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「ときめき」について

ドラマや漫画などの創作物において、人と人との関係性の描写で「ときめき」を感じる場面は多いでしょう。今回はそうしたときめきの背景に潜む構造の一因について考察してみたいと思います。ただし、創作物を多数参照して共通点を見出すという方法は取っていません。あくまで日常的に考えていたことを、当てはめて考えてみるという方法で記していきます。また、暫定的に「ときめき」という用語を使っていますが、「妖艶さ」とか、直球の表現を使うと「エロさ」と言い換えても良いかもしれません。要は、描写の受け手が

    • 初対面の女性に敗北した

      はじめに 20代後半。社会人。童貞。彼女なし。 最近、体も脳も徐々に若くなくなってきていると感じている。ご飯をよそおうと炊飯器の蓋を開けたと思ったら、ごみ箱の蓋を開けていた。醤油とコップを片付けようとしたら、コップを調味料置きに、醤油を流し台に置いていた。 まずい。しかし、絶望してはならない。希望は大切だ。そう『ショーシャンクの空に』は教えてくれた。 以前、横浜で占いに行ったら、易の結果から「今年中に彼女ができるかもしれない。ネットでも何でも、あらゆる手段を駆使して出会

      • 海の幸と山の幸 どちらが勝つのか

        はじめに敗戦から75年。あの戦争は何だったのかという総括に結論は出ないまま、日本では今も、過去そして未来への向き合い方に関して論争を続けている。世界情勢を単純化して認識することは、論点や理解を整理するという点では合理的だが、語られなかった事象に関しては沈黙するしかないのである。とはいえ、かつてリベラルデモクラシーと社会主義の対立として語られた冷戦時代のように、二項対立を設定して論じるというのはやはり議論がしやすくなる。 木村久夫の文章京都帝国大学経済学部の学生で戦後、シンガ

        • 初めて美容院に行った

          はじめに社会人。二十代後半に突入。彼女なし。自分で金を稼ぐようになったのだから、身だしなみに少しくらい投資したほうが良いのではないか。そう思い、美容院に行った。自発的に行ったのは初めてだ。 初めてはいつだって人生を楽しくする。 その前になぜ美容院に行こうと思ったか。それは社会人になり多少なりとも仕事での経験を積み、ある程度は自信が付いてきたからだろう。 人間は得体の知れない何かに恐怖を感じる。子どもがオバケを怖がるのは、社会経験が未熟なためにあらゆるものが得体の知れない

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          乳首当てゲーム

          面白い文章を書こうと思って書いても全然反応がなくて、結構ドスベリするんだなぁと分かったので、淡々と日々の出来事を書こうと思います。 小学生の時だけやたら流行ったものってありませんでしたか。「カレーライス」とか「戦争」とかいうじゃんけんの亜型みたいなものや、一斉に指を上げる本数を言うゲームや、指をタッチしてちょうど5にしたら勝ちのゲームとか。 小学校の遊びというローカルなものが全国的に広がる事象は興味深いですが、スモールワールドネットワーク的に考えたら北海道の小学校の遊びを

          乳首当てゲーム

          大分の温泉にワニがいた話

          大学生の頃、同じ学科内の仲良し男4人組で、国内を何度か旅行していました。今回は、大分の温泉に行ったときにワニを目撃した時の話です。 ちなみにワニと言っても、100日後に死ぬやつでもポロシャツで生きてるやつでもなく、混浴に潜んでいるやつです。 混浴に潜んで、ひたすら女性が入浴して来るのを待っているオジサン、それがワニです。 茨城空港から飛行機で福岡に降り立ち、そこからレンタカーで九州旅行をしていました。大学生の旅行といえば温泉、温泉といえば別府温泉、別府といえば大分、とい

          大分の温泉にワニがいた話

          新垣結衣と付き合うこと -善く生きることの実践として-

          はじめに ここ数か月で、世界の見え方が大きく変わってしまった人は数多いと思います。今まで以上に自分自身の身の振るまい方に注意する状況となり、社会というものの存在を意識せざるを得なくなっています。 今回は新垣結衣と付き合っている私から、こうした社会の中で正しく生きる方法を検討し提示したいと思います。 新垣結衣と付き合うこと、善く生きること さて、実は私は新垣結衣と付き合っています。これは事実ではありませんが、実は真実です。そして、皆さんの中にも新垣結衣と付き合っている方がいる

          新垣結衣と付き合うこと -善く生きることの実践として-

          社会人1年目を乗り切った僕が新社会人へのアドバイスを書きます

          Abstract 初めまして。私は、2019年4月から新社会人として働きはじめ、なんとか1年間が終了しようとしています。初めて社会に出るというのは実は非常にストレスフルでありながら、ストレスへの対処というのは、実は自分で考えるしかありません。今回、誰も教えてくれないストレスの対処法をまとめてみました。 Introduction アリストテレスの言葉によると、人間はポリス的動物である。ドイツの精神科医、ヤスパースは、紀元前800年頃から数百年間の間に、世界中で現代の我々を基礎

          社会人1年目を乗り切った僕が新社会人へのアドバイスを書きます