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ABCラジオファンキーズ

私が玄人集団のC-C-Bに夢中だった頃、英樹さんが関西のラジオ番組に出ていました。

1008kHz・ABC朝日放送。小学生の頃からラジオは相棒でした。
午後の時間から夕方まで、みっちり関西の番組を聴いて育ちました。
そんななじみの深いABCラジオでなんと、英樹さんがレギュラー出演するなんて!

初回は忘れもしません、1987年10月13日火曜日でした。
しかも生放送、3時間半!
英樹さん、関西のノリに全然負けてなくて、始終笑いっぱなし。
初回からかなり馴染んでいました。

どんな番組構成だったのか、メモなどもなくて記憶に頼るしかないのですが・・・岡けん太・ゆう太さん、熊谷ニーナさん(今は声優さんなんですね)のほかに、低い渋声の放送作家?さん(加藤さん?)も出てきてた気がします。

はっきり記憶にあるのはこの2つのコーナーです。

・替え歌コーナー(リスナー投稿による)
・ALL MY BEATLES(英樹氏がビートルズ愛を語る)

替え歌コーナーのネタは今でもいくつか覚えていて、私のインスタやnoteなどにたまに書いています。

替え歌ではないけれど、けん太さんが子どもの頃に出会った「カッパ」を題材にした、「かっぱのうた」(・・・だったかな?)というのが、すごくリアルで不気味で、印象に残っています。
昔のボットン和式トイレに、急な腹痛で夜中駆け込んだけん太少年が、激痛の中でみたものが歌になっています。
ちょっと怪談チックな夏の歌なので、いまにぴったりかも。笑

♪みたものは~、みたものは~、かーっぱ、かーっぱ、かぱかぁっぱ~
検索するけど出てこないよね、やっぱり(^_^;
一度聴いたら頭から離れない曲です。

そして、英樹さんがビートルズ愛を語るコーナーは思い出深いです。

ビートルズの歴史や作品についてただただ熱くまじめに語っていく感じで、毎回一曲ずつピックアップして、ギター(だったのかな?)一本で生歌生演奏してくれていました。なんて贅沢なコーナーだろう!!!

一番覚えているのは「Girl」という曲。
♪Ah Girl Girl~ の歌詞のあとにため息のようなブレスが入るのですが、その英樹さんのあま~いブレスの感じが忘れられないですね~。
(なんで録音しなかったんだろう!)

「抱きしめたい」のB面「Innner Mind」の最後にもため息みたいな表現がありますが、たぶんこの「Girl」を意識したんじゃないかと勝手に思っています。

中学時代?の英語の先生(綿引?綿貫先生?)の影響でビートルズを聴くようになったとか、学生の頃のほろ苦い恋愛経験とか、曲に絡めていろいろ語っていましたね。

それから、コーナーではないけれど、覚えているエピソードがあって。
けん太さんが「英樹くんね、大阪に来る飛行機でスッチー(CAさん)ナンパしてるらしいで!」と冗談のよう言っていて。
英樹さんが慌てて「マジで止めて!言わないで」って必死になってたやりとりがありました。
今をときめくバンドマンだもの、そんなこともあるわな~って感じのよくあるネタのようですが、のちに「ガチやったんかい!」ってこの放送を思い出しながらツッコんでしまったのはいうまでもありません。

「東京までは聞こえてないから」って言いながら、この番組では全般的に羽目を外してけっこういろいろしゃべってた気がします。(生放送だし)

他にも、新曲やアルバムがリリースされると、いち早く曲がかかっていましたね。
87年秋からといえば、「抱きしめたい」や「恋文」、「走れ★バンドマン」が出た頃で、番組のエンディングでは「Innner Mind」「Only For You, Only For Me.」が定番曲としてかかっていました。
「WALKIN‘」も番組中によくかかっていたな。(「恋文」よりも多かった)

今でもこれらの曲を聴くと、午前3時の雰囲気を感じますね。(=眠い)

最初は半年(10月~翌年3月)までの予定だったのか、「次のクールも続けられることが決まりました」って発表したときには英樹さんうれしそうでした。
88年4月からは2部構成になって、前半は英樹さん、後半はけん太・ゆう太さん、というふうになって時間は短くなってしまったのですが、毎週の放送でどれだけ支えてもらったことか。本当に楽しい時間だったことには間違いありません。

悔やまれるのは、当時の資料が何も残っていないこと。
録音もないし、メモ書きもない。ネットにも情報がない。

一度だけ「ラジオファンキーズ新聞」みたいなものが無料配布されていたことがあって、ABCにハガキを書いて取り寄せていたんだけど、とっくの昔に処分してしまっていて・・・。本当に残念です。

記憶だけが頼りなので、当時のことがよく分かる方がいらしたら、ぜひ記事としてシェアして欲しいです~。