見出し画像

Vtuberと遊べる音ゲー「Vbeat」あれこれいじくってみた(後編)

 音ゲー要素をレビューした前編はこちら

 後編では音ゲー外の要素のレビューをしていく。

1 VTuberを愛でる

 ゲーム開始直後のメインメニューには推し(使用キャラ)の立ち絵が表示される。また本ゲームはYouTubeと連動しており、左のサムネイルをクリックで推しの直近の配信or動画に直接ジャンプすることができる。
 また、自己紹介文右下から
 ・YouTubeチャンネル
 ・Xアカウント
 ・V-Tipsページ(存在する場合のみ)
にジャンプできる。

最大まで拡大するとこうなる

 右上の所持コイン数の左にある虫眼鏡マークで、推しの位置やサイズを自由に変更できる。最大まで拡大してクソデカガチ恋距離にしようと咎める者はないのでどんどんやろう。

2 VTuberを育成する

現在使用可能なVTuberは全28名

 メインメニューの「VTubers」からVTuberの管理画面を開ける。育成や推し(使用キャラ)の変更はここから行う。

①個別VTuberのページで行えること
・推しVにする
 選択中のVTuberを推し(使用キャラ)に選択する。
・ライブラリ(推しLv4以上かつPremier限定)
 本ゲーム上で実装されているボイスを聴くことができる。
・ステータスアップ
 アイテム(後述)を消費してステータスを上昇させる。
 ステータスの初期値はVTuberによって異なるが、総和は全員30であり優劣はない。
 成長量の上限はレベルアップ及びPremier化によって増加する。

推しLv1 10
推しLv2 30
推しLv3 50
推しLv4 70
推しLv5 100
Premier化で上記に+20

 ステータスはリセットすることができ、その場合上昇値1につき20コインが払い戻される。全ステータス一括のリセットのみで、特定項目のみリセットはできない。またアイテムは返還されない。

これは一番下(スキル3)を選択中なのだが見た目わかりにくいので修正されたらいいなあ

・スキル設定
 使用するスキルを選択する。スキルは各VTuberに3つあり、画面上から順に

スキル1:初期設定
スキル2:推しLv3で解放
スキル3:推しLv5かつPremier化で解放

 なお、ここで設定したスキルは推しVTuberとして使う場合のみ発動する。楽曲VTuberとなる場合はここでの設定に関わらず常にスキル1が発動するので注意。

・着せかえ
 Premier化している場合、ビジュアルの変更ができる場合がある。種類数はVTuberによって異なる。

②推しレベル
 フリープレイで楽曲をプレイすると経験値を獲得でき、それに応じて推しレベルが最大5まで上昇する。
 Lv4及びLv5になるためには、経験値の他にレベル解放石というアイテムを必要とする。(後述のミニゲームで入手可能)解放石を使用しない場合、レベルアップの所要量を超える経験値は切り捨てられるが、解放石はミニゲームで豊富に入手可能なため出し惜しむ意義はない。
 獲得経験値はプレイ成績にもよるが1曲につき推しVTuberが80~100程度、楽曲VTuberがその25%程度である。また、推しVTuberが楽曲VTuberと同一の場合楽曲VTuberの分の経験値は獲得できない。

・推しLv2 経験値200
 500コイン・(Premier)衣装変更解放
・推しLv3 累計経験値500
 スキル2解放・(Premier)ベル音追加
 Premierではノーツ成功時の効果音ボイスが解放される。
・推しLv4 累計経験値1500+Lv4解放石
 EX譜面解放・(Premier)ライブラリ解放
・推しLv5 累計経験値3000+Lv5解放石
 推薦状獲得・(Premier)スキル3解放
 推薦状はチャレンジモード(前編で解説)で上位のランクに挑戦する際に必要になる。

③ミニゲームとアイテム

 VTuberの育成やゲームプレイに必要な

・VTuber育成用アイテム
・Lv4/Lv5解放石
・スタミナチャージャー
 (スタミナ回復アイテム)
・チャレンジチケット

 これらのアイテムは全てミニゲームで獲得する。ミニゲームのプレイにはフリープレイで獲得できるコインを支払う必要がある。

・VTuberあわせ 500コイン
 神経衰弱。3回ミスすると終了。最大アイテム獲得数5個
・ストライカー 1000コイン
 射的。弾は貫通するため一発で複数のアイテムが手に入る。最大アイテム獲得数6個(1発につき最大3個×2発)
・玉落とし 3000コイン
 スマートボール。アイテム獲得数は固定で24個

 もっとも、アイテム獲得効率でいえば玉落とし以外をプレイする益はない。

3 プレイデータを引き継ぎする


 プレイデータの引き継ぎはゲーム開始画面右上の「Datas」から行える。一度メインメニューに進んでしまうとアプリを開き直さない限りこの画面に戻ってこられないので、勢い余ってスタートしてしまわないよう注意。

 引き継ぎ元の端末で「データ引き継ぎ」>「ID生成」を選択し引き継ぎコード発行後、引き継ぎ先の端末で「データ引き継ぎ」>「ID入力」を選択しコードを入力すると引き継ぎできる。なお、新規インストールしたときはこのボタンが押せないので、まず一度適当にアカウントを作成し、アプリを再起動して入力する必要がある。(明らかな仕様の欠陥と思われるので修正されたい)


 後編はレビューというより取扱説明書みたいな内容になってしまったが、おおよそプレイするにあたって知っていたい細部の仕様は網羅したはずである。

 所感を述べると、全体としてのプレイ感は、音ゲーというよりはキャラゲー、推しを動かして愛でて楽しむ類のゲームであり、コンセプトは例えば初代Project DIVAなどに近い。あまりスコアや精度にこだわるガチプレイは想定されておらず、推しを使い倒してレベルを上げたり、自分に刺さる楽曲を見つけ出したりのほうがメインの楽しみ方と見受けられる。
 そのため音ゲーガチ勢が他のスマホ音ゲーと同じようなイメージで始めるともの足りないと思われる。あくまでファンゲームとして楽しむべきであろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?