来年のブレーク候補【日ハム篇】

 ここまでパ・リーグについて続けて書くのは初めてだったが、その生活とも今日でオサラバとなる。今回はパ・リーグ篇のトリに相応しく、ビッグボスを捨てた新庄剛志監督について書いていくこととする。

投手

 日ハムの投手陣は柱の投手陣が若いが、層が薄いことが弱点である。そんな日ハムにて、僕が来季の開花を期待している投手の筆頭が畔柳享丞という2年目の投手だ。

 この投手は中京大中京高出身、それも今季開花の予感を感じさせた髙橋宏斗の一つ下である。春のセンバツ大会で抜群の直球を放り話題となったものの、その大会で肩を痛めたからかドラフト順位は下位となった。しかし、彼の実力は本物と言えるだろう。僕は数ヶ月前、来季の彼はいい救援投手になるという投稿をしたが、来季は先発をすると言う。新任の建山義紀コーチは令和元年のプレミア12、そして東京五輪全日本にコーチとして参加して慧眼の持ち主である事を証明しているので、この起用法は間違いないのではないか。来季はゆとりを持ったローテーションで、7、8勝ほど挙げられたら御の字なのではないか。

野手

 今オフ、唯一日ハム野手陣で安定感のあった近藤健介が退団したことで来季は相当な貧打に苦しむことが予想されている日ハムだが、僕はあえてここに清宮幸太郎の名前を挙げる。

 清宮は今季、規定打席に到達したこともあり、「普通の選手」であればブレークしたと言っていいだろう。ただ、打率は2割前半で本塁打は18発という数字は高校時代の彼を知っている人が見ると悲しいものと言えるだろう。早実高時代の成績を見ると、「世界の王」として知られる王貞治現ソフトバンク会長のように、毎年のようにタイトルを取る選手になっていてもおかしくないはずである。来季は打撃三冠の中で、必ず1つはタイトルを奪取し、新庄監督から背番号1を受け継いでほしいものだ。

最後に

 パ・リーグの中で1番選手層に乏しい日ハムだが、僕は爆発力も同時にリーグで屈指のものを誇っていると感じる。新庄チルドレンの奮起に期待しようではないか。

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