エアコンへのとまどいと別格札幌ラーメン
黄砂がついていた窓を拭いた。ぞうきんは真っ黒に。きれいな窓は気持ちがいい。拭き終わってしばらく窓を開けていても平気なくらい暖かい日。
ベランダもついでに拭いたから、もうクタクタになった。
今日は午後からエアコンを見に行く。
そりゃあ、あったらいいけど、こんなに家電を増やしていいのだろうかという思いもある。
北海道とは思えない、ここ数年のとんでもない暑い夏をしのぐためにはあったら快適だろう。去年はエアコンのある実家に、用もないのに涼むためだけに行ったほどだった。
私が不安なのは、エアコンというものが未知の家電だからだ。小さい頃から家にあったものじゃないから、どんな手入れが必要なのか。車のように臭くなったりしないのか、その他、地球温暖化、電磁波等。
電気代はどうなるだろう。5月で政府の負担緩和策の値引きが終わって、さらにエアコンも使い始めたら…
難しいことは考えず、とりあえずエアコンの恩恵を受けられて快適な夏がやってくることを想像してみようじゃないか。
お店で実際に見て、店内が広いためか思ったほど圧迫感はなくて、スタンダードなタイプで見積りをとってもらった。
帰りに、お店と同じ区のラーメン屋へ。札幌ラーメン名店の『すみれ』の のれん分けをしたお店の一つで、上品でとてもおいしいところ。開店直後とこの日は気温がぐっと上がったためか、奇跡的に台数の少ない駐車場に停められて待たずに席に座れた。
今やラーメンは1,000円の時代。
もう5年以上ぶりのここのみそラーメンは、それを高くないと思わせる。
ひとくちスープをすすって、うわぁ、おいしいと思う。麺も良いゆで加減。チャーシューがスライスとコロコロ、両方入っていてどっちもおいしい。メンマは大きく味の濃さがちょうどいい。細かいネギもみずみずしく、多めの生姜のすりおろしは、後半に部分的に溶かして味に変化を。そしてもやしがピッとしてる。もやしの存在が最後までスープを飽きさせず、底に少しあるひき肉もあいまって、思わず飲み干していた。
どんぶりの底には「感謝」の筆文字が。あれ、見覚えがある。ということは前回も飲み干していたのだった。
この間風邪をひいた時に、治ったらラーメンが食べたかった。こんな特別おいしいラーメン屋に来られて、元気になってよかった。
エアコンも付くし、よかった。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。