ここ数年は本を購入するなら電子書籍だ。電子書籍の履歴から数えてみると9月は22冊を購入して読んでいた。そのほとんどが漫画とライトノベルで、ネットで無料で読めるものも含めると月に結構な分量を読んでいるのではないかと思う。 置く場所がないからという理由や、深夜でも出先でもどこでも購入できるからということで電子書籍を選んでいる。なので紙で本を買うということは、大好きな本、どうしても紙で手元に置いておきたい本、といった私にとって特別なものとなっている。 けれど今日このnoteを書こ
三十数年生きてきて、多くはなくともまあまあ演劇にはふれてきたほうかなとは思う。 幼いころは子ども向けの演劇に連れて行ってもらっていたし、福岡に劇団四季の劇場ができてからは何度か劇団四季を観に行った。大人になってからは2.5次元舞台にはまった時期もあって同じ演目を何度も観たり、その演出家つながりや俳優つながりでオリジナルの演劇も観に行くようになった。 けれどなぜか宝塚を観に行ったことはなかった。 まわりには宝塚が好きというひとがいろんな種類の友人知人に散らばっていて、話を聞くこ
ほぼ20年ぶりにGLAYのライブに行った。 結論から言えば、めっっっっっっっっちゃくちゃ楽しかった! 行ってよかった! 今のライブの流儀を知らないと思っていたのだが、あのころと変わりない音楽の楽しさがあった。 Wikiを見るとおそらくわたしが最後に行ったのは2005年の福岡ドームだと思われる。 きっかけは気まぐれだ。 たまたま立て続けにGLAYの話題にふれることがあり、なんとなく検索をしたらちょうどベルーナドームでのライブのリセール申し込みがあることに気がついた。まあ当たら
犬が死んだ。 母からLINEで連絡があったのは仕事中だった。 最後にわたしが犬と会ったときの写真が添えられていた。 わたしが犬の鼻先を手で囲って遊んでいる写真。 その背景は、数年前になくなった実家の洋間だった。 犬は、わたしが実家を出たあとにやってきた二代目の犬だ。 一代目の犬は病気がちで、最期を看取った母から苦しみながら息を引き取ったと聞いた。 ようやく苦しくないね、と母は言っていた。 ひとりで見送った母はもう二度と犬は嫌だと言っていたのだが、ある日父が突然犬が欲しいと言
柿を見ると思い出すことがある。 わたしが子どものころの、祖父との記憶だ。 祖父は趣味で畑を持っていた。 畑というか、庭の延長みたいなかたちで、好きなものを植えていた。 みかん、桃、いちご、それから柿。他もあったように思う。 収穫されたものは家で食べるか、近所のひとたちにお裾分けしていた。 今思えばほとんどがくだものであり、それを季節ごとに食べて育ったわたしは、そこらで売っているくだものを食べても「おじいちゃんの畑のほうがおいしかった」と思ってしまう大人になった。 ある日、
わたしはオタクだ。 オタクにも種類があるが、わたしは二次創作をして同人誌を作るタイプのオタクだ。 同人活動をはじめたのは二十歳くらいからで、ジャンルを転々としながら十年以上は細々と同人誌を作っている。 それを前提に、先日のコミケの話を書くことにする。 ※二次創作をするオタクの用語が説明なく出てくるが、オタクしか読まないものとして説明はしない※ わたしは現在、とあるソシャゲにはまっていて、それの二次創作をしている。 あまり大きなジャンルではないが、それなりに二次創作をする方