東京の空気に良くも悪くも迎合してる
実家から帰ってきた。帰りたくないなあと思いながら、仕方なく帰った。
家族は大好きだけど、実家には、2.3日いると満足する。結構お腹いっぱい。
でもだからといって、都内に帰りたいわけではなくて。なんなんだろうこの矛盾した気持ち。
実家に帰ると、自分の甘えた部分が全開になって、とことんダメ人間になる。
物は置きっぱなし、ずっとテレビの前から動かない、何も手伝わない、グダグダだらだら。
それに今回なんて、ボタンが取れて、裁縫が面倒くさくてそのままにしてた洋服をわざわざ2着持って帰って母親に縫わせた。
両親が、やれやれって感じで「この干物女〜」って言ってくる。
実家はお暇だから、許して下さいな。
ひとり暮らしなんて、いくらでもダラダラしていいのに、わたしはひとり暮らしでそれが何故かずっとできない。
何もしない場所=実家、なので、都内ではダラダラするモードに入れないのかもしれない。
ほら、東京、人を急かせること大好きだし。頑張ってないとなんか居場所を失いそうな感じあるし。
でもね、せっかちで負けず嫌いなわたしは、その空気がしっくり来るから、ちょっと無理してその空気に迎合してでも、やっぱり地元を出てよかったなと思う。
もし何か機会があって地元に戻るとしたら、生きにくいだろうなと思う。保守的な価値観が根強いここには、多様性なんてないから。
よく、都会出身の人が、「地方(※地方都市とか、都内の23区外を除いたガチの田舎)で自然に囲まれてのびのび育ちたかった」みたいなこと言うけど。のびのび育った先に、誰もが進学して、そこそこのお給料をもらえる仕事ができる未来があると思ったら大間違いだからね、と思ってしまう。
ほとんどの人が大学に行かない空気の中で、周りの大人にも、この時代になっても「なんで女の子が大学に行くの?」とか平気で言ってくる中で、強い意志を持って勉強する泥臭さがないといけないし、頭がとっても良くても、経済的な理由とか、どうしても両親が高卒で働くことを薦めてきて説得できなかったとかで進学を諦めるとかよくある話だし。
こういうことを考えていると、数年前の東大の式辞を思い出すなあ。
(地元を馬鹿にしてるとか、どっちが幸せとかそういう話をしたいのではなくて、地方と都市部には深刻な教育格差、意欲格差があるという、事実です。)
それにしても、父と母は、今日ずっと、1つのクッションに2人で寄りかかって、ドラマをみながら笑い合っていた。ほほえましー。ほんとこの夫婦、仲が良いな。
1人の好きな人と支え合うことができれば、どこで生活しても、楽しいということです。難しいことを考えるより、好きな人と過ごす時間を大切にしようね、と、両親に教えてもらっている気持ち。
明日もいい1日になりますように♩
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