C-C-BメモリアルDVD-BOXを観た!④
15年も前に買っておきながら、開封することもなく眠らせていた「C-C-BメモリアルDVD-BOX」。
夫がコロナで自宅療養となったのを機に、このたび一気観を敢行しました。
今回はいよいよファイナルです。
最後に観たのが2枚目でした。
ファイナルツアー「TOUCH DOWN」の模様がたっぷり収められている一枚です。
Discの2番目に位置づけられているけれど、ファイナルツアー最終日の映像なんてこの順番で見れる訳ないじゃんね?笑
テレビで放映された「C-C-Bファイナル!」もしっかり録画していて、他のテープとともにDVDに焼き直してもらう順番を待っています。
でもこのテープをくりかえし見たという記憶はありません。それだけ解散は受け入れがたい現実だったのかもしれません。
なので、解散から30年以上経った今でも結局一番最後に見ることになりました。
再生ボタンを押して、彼らの姿が見えたときに「ハッ」としました。
一番見覚えのある姿かたちだったからです。
この頃が私の好きのピークだったし、たぶんここでC-C-Bとの時間が止まっているからでしょう。
なんとなく緊張感がただよっていて、前半はみんな表情がかたい印象を受けます。「不自然な君が好き」でやっと米川さんの表情が緩んでホッとしました。
そう!「不自然」といえば、田口さんの歌唱ですよね~!!
イントロのところで若干「ニヤ」っといたずらっぽく笑うんですよ。「今にびっくりさせたるぞ~待ってろよ~」みたいな。笑
くるっと振り返る田口さんの第一声で、会場からはどよめきが起こるのですが・・・私としてはどこか納得のいかないファンの反応ではありました。
もっと田口さんのチャレンジをたたえて欲しかったなぁ。
会場といえば、メッセージを書いたうちわで声援を送ってるファンの姿もありました。この頃からもうそんな文化があったのね。やっぱり彼らはアイドル枠だったんだなぁ・・・。
アイドルだろうが何だろうが、このファイナルツアーの映像で見る彼らはもはや「音で魅了する玄人集団」でしかありません。
舞台も衣装も、今までのステージ演出に比べたら至ってシンプル。(予算がなかったとかじゃないよね?)
そこに大人の事情があったのだとしても、「最後くらいは俺たちの好きにさせてくれ」という彼らの主張があったんじゃないかと、詮索してしまいます。
ステージ用にアレンジされた楽曲を、彼らの生演奏で楽しむことができるのがライブです。
会場いっぱいに響き渡る音。音の余韻、バイブレーション。熱く照らす照明。熱を帯びた声援。
自分の枠が溶けて、音楽と一体化する瞬間。
沸き上がる情熱を、演奏の音色と一緒に放出することが出来たなら、どんなに気持ちよいことでしょう。
その熱狂の音楽をただただ突き詰めていきたい、というのが彼らの真意だったのではないのかしら。
どの曲も全力の演奏。渾身のプレイヤーとしての「熱」を感じます。
「Romanticが止まらない」から4年で、本当に立派なバンドマンに成長しましたね。
どうしても「Romantic」や「Lucky Chance」がもてはやされがちだけど、私は後期のライブ映像をもっと見たいです。
彼らの「音」をもっと味わいたい、「音」にもっと酔いしれたい。
渾身のテクニックを存分に見せつけてほしい。
来年が解散35年にあたるので、リマスター版のライブDVDとか出してくれないかなぁ。「TOUCH DOWN」だけでもWOWOWとかでやったりしないかな~?
ちなみに音源のほうはCDで、2014年に発売されています。
いま購入を迷っているところなのですが、実はCDには「Telephone」と「アニメのようなA・B・C」は収録されていないんですよね。
もしかしたら本当にDVDが来年あたりに出るんじゃないかと期待しています。(どんだけベスト盤とか出すねん!うれしいけど。笑)
解散ライブであることにはあまり目を向けたくないけれど、Disc.2は「また見たい!」「何度でも見たい!!」と思わせてくれる内容でした。
今でも唯一手に入る映像集です。
当時がなつかしいと感じる方も、逆に目新しいと感じる方も、よろしかったらぜひご覧になってみてくださいね。