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C-C-Bのファースト・ドリーム

サムネイル画像が汚すぎてすみません(^_^;
80年代にビデオテープで保存していたものを、カメラ屋さんにお願いしてDVD-Rにダビングしていただきました。

その中から今日は、86年1月2日に放送された「C-C-Bのファースト・ドリーム」について書いていきたいと思います。

メモリアルDVD-BOX にもあった「LuckyChanceをもう一度」から始まります。

5人がこたつに入っておせちを囲みながら、新年の抱負を語ります。
「今年は黒髪に戻そうと思うんだよね~」など、いつものラジオ番組のようなゆるトークをしながら乾杯。

「かくし芸見ようぜ!」と、テレビをつけます・・・
「え、なになに??」
「え、しょむってなに?」「はつゆめだろ」

冒頭はこんな感じで始まっていきます。実に可愛くて初々しい。
(この番組は何度も見たのか、ほぼセリフを覚えていました!)

そうして、江戸の舞台で活躍するは・は・ろ(注:今のC-C-Bのこと)のお話へ入っていきます。
ここからは登場人物が多いし、諸事情により写真は控えますね。

出待ちのファンに囲まれてかごに乗って移動する、は・は・ろ。
中でも、りゅうちゃんをじっとみつめるひとりのあやしげな町娘の姿・・・。

場面変わって事務所に帰った は・は・ろは、今日こなした仕事の多さにぼやきますが、社長(なぎら健壱さん)に早く次の現場に行くように急かされます。
そんな中、りゅうくんだけが呼び止められて・・・「若い娘に興味ない?」と誘われます。ブンブンとかぶりを振って立ち去るりゅうくん。
実はこのとき勧めている女の子は社長の娘であり、冒頭に出待ちをしていたあやしげな町娘(かわいのどかさん)のことなのでした・・・。

仕事に戻ったは・は・ろは、数々のバラエティー番組に出演します。
おそらく当時はやっていた番組なのでしょう。

「流言飛語見世物ショー」(おそらく藤本義一さんの番組)
「世界総じてさて何両」(おそらく「世界まるごとHOWマッチ」)
というパロディ番組を、大橋巨泉さん扮する渡辺正行さん(コント赤信号)や藤本義一さん扮する松尾貴史さん(当時はキッチュさんでした)が司会進行する番組内のゲスト回答者として、は・は・ろが登場します。

同じくゲストとして、中山美穂さん(当時15才!)も出ていました。
コント赤信号のメンバーや美穂さんとのからみ、珍回答や面白ネタが繰り広げられるパロディ番組はとてもおもしろいです!
しかし、長くなるので内容は割愛しますね。

昭和っぽく、ここで歌唱タイムが挟まれます。
は・は・ろは「Romanticが止まらない」の和楽器バージョンを披露します。
(メモリアルDVD-BOXのままです)

和楽器バージョンのアレンジ好きです

中山美穂さんは「BE-BOP- HIGHSCHOOL」(85年12月発売)を歌っていました。赤い振り袖姿で日本髪を結っていて、あどけなさが本当にかわいらしいです。
もくもくのスモークに赤い橋の渡殿のセットでした。

で、この収録スタジオに関係者としてうまく潜り込んだ社長の娘・おとらちゃん(←86年が寅年だったから?)がひとことつぶやきます。
「りゅうちゃんは、絶対私のものにしてやるんだから!」
(・・・昭和の女の子って思い込みが激しかったのかなぁ??)

そして番組収録終了後、厠(お手洗い)に行くと言ってみんなと離れたりゅうちゃんは、まんまとおとらちゃんにさらわれてしまいます。
そのことに事務所のある「長屋」に帰るまで、メンバーは誰も気づきません。
時すでに遅し。
探しても探しても、りゅうちゃんの姿はどこにもありません。

社長は行方不明になったりゅうちゃんのことを心配するあまり、ついに寝込んでしまいます。
「おとっつぁん、おかゆができましたよ」
「いつもすまないねぇ」
「それは言わない約束ですよ」

なんていう、昭和の時代劇によくあったお決まりのセリフを交わしたりします。

この事件は江戸の町中に広まり、号外の瓦版が配られます。
それを手にしたのは、石川五右衛門(おそらく大谷亮介さん)と鼠小僧(検索しても分かりませんでした)と遠山の金さん(ベンガルさん)、銭形平次(おそらく小形雄二さん)でした。
遠山の金さんと銭形平次は街に繰り出して(昭和の原宿あたり?)りゅうちゃんを探します。町行く若い人に、は・は・ろのことを尋ねたりします。

一方、鼠小僧と石川五右衛門(二人ともちょっと間抜けたかわいいキャラです)は、とある光景を目にします。古びた彼らの住まいの隣に、行方不明になっているりゅうちゃんの姿を見かけたのです。
ちょっとふくよかな女の子・おとらちゃんといっしょにいます。

おとらちゃんはりゅうちゃんを(縄で縛って)監禁して、新婚夫婦よろしく「はい、あ~んして」・・・などと一方的にせまっています。
(ファンの苦情とか出てそうでお気の毒です)
そして鼠小僧と五右衛門はある策を講じます。
「りゅうちゃんを誘拐して身代金を稼ごうぜ?」

なんだかめちゃくちゃな展開になっていきますが、盗人の二人は見事計画を成功させ、彼らの部屋にりゅうちゃんを連れて行きます。
(気の毒な設定の笠くん・・・)
ちょっとお間抜けな二人はがんばって脅迫状を書きはじめます。

りゅうちゃんがいなくなったことに気づいたおとらちゃんは、大パニック!!「りゅうちゃーーーーん!!」と大声で叫びます。
その声は隣のおとっつぁん(社長)の部屋に響き渡ります。

「え、りゅうがいるの??」「どこ、どこ??」と、隣のおとらちゃんの部屋へ、は・は・ろと社長が乗り込みます。
実は結局この長屋にみんないっしょにいるんです。灯台もと暗しですね。
(長屋の名前は「大江戸レジデンス」)

その騒ぎを聞き、やっとの思いで脅迫状を書き終えてホッとしている盗人二人の隙をついて、りゅうちゃんが叫びます。
「たーすーけーてー!!!」

「りゅうの声じゃん??」「りゅうちゃん??」「りゅうくん?どこ?」
みんなで一斉に長屋を探しはじめます。
もうそこから盗人の二人は大慌てでりゅうくんを隠そうとするけれど、すぐに所在がばれてしまいます。
「脅迫状?お前ら悪行をはかったな?」と、金さんに迫られた盗人たちは長屋の中を逃げ惑います。
そのあとはハチャメチャな大乱闘で。
長屋のセットはめちゃくちゃになります。

ちなみに、追いかけたり逃げたりする中で、英樹さん後ろ手にしっかり写真集を持って宣伝していました。(たぶん「コミックザカメラボーイ」)

そして遂にはしょっ引かれる、鼠小僧と石川五右衛門。
(いや、おとらちゃんも相当やばいからね?)
こうして、江戸を舞台に繰り広げられたの大捕物は一件落着します。

場面が戻って、冒頭のお茶の間です。
メンバーはみんなこたつで寝こけています。
CCBのファースト・ドリーム・・・「初夢」・・・結局のところ、夢オチの設定だったんですね~。

「あれ、寝ちゃってたのかな」
「なんか変な夢みちゃったよ~」
「初詣行こう?」
「昨年も初詣行ってこんなに売れたしさぁ~」

そんな感じでみんな一歩外に出ると・・・引き戸の先は江戸の町!!

おとらちゃんとりゅうちゃん

「じゃあな~」
「結婚できてよかったなぁ、笠」

戸惑う笠くんに、ふたたび迫り来るおとらちゃん。
言葉にならない笠くん。
イチャつく二人の姿で番組は幕を閉じます。

「空想Kiss」でエンディング&スタッフロール

この映像もどこかで見かけたかな?
でも英樹さんの声、ひっくり返ってるところがあるんですよね。笑
それもご愛敬と感じさせるほどに、かわいい彼らでした。

きっと、貴重な映像のはず。
当時を懐かしんでいただければ幸いです(*^_^*)