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保険なしでオーストラリアの病院に行った話

オーストラリアに観光ビザで約3ヶ月の滞在を予定したところ、着いてからわずか2週間でひどい咳風邪を引きました。
保険は疾病が対象外、かつ英語も上手く話せないため病院は躊躇していましたが、あまりに治らないので意を決して病院に行った際のレポートです。
少し長いので、目次から気になる話に飛んでください☺️


1.どんな症状だった?

1-2日目:微熱のみ

37.5℃前後の微熱で少しだるいくらい、寝ればすぐ治りそうな程度でした。

3-5日目:軽い喉の痛みと咳

熱は下がったものの、喉に違和感というか、棘が刺さっているような感じ(コロナにかかったときの1/10くらいの痛み)と軽い咳あり。

6-11日目:眠れないほどの夜中の咳

喉の痛みは無くなったが咳の症状がひどい。日中はあまり出ないものの、22時頃から乾いた咳が止め処なく出て眠れない。そして朝は起床から約1時間ほど痰の絡む咳が。(夜中の咳に比べれば楽。)コロナ検査キットは陰性でした。

2.試した市販薬

いくつか処方箋なしで買える薬をトライ。

Codral PE Day & Night Tablets

これは、"心なしか効いているかも"、"飲まないよりはマシかも"程度の効き目でした。夜中の咳には効果なし…

日中用と夜用の2タイプ入ってる

Bronchodual Cough Pastilles Dual Action

お菓子のマシュマロの語源である植物から作られた薬らしい。飴タイプで舐めるとのどがぬめっとコーティングされる感じ。夜中の止まらない咳に、舐めると少し楽になる。

おいしくはないです

3.病院の予約と事前準備

病院はオンライン予約

発症から10日以上経っても治らないので意を決して病院(GP)を予約。近場の数ヶ所はどこもオンライン予約可能で、空いている医師であれば当日から予約可能でした。初診の患者用の30分予約枠もありましたが、通常の15分枠を選択。

症状を書いたメモを準備

英語が堪能ではないため、事前に症状などをスマホにメモして準備。
拙いですが以下の画像ものです。これを事前にお医者さんに見ていただくことで、スムーズに診察してもらえました。

問診票で書くようなことをまとめておきました。

4.実際の診察と料金

診察は通訳なしで無事完了

私より英語が堪能な友人と一緒に病院へ。予約時間になるとお医者さんが呼んでくれます。政府の通訳サービス(TIS)も検討しお医者さんに事前に伝えましたが、結果的には上記のメモとGoogle翻訳で問題なく終わりました。優しい英語で対応してくれたのもあると思います。
診察自体は、問診や聴診器、脈の測定など、日本と同じようなものでした。
15分枠でしっかり診てくれるため、急かされる感じがなく良かったです。

気になる料金

今回の15分診察コースでの料金ですが、80ドルでした。初診料がなさそう。
日本でも10割負担だとこのくらいでしょうし、200ドルとかにならず一安心。

シンプルな領収書

5.薬局での薬の購入とその後の経過

処方薬のもらい方とお薬の値段

お医者さんから処方箋が貰えたので、薬局で薬を購入します。ここは日本とほぼ変わらず。カウンターで処方箋を渡してアレルギーなど簡単な質問を受け、数分でお薬を準備してくれます。ちなみに私のお薬は10日分で35.9ドルでした。

最後に

お薬を服用して2日目頃から明らかに夜中の咳が少なくなり、服用5日目には生活に支障ない程度まで治りました!発症から完治まで3週間かかりましたが、病院に行っていなければ1ヶ月以上かかっていたと思いますし、行って良かったです。

カバー範囲の広い旅行保険に加入するに越したことありませんが、種類によっては今回のような風邪だと保証されないものもあるかと思います。自身の加入した保険やクレジットカードに付帯している保険を調べて、適用外であってもこの記事を参考に病院に行くか検討してもらえれば幸いです。

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