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走れ★バンドマン

C-C-Bが4人体制になってから本格的にのめり込んでいった私。
なので彼らの印象は、キュートでポップなアイドルバンドというよりも、「玄人集団のロックバンド」という後期のイメージのほうが強いです。

後期に彼らがリリースしたアルバムは3枚。
『石はやっぱりカタイ』(1987年7月25日発売)
『走れ★バンドマン』(1988年5月25日発売)
『信じていれば』(1988年12月15日発売)

中でも注目したいのは『走れ★バンドマン』です。
個人的にはこの頃のC-C-Bが一番安定した活動をしていたと感じています。アイドルの枠から(やっと?)離れて、楽曲制作に力を入れて活動できていたんじゃないかと思います。

C-C-B 8thアルバム『走れ★バンドマン』

『走れ★バンドマン』収録曲
1.「Cyber-Commander」
2. 「さらわれて」
3. 「プリマドンナ」
4. 「マニュアル・ワールド」
5. 「走れ★バンドマン」
6. 「Velvet Touch」
7. 「Happy Song」
8. 「嫌われたい」
9. 「WALKIN‘(バンドマン-Mix)」
10. 「Only For You, Only For Me.」

収録曲の中でも、際立つのはアルバムタイトルにもなった『走れ★バンドマン』ではないでしょうか。

この曲、インストゥルメンタルなんです。
『もう歌詞とか要らねぇ。俺らの音を聴きやがれ。』的な?笑
そんな乱暴な曲ではありませんが、疾走感あふれるサウンドとなっています。
私は楽器は演奏できないけど、たぶん演奏者にとってはたまらない「高揚感」みたいなものが感じられる曲ではないんでしょうか。
耳で聴くというよりは、身体全体で音の振動を感じたい曲です。

そして特筆すべきは、曲中に漫才が入っているという遊びっぷり。
これは当時、英樹さんが週一で大阪に通って出演していたラジオ番組で一緒になった、吉本興業の漫才コンビ「岡けん太・ゆう太」さんの参加によるものです。

この曲誕生のエピソードがウィキペディアに載っていました。
けん太・ゆう太さんはその後、「おかけんた・ゆうた」に改名されたんですね。
私は関西圏のラジオが聴ける環境で育ったので、ばっちりこの番組も聴いていましたが、この件は残念ながら覚えていないのです。
深夜番組だったので、聴いているつもりでもうっかり寝落ちしてしまうこともよくありましたから・・・(^_^;

このラジオ(ABCラジオファンキーズ)も思い出しながら、今後記事にしていきたいです。

車を整備しているアルバムジャケットの4人の姿からも、『駆け抜ける』『走り続ける』『自分の道を貫く』みたいな意志が感じられます。

この車が英樹さんの私物だというのは有名なエピソードですね。
裏ジャケットのジーンズ姿のアップが、田口さんだというのはご存じでしたか?

『走れ★バンドマン』裏ジャケット

当時のラジオでは美尻だと、もてはやされていましたね~。
ライブ映像でも、田口さんのスタイルのよさはわかりますもんね。

余談ですが、英樹さんも関口さんも身長167センチ。笠くんは165センチ。
田口さんが169センチで米川さんが170センチだそうです。
みんなそんなに背は高くないんですね。昭和男子の体格って感じもします。

この情報を得て、夫がちょうど英樹さんくらいなのか・・・とまじまじ見てしまう私なのでした。(全然違うけど!笑)

↑自分の髪型を「(魔法使い)サリーちゃんのパパ」みたい、と英樹さんが言っていたのはきっとこの頃のことですね。