SCT試験(Scrúdú Ceol Tíre)について
「SCT」とはアイルランド語で「Scrúdú Ceol Tíre」の略で「Scrúdú = 試験、テスト」、「Ceol = 音楽」、「Tíre = 国の」という意味になります。 アイルランド音楽界の権威である「CCÉ」が認定する、唯一目に見える形として結果を残せる「検定試験」です。ぜひ挑戦してみてください。
SCT試験を受けるメリットは、伝統音楽の曲の種類・正しいリズム・歴史等に対する現在の自分の理解度を客観的に把握できることです。本場のミュージシャンと何が違うのか、何ができれば良いのか、を知ることは、ステップアップのための指標となるでしょう。
Gradeごとに課題があるので申し込み前にご確認ください。初めての方はGrade1~6までを受験できます。Grade7以上については下位Gradeを合格した方のみお申し込みいただけます。合格者には、合格証と評価シートが送られます。
試験官はCCÉ本部より来日したSCT試験官が務めます。
*日本では2018/2019/2022のFéile Tokyo期間中に、SCT試験の責任者(Director)であるオシーン・マクディアマダが務めました。
・CCÉ本部認定のElementary 1~3、Grade1~8のレベル別に対面形式で実施される伝統音楽検定試験。グレード8が最上位となります。
・どんな楽器でも受験可能です。リルティングやホイッスリング(口笛)など楽器以外でも受験可能です。 どのグレードから受けるかは自由に決めることができます。年齢に関わらずどのグレードでも受験できます。 ただしグレード6以上を受けるためには受験する年の1月1日に14歳に達していないといけません。また、グレード7以上を受験するためには、グレード6にパスしておく必要があります。
・試験項目は4つ。 ① Perfomance(演奏) ② Aural Awareness(聴いた通りに演奏する) ③ Research Project, Discussion & Repertoire(作文(グレード6以上)、質疑応答) ④ Literacy(基本的な技術力)で、100点満点中40点以上取れば合格です。
合格者には合格証が送られます。
受験後送付される評価シートには試験官のコメントが書いてあり、自分の演奏の良かった面、悪かった面、もっと伸ばせる点などを客観的に判断することが出来ます。
※試験中の通訳が必要な場合には、恐れ入りますが各自でご手配いただきますようお願い申し上げます。
SCTシラバス 英語版
SCTシラバス 日本語訳版
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