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なぜ、私が相談相手として選ばれるのかを考えてみた。

みなさんは、どんな家庭で育ちましたか?

自身の出生や、育ちに関して、
胸を張ってオープンにできる人は
そんなに多くは無いのかもしれません。

今回の記事は、私自身の話ですが、
このような身の上話が苦手方は、ご遠慮ください。


なぜ私に相談したいと思うのかを考えてみた

考えることになったきっかけは、
「なぜあなたに相談したいと思うのでしょう。
”あなた”だから相談したいのか、”誰でも良い”から聞いてほしいのか」

という質問の投げかけがあったから。

今まで「なぜ私に?」を考えたことが無かった。
「ちょっと相談に乗ってほしいんやけど」と言われることもあれば、
「○○さんの娘さん、○○で困ってるみたいやし、ちょっと聞いたってよ」という感じで、誰かを通してセッティングされる事が多かった。

いつも、なんとなく相談される話になる。

思い返せば、高校生の頃から相談されることが増えた。
相談者は友人、友人の兄弟や地元の後輩、そのまた知り合い。
母親の友人、その子ども達。

私はいつも、「私で良かったらチカラになれるかは分からへんけど、聴くよ~!」のスタンスで相談を受けてきた。
でも、いつの日からか、「相談を受けるからにはチカラになりたい!」と思うようになった。

実は私、最終学歴は中卒で良いと思っていました。

私は平成の幕開けと共に、生まれました。
地元じゃ有名なマンモス団地で育ち、
住んでいる地域柄、小中学校共に学力は市内、いや府内で最下位。
両親がそろっている家の方が少なく、みんな貧困。
電気が止められた話や、親兄弟が捕まった話が日常茶飯事。
今日を生きることに必死な、荒れ地で育ちました。

そんな中、中学2年の冬に転機が訪れます。

もともと高校に行く気もなく、フラフラしていた私。
いつも通り、いつものメンバーと、いつもの場所で過ごしていたら、
2つ年上の憧れの先輩、Yちゃんが自転車で颯爽と現れたのです。
(Yちゃんは私が中学1年の時に3年で部活が一緒だった繋がり)
久しぶりに会ったYちゃんは、高校の制服を着て、自転車のカゴいっぱいに野菜を乗せています。
「学校で野菜作って持って帰れるって最高やろ?!」
Yちゃんは農芸科のある高校に進学し、学校で野菜を作っていました。

この日、Yちゃんと話をして、素直に思いました。
「私も進学して、今や将来に役立つスキルを身につけたい」

このことがキッカケで、私は色々な意味でのドン底生活から、高校受験に向けて走り出すのです。

この先の話は、また機会があれば書きますので、こうご期待!笑

そして私は、地元のような場所で生まれ育った子ども達を励まし、社会に送り出したいと思い、教員を目指した。
しかし、中学校教諭免許を取得したけど、学校の先生になっても、自分の思い描く指導や教育は出来ないことを教育実習で悟り、会社員になった。
ブラック企業、非正規雇用、正社員、様々な働き方を経験した。

社会は決して甘くはなかったが、悪いものでもなかった。

私生活においては、相変わらず実家で色んな事件が起こるけど、
私の築いた家庭は、今のところ安全かつ、健康に機能している。

そして迎えた3年前の転機。

もう出産はしないと決めてから、
自分のライフイベントがある程度、明確になった。
本当に自分が「やりたいこと」は何かを考えたときに、
真っ先に浮かんだのが「子どもや若者、その保護者の相談支援」だった。

本格的に相談業務を仕事にする為に、挑戦できる資格を探した。
臨床心理士や公認心理士は、たくさんのお金と時間が必要で、私の奨学金の返済と、これから我が子にかかる教育費を考えると、今すぐはどうにも難しい。
と、言うわけで料金・時間的にお手頃だった(?)キャリアコンサルタントの資格取得を目指すことになる。

今まで受けてきた相談内容

相談相手を選ぶときに思いつくのは2パターン。
・自分とは全く違う、雲の上の存在のような指導者
・自分と似たような境遇の身近に話を聴いてくれる人

もちろん私は、雲の上の存在のような指導者ではないから後者。
大変な環境で育ったけど、現在は自立して、幸せに暮らしている身近なロールモデルとして選ばれているのだ。

そこで今回は、今まで受けてきた相談内容を整理してみた。

【保護者からの主な相談内容】

「子どもが勉強せずに困っている。このままじゃ高校に行けない。」
「(家族全員が)大学に行ったことがないから、大学がどんな場所か教えて欲しい」
「子どもにやる気が無いから、進路決定できずに困っている」
「子どもが学校を辞めたいって言いだした!どうしよう!」
「就活で何を基準に企業選びしたら良いか、子どもに教えてあげれへんくて困ってる」
「子どもには正社員になってほしいけど、正社員が何か説明できない」

【子どもからの主な相談内容】

「身近に大学に行った人が居なくて話を聞きたい」
「○○になりたいんやけど、今からどうしたらよい?」
「大学に行きたいから一緒に親を説得してほしい」
「高校を辞めたいのに、親が認めてくれない」
「今の生活環境から抜け出したい」

保護者は「きゃっさんみたいに我が子も幸せになってほしい」と思って相談してくれるのだと思う。
そして、子ども達は「今の生活環境から脱出したい」と思い、相談に来てくれる。

なぜ私を相談相手として選ぶのか友人に聞いてみた!

よく相談者を連れてくる友人に、なぜ「私」を紹介するのか聞きました。
すると、思いのほか、明確な答えが返ってきたのです。

「誰かに話しずらい家庭環境や金銭問題、胸の内を話しても、『そういうこと、あるよね~』と受け止めて、過酷な環境を笑い飛ばし、今後をどう生きたいか真剣に話を聴いてくれると思うから。」

これを教えてもらった時、凄く嬉しかった。
みんな今の現状を変えたいけど、どうしたらいいか分からないから困っている。
その糸口として、「身近な経験者」の私に相談しに来てくれるのか。

なんか、答えが出た気がした。
友人よ、教えてくれてありがとう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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