カレーを作っている最中にカレールーが僅少であることが判明した話
妻氏が肉を食べない人なので我が家でカレーというと大体シーフードカレーかチキンカレー(鶏なら少し食べる)なんですが、今夜は妻氏出張中につきポークカレーにしました。
フライパンです。
僕と娘氏二人分のカレーならフライパンで十分です。
真ん中の赤いとこが禿げて取れちゃったティファールのフライパン。油を敷いて細かめに刻んだ玉ねぎを炒めます。あめ色とかにはしなくていいです。
豚肉を炒めて、大体色が変わったところで細切りにしたピーマン2個としめじ(半分)を入れます。
さて、全体がしんなりしたら水を加え、アクを取ってカレールーを入れるという段になってカレールーがない。
正確に言うとあのブロック状になったルーが3個しかない。ちなみにこの量だと少なくともブロックが6-7個は要るところです。
OK、大丈夫です。
宮中晩餐会を任されているのではないのですから、何か食える味のものがついたとろみのある汁を作ってコメにかければいいのです。やり直せる。僕たちはやり直せます。
とりあえず手元にあるブロックを3個、何も考えずに入れます。うっすい味のカレースープのようなものができるであろうことまでは想像がつきますが、そこから先の見通しはありません。
冷蔵庫を開ける。そういえば冷蔵庫って開ける時に「ズチャッ」みたいな音するよね。ズチャッ→トマトバジル味のパスタソース(瓶に3分の1くらい)を見出す。こいつと生きていくことにしよう。
うっすいカレースープにパスタソースを投入。味見してみるとスパイシーな濃いトマトスープという感じ。
とりあえず親子で薄いカレー味のお湯を啜る事態は避けられました。
「提督の決断IV」で言うとインド洋とハワイを抑えた感じです。
しかし、コメのおかずとしてはもう一声欲しい。オーストラリアを占領すると鉄鉱石が出るんだ。
ここで粉末のアゴ出汁が目につきました。半分くらい投入。カレーうどんのツユっぽい雰囲気が出てきました。
ついでに炒め物にカレー味をつけるための粉末が見つかったのでそれを少し多めに投入。あとはちみつをちょっと。とろみ用に小麦粉を少し。
これをアッツアツのご飯にかけて食べた感想は「緊急避難としては一応成功かな」というところ。まぁちょっと骨にヒビ入ったけど、命があって本当によかったよね。娘氏も意外によく食べてくれたし。ピーマンとシメジ食わなかったけど。
で、今そのカレーの残りから肉とか野菜を引き上げて酒のつまみにしてるんですが、数時間置いたらめっちゃカレーになってました。熟成ってやつだ。熟成ってやつだ。
そうならそうと言ってくれよと思うものの、「フヒヒ、カレーの味が熟成するのを待つんだよ」と小学三年生に11時まで食事を与えない父親というのもどうかと思うので、まぁ僕たちこういう運命の下に生まれたんだよなうんうんそうねって感じでした。
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