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【25Leaders】山本康世さん(特定非営利活動法人オリーブの家) CCJA2021

全国の地域社会に貢献する女性リーダーを称える「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞(英語名称:Champion of Change Japan Award;略称CCJA)」5回目となる本年度の募集には、全国各地から203名もの応募が集まりました。一次審査を経て選出された25名のリーダーをご紹介します!

山本康世(やまもとやすよ)

特定非営利活動法人オリーブの家 理事長

・1965年3月1日京都市生まれ 高卒 現在京都橘大学 健康科学部心理学科 通信教育課程1回生 
・シングルマザーで子育てをし、1人娘は22歳。コロナ禍のなか4月に航空業界入社CA。自慢の娘です。
・16歳で歌手。30代で友人の恐怖症がきっかけで心理学を学び心理カウンセラーとして独立自営。
・2017年特定非営利活動法人オリーブの家設立 理事長就任。

活動をはじめたきっかけ

心理カウンセラーとして主に女性の心の相談を受ける中、DVや虐待で苦しむ女性や親子に出会い、居場所のない方々のためにカウンセラーの域を超えた活動が必要だと思っていた。
そのころ、東日本大震災で家を失った母子家庭の居場所として自宅を開放してシェルターを単独で開始。その後、行政の支援から漏れ出てしまう多くのDV虐待女性や親子のために、充実した支援が必要だと感じ、友人たちとNPO法人を設立した。

活動の成果

法人設立から約3年10か月でシェルターに保護した人数約60人、年間で300件以上の丁寧なカウンセリングと相談を受けている。相談者は恐怖から抜け出すことができ、心が癒されそれぞれの新しい人生をスタートができます。
1事例を挙げると、設立当時のこと、親子で入れる長期滞在シェルターが他になく10年もの間行政などに相談するも解決することなく、DVと性的虐待に苦しみ我慢し泣き寝入りしていた親子を保護できました。親子は、安心できる居場所で心のケアを受けながら心身共に元気になった。シェルター内で子どもの卒業式をお母さんと先生方と嬉し涙と笑顔で行ったことを思い出します。
シェルターに保護することで、被害者はマインドコントローが解けて、冷静になられます。そして心のケアにより、元気を取り戻し社会自立ができるまでに回復されます。

今後の目標

活動をよりよく継続するために、法人をさらに広く知っていただくセミナーや認知活動に力を入れます。スタッフのスキルの充実のための研究と勉強会の開催。今後新しくシェルター運営をされる他の団体のためにノウハウの提供。利用者の利益のために他団体との連携強化を促進する。
自分自身のスキルアップのためにも学びながら心理の研究にも力をいれます。

コロナ禍の影響

コロナ禍の自粛の影響で、2020年の4月ごろからDV悪化に伴う相談件数保護件数ともに増え続けました。特に9月ごろから保護も相談も昨年度の3倍以上になった。シェルター不足、資金不足を解決するために、民間助成金によってシェルター増設とクラウドファウンディングでの資金調達をした。県外からの保護も増え、時にはスタッフの自宅も開放し一時保護をした。貧困を伴うケースも増えたので、食料等の寄付を呼びかけ、SNSを通して募集をし、利用者や申し出があった母子に分配した。

第五回 チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞 表彰式
◆日程 2021年12月10日(金)19:00開始
・プレ・トークセッション:19:00~19:30
・表彰式:19:30~20:30
・アフター・トークセッション:20:30~21:00
◆アクセス YouTubeで生配信します。参加費無料。
◆参加視聴
表彰式のご視聴・ご取材をいただける際には、公式ホームページの事前登録フォームよりお申込みください。
事前登録を頂いた方に、配信先のURLをメールでご案内いたします。
https://forms.office.com/r/Z5mkS2uXSh

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