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CDLはヨガ!?自分を内観し、見つけた私の“Being(ありたい姿)” (Masumiさん)

仕事と子育ての両立期のキャリアのカタチをデザインするオンラインのグループ型キャリアコンサルティングプログラム「キャリア・デザイン・ラボ(Career Design Lab)」(※以下、CDL)。CDL Storyでは、当プログラムに参加された方々のインタビューを紹介しています。
今回は、トライアルプログラムに参加されたMasumiさんにお話を伺いました。

Masumiさん
育休中、双子の母(0歳7か月)、夫からの勧めで参加

育休中に確かめたかった業種・職種に捉われない自分のキャリア軸


ーまず、このプログラムに参加した経緯を教えてください。
昨年双子を出産し、CDLに参加した当時は育休中でした。
私は、大学を卒業してから、転職を1度挟みつつずっと働き続けていていましたが、育休というタイミングで、業種や職種といった表面上の枠組みではなく、今後の自分のキャリア軸のようなものを理解したいとぼんやり考えていました。
ちょうどその時、夫が所属しているコワーキングスペースのFacebookコミュニティでCDLの投稿を見つけ、夫からの勧めもあり参加することにしました。
産後数か月は、双子を育てることに精一杯で、育休中に何か新しいことに取り組むという発想はまったくなかったのですが、ちょうど5カ月を過ぎた頃、少しずつ子育てに慣れてきて、やっとそういう気持ちになってきたタイミングだったということもありました。

-コーチングに対して持っていたイメージや、CDLに期待していたことはどんなことだったのでしょうか? 
友人が別のプラットフォームでコーチングセッションを受けて、ためになったという話も聞いていましたが、あまり具体的にイメージできずにいました。グループワークに対しては、参加するメンバーによっても左右されるし、未知のものなので、学びのあるメンバー・プログラムだといいなと思いつつも、すべてが100点満点の内容ではなくてもよいので「まずやってみよう」という気持ちでした。


心理的に安全で温かなグループセッションでみつけた、自分の心地よいあり方(Being)

―グループセッションならではの良さや、CDLの雰囲気で印象に残ったことはありますか? 
全体的に心理的安全性を感じることができるグループセッションでした。
キャリアコンサルの方々の配慮がとても上手で、導入で最初に必ず1人ひと言ずつ話すチェックインや、グループルールの徹底など、オンラインでも話しやすい雰囲気を作るプロであると感じました。

また、グループワークのメンバーはキャリアパスや年齢・子供の状況など、同じような背景の人たちが一緒になるよう配慮されていたようで、メンバーの経験が参考になったり、逆に自分と比較して違いをクリアにできました。

私の場合、0歳の双子がいるので途中離乳食で抜けてしまうこともあったのですが、それが認めてもらえる温かい雰囲気や、後からアーカイブ視聴で復習してキャッチアップできるようになっている点も助かりました。

―4回のセッションの中で最も印象に残ったセッションやワークは何ですか?また、そこから得た気づきについても教えてください。
基本的には全部よかったのですが、自分の職業選択で譲れない軸を明確化する「キャリアアンカー」と、自分自身の人生を振り返りながら充実度でチャートを作成する「ライフチャート」というワークです。

「キャリアアンカー」のワークでは、自分が大切にしたい価値観や心地よいあり方がより明確になり、まさに“Being”(自分の在り方)のヒントを突き止めることができました。
 
例えば、私は数年前に転職したのですが、当時はあいまいだった転職理由や必然性が、今回のワークを通じて言語化され、理解し納得することができました。また、独立精神のある自分自身は起業家に近いのではと思っていたのですが、キャリアアンカーのワークの結果、必ずしも「独立=起業」ではないということがわかりました。私は、会社をつくり、人を雇いマネジメントする起業ではなく、どちらかというと自分自身の専門性や自由な発想を大切にしながら「個」として社会貢献につながる活動をするほうが向いているとわかったのも発見でした。

今後、ライフステージなどに応じて職種や業種が変わる可能性は十分あると思いますが、業種・職種に関わらず立ち返ることのできる軸を得られたと思っています。
 
もうひとつは「ライフチャート」です。
書き出してみると、かなり「ワーク(仕事)」に寄ったチャートを書いていていることに気が付きました。改めて振り返ってみると、ワークが充実していた時期に、健康やプライベートは充実していなかったということもわかりました。

これまで自分はワークにばかり注目していたけれど、人生を構成する要素は複数あり、それぞれが足し算・引き算・掛け算・割り算で作用しあっての自分だということに気づいて、キャリア(生き方・働き方)の多面性をあらためて実感しました。

リチャージ・コラージュのワークでは、自分のストレスマネジメントの方法をビジュアルで可視化

理想と現実のギャップと確認し、軌道修正するためのキャリアの羅針盤

-MasumiさんがCDLプログラムを通じて得られたものはどんなものだったのでしょうか?
赤ちゃんと過ごすノンストップの生活の中で、「私って何?」「私って何が好きで、得意で、何ができる人なの?」「何か人に誇れるスキルはあるの?」という一種のアイデンティティ・クライシスを感じていたのですが、自分の中にあるぶれない軸に目を向け、徹底的にBeing(自分は何者で、自分のありたい姿はどんなものか)を問うことで、自信を持って前に進むことができるようになりました

自信家に見られがちな半面、実際は人と比較してしまうところがあったのですが、今回のワークを通じて、しっかりとした自分軸を得たおかげで、自分の生き方に以前よりも自信を持ち、自分を見失わない手ごたえを得られたと思っています。
 
―CDLプログラムでの学び・気づきを今後のキャリアにどのように活かしていきたいですか?
ワークで作成したキャリアプランシートは財産であり、持ち続けていきたい宝物です。時折見返して自分のBeingに立ち返り、ビジョンコラージュ(自分の数年後のビジョンをイメージで表現するコラージュ)などを眺めてニヤニヤしています。このキャリアプランシートは、ありたい姿と現在の自分のギャップを確認して軌道修正していくために、ずっとお供にして行きたい“キャリアの羅針盤”ですね。


―CDLをひとことで言うと?
自分を内観していくプロセスがヨガと似ていると、思いました。
ヨガは、ポーズを取ることが大切なのではなく、ポーズを取りながら自分の心の動きを内観することが大切です。例えば、片足立ちのポーズなども、ある日はとても上手くいったと思ったら、別の日は10秒ももたなかったり、自分の状態によってできるときとできないときがあったりします。

そういう時に、なぜできないのか?を自分に問いかけ、できない自分と、できていた昨日の自分と、どちらも認めながら自分を掘り下げていく作業をしていきます。CDLでいうと、ワークがヨガのポーズに当たり、CDLもワークという型を通して自分の内観をしていく作業だと考えると、本質がとても似ていると思いました。
 
―CDLプログラムをどんな方に勧めたいですか?
このプログラムは、元々自分の中にある答えを、一度立ち止まって見つめ直し、本当の自分に立ち返ることのできる場所を提供してくれていると思いました。

その意味で、育休中に自分のキャリアを見直して、復帰後の働き方を見つめ直したい人、現在ミッド・キャリアで今後の働き方を模索する中、少し違和感を抱いているような人などにお勧めしたいです。

それから先ほどの話であったように、自分の内面に目を向けるプロセスはヨガに似ているので、ヨガのメンタリティやヨガが好きな人にもとてもお勧めです。
 
 


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次回は、6月よりスタート!詳しくは、Peatixにてご確認ください。


<Career Design Labについて>
Career Design Lab(CDL)とは、「両立期をともに、もっとハッピーに!」をモットーに、家族も、仕事も、自分自身も大切にするサステナブルな生き方・働き方を、パートナーや仲間とともにデザインしていくためのキャリア支援プログラムです。キャリア支援に特化したグループセッション、個別・夫婦メンタリング、イベントなどを提供しています。