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【25Leaders】穂志乃愛莉さん(NPO法人 DV対策センター) CCJA2021

全国の地域社会に貢献する女性リーダーを称える「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞(英語名称:Champion of Change Japan Award;略称CCJA)」5回目となる本年度の募集には、全国各地から203名もの応募が集まりました。一次審査を経て選出された25名のリーダーをご紹介します!

穂志乃愛莉(ほしのあいり)

NPO法人DV対策センター 代表理事

大学時代に心理学を学ぶ。2017年DV夫から逃げることに成功する。その後、メンタル心理カウンセラーや産業カウンセラーなどの資格を取り、自身の経験を活かしてDVで悩む人の相談を始める。さらに、避難支援、シェルター運営、離婚の相談支援のほか、母子家庭になった後の就業支援や子どもの教育支援等、包括的にサポート支援を行う。また、月に一度、母子家庭やDV避難者向けに無料の食品配布会を行っている。

活動をはじめたきっかけ

私は、幼いころは父親から、結婚してからは夫から、DV被害を受けた被害者です。4年前に意を決して、夫の元から離れた時に、公的シェルターは、仕事を辞めなければならない、携帯電話を預けなければならない等のかなり厳しい要件があることを知り衝撃を受けました。自分は自力で逃げましたが、公的シェルターに入れず悩んでいる多くの女性と子ども達を救いたい想いから、2019年前身ラフェリーチェを、2020年DV対策センターを立ち上げました。

活動の成果

2019年5月~2020年9月末まで、相談支援392人、シェルター利用42組84名、食品配布会延べ1038名配布。公的シェルターに入れず逃げることを諦めていた母子が逃げることができて、新しい生活に踏み出すことができている。食品を配布することで母子家庭での貧困の不安を軽減している。教育支援をすることで、子ども達に生きる希望を与えている。

今後の目標

●企業寄附などを増やしていったり、啓発活動で収入を得るなどして、助成金などに頼らずとも運営できるようにしていきます。
●もっと安価で施設を利用していけるような仕組みを整備していきます。
●より多くの母子家庭に食材を届けていきたいと思います。
●逃げた後のDV被害者世帯のサポートをさらに充実させていきます。
●毒親から逃げたい15才から20代の男の子とのサポート施設を作っていきます。(現在女の子向けの施設は多いは男の子向けがほとんどないため)

コロナ禍の影響

●相談したいが会うのはコロナ禍で不安のため対面相談ができないと言う方が増えました。→ZOOMでの相談を増やしました。
●居場所支援等を行う時に、より慎重になりました。→消毒や検温、マスク着用、換気などを徹底して行い、三密を避けて支援しました。
●庭を活用して、なるべく屋外で食品を渡す工夫を行いました。
●コロナ不安や体調不良で食品を取りに来られない人が増えました。→セミナー参加していただいた方には無料で食品をお送りするサービスを始めました。

第五回 チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞 表彰式
◆日程 2021年12月10日(金)19:00開始
・プレ・トークセッション:19:00~19:30
・表彰式:19:30~20:30
・アフター・トークセッション:20:30~21:00
◆アクセス YouTubeで生配信します。参加費無料。
◆参加視聴
表彰式のご視聴・ご取材をいただける際には、公式ホームページの事前登録フォームよりお申込みください。
事前登録を頂いた方に、配信先のURLをメールでご案内いたします。
https://forms.office.com/r/Z5mkS2uXSh

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