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疲れているときは、ブラウザのフォントを変えるなど

ふと思いついたことがある。


これを「ライフハック」って呼ぶことを教えてもらった。

じわじわと心の中で、「いや、これは結構いろんな人を救うアイデアなのではないか?」とドキドキしてきた。

なので、自分の中で「じ、じゃあこれもライフハック…かな?」って思うのを、いくつか書こうとおもう。普段はエッセイ多めだけど、たまにはね。いや、でも結局エッセイ調になってしまうかもしれない。(メールも資料も、だいたいエッセイ調になってしまう……)


1つ目は、せっかくなので、さっきのツイートの内容と、その背景を書きます。


1. 疲れているときは、ブラウザのフォントを変える

心身が疲れてると、世の中の「ウッ」となるニュースに敏感になってしまう。届くメールやチャットの内容は普通でも、ちょっとした言葉尻にダメージを受けてしまうことがある。

そこで私は、ブラウザの「設定」で、表示フォントを変えることにした。私のおすすめは、小学生が書いた「全児童フォント(無料版)」。

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そうするとですね、これが、

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こうなる。

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どうですか。結構良くないですか。

無料版は、小学生が難しくて書けなかった漢字がグチャグチャっと小学生特有のマークで隠されているが、それもまたちょうどいい。

↓ そうそう、なんか、これに近い気持ちになる。


これを思いついたのが、『私は字がめちゃくちゃ下手』という話からで。何書いても小学生みたいな字になるっていう。

たとえば、メモ書きで怒りを綴っても、全然こわくないのよ。威厳ゼロというか。(笑) でも、その弱みを逆手に取る考え方……っていうのは、面白いなあ、と。

ライターも、片手を失った戦士が、片手で火を付けられるようにと生まれている(諸説あり)。私が大好きなディスペンパック……フランクフルトをコンビニで買ったときについてくるアレも、工事で高所に登る人が怪我したとき、片手で薬を濡れるようにと生まれている(諸説あり)。

おもしろいことは結構、弱みから生まれてる。

このあたりの考え方は、澤田智洋さん著の「マイノリティデザイン」に載ってる内容が神がかってるので、「いい考え方だな……こういうの好き……」って人は、ぜひおすすめです。

↓全児童フォント、貼っておきます。


2.朝じゃないときに朝ごはんみたいなごはんを食べる

一緒に暮らす仲間から学んだ、
くたくたなある日の話です。

おなか減りすぎて冷蔵庫をあけると、中身がスカスカだった。「納豆」だけが、佇んでいた。16時半とかだったけど「納豆ごはん」を食べた。

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ある日、またおなかが減りすぎて冷蔵庫をあけると、また中身がスカスカだった。「卵」だけが、佇んでいた。食パンはあった。17時くらいだったけど、「目玉焼きトースト」を食べた。

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どちらも、ふしぎなことが起きた。

納豆ごはん。目玉焼きトースト。この、まるで「朝ごはん」のようなごはんを食べることで、脳や体が「一日経った」「新しい日を迎えた」と錯覚し、疲れや、沈んだ気持ちが、スーッと切り替わった

いや、単にぺこぺこが満たされて元気になったとか、納豆も卵も栄養価が高いよね、という話なのかもしれない。でも、そういうものがやっぱ朝に出るって、そういうことだ。朝じゃなくても、朝ごはんみたいなものを食べると、もうひと頑張りできる。回復効果が高まる。私の場合は。(もちろん休めるときは休むのが良いです)


3. レトルト商品や調味料で「キッチンジャーニー」

旅が好き。いかなる場合も大体気分が晴れる。
だけどコロナ禍で行けない。
お次はそんな私のための素晴らしい発明。

「Radio Garden」って知ってますか。ちょっと前にTwitterで流れてたから有名かも。くるくる回せる地球が出てきて、世界中に緑の点がいーっぱい。これ全部ラジオ局。タップすると、今流れている放送が、聴けてしまうという神コンテンツ。

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で、これを食事のときに使うんですよ。まず、自分が食べようとしてる料理の、出身国を調べる。そして、その国のラジオを流す。調理過程のタイミングから。料理って書いちゃったけど、レトルトでも全然だいじょうぶ。

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インド国内とか、どこ押しても期待通りの曲がガンガン流れてくる。Uberで頼んだドミノピザも、イタリアのラジオを聴きながら食べれば、なんかもう、一口食べるごとにイタリアの風が吹き、「グラッツェブラーヴォブラビッシモ!」みたいな気持ちになる。

日本国内でやるのも、とっても楽しい。材料や調味料の裏面などを見て、製造元を調べる。青森や岩手、熊本や鹿児島。ラジオの声がすんごい訛ってるの、すんごく癒やされる。まだ会ったことのない人や街に、思いを馳せて、食事を取る。

ライフハック……ではないかもだけど、ライフが豊かになります。音楽だけじゃなくて、その場所の言葉での、トークやCMが入って来るところが、現地感をつくるんだろうな。


個人的おすすめは、夜間、冷凍ニラ餃子に豆板醤をたっぷり付けて、ビールをくいっとやりつつ、台湾のAMラジオ「國立教育廣播電臺」を聴くというコース。何がいいって、夜のMCを担当している男性の声がとってもやさしい。話している内容は全くわからない。けれど、ものすごく落ち着く。ゆったりした民謡みたいな選曲が多いのも、とても良い。

↓ちなみにスマホアプリ版もあります。


4. メロンパンパニック

最後に、GoodMorning酒向萌実さんから教えてもらったやつ……の派生版です。以前、めちゃくちゃバズってたので「あ、見たことある…」って人もいるかも。(この「友達たち」とあるのが、酒向さんです)

このツイートにおける「メロンパンパニック」は、この現象自体のことを指しているわけですが、酒向さんと話していたのは、逆(?)に、「パニックになったらメロンパン買えば落ち着く」という話にもなるかもなあ、と。

私もわりと、メンタルがぐずぐずになりやすいタイプ。コンビニで情緒不安定になることは、過去に何度か経験してる。でも、この話を聞いてからは、「こんなときはメロンパン」というルールが頭にあるから大丈夫。「ちゃんと買えた!えらい…!」って感じになるので、とってもよい。

あと、メロンパンを買えたら買えたで、トースターでほんのりあったまっていく様子を見守ったり、ナイフで切れ込みを入れ、贅沢にバターを塗ってみたり……いろいろ創作をしたくなる私。そんなことに取り組んでいると、気づけば少し、気持ちが晴れてたりするのだ。

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他にも、「いろんなところ5箇所ほどに、1000円札を隠しておく」とかいろいろあるんだけど、まずは4つくらいで。書けたらまた書くね。山あり谷ありの人生、ちょっとでも楽しくなるといいよね。

以上、今日はバーっと書いて、サラッと終わる感じでした。ちゃんちゃん。


おしらせ

最後にひとつ、お知らせさせてくださいまし。1つ目のライフハックのところで紹介した本「マイノリティデザイン」の著者、澤田智洋さんと、私のトークイベントが、3/3の夜、あります。テーマは「弱さを愛する」。自分のいろんな悩みとか弱みから生まれる、新しい遊び方・生き方・働き方。弱みが強みに変わる、その間にあるものって何か。そんな感じのことを、お話します。よ。このブラウザのフォントの話も、多分します。よ。



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