見出し画像

書店で紙の本を買った

ここ数年は本を購入するなら電子書籍だ。電子書籍の履歴から数えてみると9月は22冊を購入して読んでいた。そのほとんどが漫画とライトノベルで、ネットで無料で読めるものも含めると月に結構な分量を読んでいるのではないかと思う。
置く場所がないからという理由や、深夜でも出先でもどこでも購入できるからということで電子書籍を選んでいる。なので紙で本を買うということは、大好きな本、どうしても紙で手元に置いておきたい本、といった私にとって特別なものとなっている。

けれど今日このnoteを書こうと思った紙の本を買ったというのは特別感があったわけではない。ただ、本屋さんを歩いて目にとまった本を手に取ってぱらぱらと中身を見て、これにしようかなと選んだ本を買ったということだ。
昔はやっていたはずのことを、今は全然やらなくなったのだなと思った。
本に限らず気になるものがあればまず検索をしてレビューを見たりSNSなんかで誰かの声を確認したりする。それが当たり前になっていて、いわゆるジャケ買いというものをしなくなった。

今回、誠品生活日本橋というお店で本を買ったのだが、その日、二千円以上の購入で1枚もらえるステッカーが欲しくて本を買うことにした。
誠品生活は台湾のものを中心に売っているのだが、もともと有隣堂という書店が運営していることもあって、本もある。おいしそうなパンと台湾のハイボールとカップ麺、それから本を買ってステッカーをもらった。

後ろにあるのがステッカー

有隣堂は、神奈川県を中心に出店している書店だ。
わたしが上京したときに住んだのは神奈川県内だった。そのとき、自宅の最寄駅にあったのが有隣堂だったし、職場の最寄駅にあったのも有隣堂だった。ひとりで上京したときにいちばん身近な書店となったのが有隣堂だった。
わたしにとっての有隣堂は文庫本を買うと好きな色のカバーをかけてくれるから好きな書店だ。
本をだんだん買わなくなり、引っ越しをして身近に有隣堂がなくなったあとも、文庫本を買おうと思うことがあれば有隣堂に行くこともあった。

そんな有隣堂との付き合いだが、最近になってYouTubeで再会をした。
わたしはYouTubeでは怪談を中心とした怖い系のものばかりを見ているのだが、ある日おすすめに有隣堂のYouTubeチャンネルである「有隣堂しか知らない世界」が出てきたのだ。なぜおすすめに出てきたのかといえば、事故物件住みます芸人の松原タニシがゲストの回だったからだろう。
それをなんとなく見たら、松原タニシよりチャンネルのMCであるミミズクのブッコローのほうが気になってしまい、怪奇現象が起きた夜の書店を徘徊する回など、チャンネル内の気になったタイトルのものを見て、それが終わるととりあえず片っ端から見はじめ、ものによっては複数回見ている。
ブッコローの見た目は正直に言うと結構イカれている。名前の響きもなかなかイカれているが、素直なかわいさとはちょっと違うし目玉が飛び出てるしどこ見てるかわからないし片目がうっすら黄色い。好きな本はウシジマくんで土日は競馬がしたくて平日に競馬をしてるやつはやばいということはブッコローから教えてもらった。紹介するものに対して素直な感想を言うから、宣伝になってるのかわからないこともある。そもそも有隣堂に置いていないものを紹介することもあるから宣伝にはなっているはずもないこともある。

そのYouTubeチャンネルが24時間生配信をするというイカれたことをやっていたので好奇心で見に行き、ステッカーほしさに本を選ぼうとなったのだった。まだ最初のほうしか読んでいないのだが、その場で本をぱらぱらして選んだ本という一連のながれを含めた楽しさがある。

今回買った本

と、ここまで書いてから気がついたのだが、有隣堂の文庫カバーをつけてもらわなかった!
でも楽しい読書体験になったのでありがとう有隣堂。

ところで有隣堂さん、わたしの好きな少女小説を特集しませんか。やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中っていうんですけど。

原作は小説でコミカライズもあり2024年10月からアニメ放送

好きすぎてわたしはただのファンなのに勝手におすすめペーパーをつくったよ。
恵比寿店でコミカライズのほうを面陳されているのは見たことがあります。ありがとうございます。

いただいたサポートはすべておいしくお酒を飲むために使わせていただきます。