日ハム新球場問題

 来季、華々しく杮落としとなるエスコンフィールド北海道だが、ここに来てグラウンドに不備があり問題となっている。今回は、そんな新球場の問題をどう解決するか、またこういった球場にして欲しいという個人的願望を書いていく。

この欠陥を逆手にとって…

 僕はこの設計不備を欠陥だとは思っていない。むしろ、バックネット裏の観客にとってはより近い位置で選手のプレーを見ることが出来る素晴らしい環境となるだろう。

 バックネット裏が近い事で思い出すのが立て替える前のナゴヤ球場だ。僕が小学生の頃に外野スタンドが残る旧ナゴヤ球場で2度ほど二軍戦を観戦した思い出があるが、バックネット裏が低く、そして選手に近く大変に結構なものだったことを覚えている。そこで見る投手の変化球、とくに山井大介のスライダーは幼心に人間の投げる球がここまで変化するものかと思ったことを鮮明に覚えている。

 現在、野球場の大型化であの当時のナゴヤ球場程選手を近くで見られる環境はないだろう。北海道の豆ファンにも僕の少年時代と同じように、グランドレベルに近い環境でプロの技を感じて欲しいのでこの欠陥を逆手にとってエスコンフィールド北海道の魅力として欲しい。

スカイブルーに染まる球場に

 この新球場のコンセプトは「ボールパーク」だと言う。メジャーの球場のように牧歌的で、かつファンに愛されるスタジアムを作ったのだ。なので、これは賛否両論あるかと思うが360°が日ハムファンで埋まり、客席がスカイブルー1色となる球場にして欲しい。

 同じくボールパークをコンセプトとしているマツダスタジアムは、ビジターファンを2回の一角へと追いやり360°が広島ファンで埋まる球場である。僕も今季、足を運び実際に体感したが、観客のほとんどが赤ヘル帽子を被っており、本当に360°が紅蓮に染まっていたので圧巻だった。これはまさに本番MLBによくある雰囲気で、つい先日まで行われていたワールドシリーズでもフィラデルフィア・フィリーズとヒューストン・アストロズの両軍の本拠地がそれぞれのチームカラーである赤色、オレンジ色に染まった姿は圧巻であった。ビジターファンには申し訳ないが、エスコンフィールド北海道でもぜひこういった光景を作って欲しい。

最後に

 両翼の規則は何も無いのに、何故ファウルゾーンにはそれを設けるのか疑問である。

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