーと異なるけど、僕のお店ではコースの2番目に揚げ物を出します。だって1杯目の麦酒がまだあるときに出てきてほしいじゃないですか」と言っていた。同じ話だ正しすぎる。


となればどうしようかと思うが、こちらとしては「あらためて麦酒」をソリューションとして提案したい。そのお店の終盤のオーダーとして、もう1回麦酒を頼む。そのときにポテチなりポテトフライなりも一緒に頼めばいいのだ。中盤は好きなものを飲め。

とりあえず麦酒の対として、あらためて麦酒を飲もう。そんで酔いに任せてポテトを食べればいい。2軒目も3軒目もポテトを食べればいいじゃないか。

ちなみにセメントはずっと麦酒でも大丈夫な人だし、ポテトにはハイボールみたいなこと言い出されるとちょっと今そういう話ではないです。



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