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ポンキッキーズのオムレツ

保育園を休んだ日、小学校を休んだ日、朝限定の子ども向け番組『ポンキッキーズ』を最後まで観れたことが嬉しかった。一番印象に残っている曲は森高千里氏の「ロックン・オムレツ」。子どもたちが同じ服を着て道具を使い、教わった通りに動く。明るい笑顔は欠かせない。私は、この子たちは上級生だろうか?どうすれば混ざれるだろうかと、黙って憧れの眼差しを向けていた。学校を休んでもいいのだろうかと、そんなことまで思った。

歌詞自体は、平等を謳う令和時代だったら反感を買うことはあるだろう。確か「ロックン・オムレツ」には女の子しか居ない。一部の親から男の子はダメなのか、批判を喰らいそうだ。

しかし、当時は母親をママと呼ぶ習慣のある家は少なかっただろうし、毎朝オムレツを出すママも極めて稀だ。成人した今、検索して歌詞を読むと架空の世界みたいで面白かった。
両親には仲良くいて欲しい子どもの気持ちだけは、現実として伝わってくる。

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