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漢字検定に合格したのに落ち込む娘にモヤモヤした話

いよいよ新学期が始まりましたね!
娘も、あっという間に小学2年生🌸
こんにちは、キャリアコンサルタントの”きゃっさん”です。
気軽に「きゃっさーん!」と呼んでください☆

さて、今日のお話はタイトル通り。
「漢字検定に合格したのに落ち込む娘にモヤモヤした話」
みなさんは、親子で真逆の感情を抱いた時、どのように接していますか?
親子だからこそ、気持ちに寄り添うって、めっちゃ難しいですね(笑)

漢字検定10級に挑戦

 今回の話は、娘が学童保育で実施される漢字検定に挑戦したいと言い出したことが始まりです。私は内心、きっと合格するだろうから娘の自信になったら良いなと思って受験を許可しました。漢検に向けての勉強は、小学校の宿題で漢字練習がたくさん出されていたので、家での自主学習は気が向いた時にしたくらいです。
 一方で学童では、12月に受験を決めてから2月の検定日までの間に、模試が3回ありました。150点満点で120点以上が合格です。娘の点数は1回目が123点、2回目が139点、3回目が143点でした。いづれも合格点には到達していたので、私は合格を確信していました。しかし、この模試から雲行きが怪しくなり始めます。学童には公文式や学研などで先取学習している子が数人います。娘は、その子たちが模試で満点を取る姿を見て悔し泣きし、「なぜ自分は満点を取れないんや」と言いながら、私が「もう辞めとき!」と言うくらい漢字を書く日がありました。
 私は、友達と比べるんじゃなくて、過去の自分より点数が取れるようになったことに目を向けて、自分を褒めるようにと何度も伝えました。そして、迎えた本番。受験を終えた感想は「完璧やった!」でした。私も夫も「合格してたらお祝いしようね!」と点数には触れず、受験を終えた娘に労いの言葉をかけました。

 そして迎えた合格発表の日。

 学童に迎えに行くと、この世の終わりくらいに落ち込んでいる娘の姿がありました。心配で何があったのかを尋ねるも、「ここでは話せない。家で話す。」と言うのです。帰宅して、鞄の中から漢検の結果が書かれた用紙を取り出し、「本間、最悪。あかんかった…145点やったわ」と合格通知を私に見せました。
 ここから私の中で葛藤が始まります。まず、娘に対して「なぜ素直に合格を喜ばないんだ?」「なぜ自分で自分を褒めないの?」という感情が沸々と湧きました。そして、私は漢字検定に受かったことを知り、踊り出したいくらいに嬉しい気持ちと、落ち込んでいる娘に寄り添って一緒に悲しんだ方が良いのか?という気持ちで揺れ動きます。でも、私だけが手放しで喜んだら、娘の気持ちを無視しているみたいになりそうで怖い。かといって、私も一緒になって悲しんだら、この先も満点じゃなかったらダメみたいな考えになりそうで怖い。頭の中でグルグルと様々な考えが巡りました。

結局、私は自分の気持ちに正直に接することにしました。
「落ち込んでいるところ悪いんやけど、お母さんはあなたが合格してて、しかも努力の結果、自己ベストの点数で合格してて、めっちゃ嬉しいねん。本当は踊り出したいくらいに嬉しいねん。お祝いしたい気持ちが溢れ出してるねん。とりあえず、こんな時間やしケーキ屋さんは閉店してるから、サーティワンアイスクリームにアイス買いに行って、お祝いアイスパーティーをしよう!!」と冷静なテンションで伝えました。娘は「満点じゃないからお祝いしやんでいい」と言葉では言っていましたが、出かける準備を始めたので私は一安心しました。その後、アイスパーティーは低いテンションのまま開催され、全くもって盛り上がること無く終わりました(笑)
娘が寝た後、「あー、今日の対応は失敗したかも…」と帰宅した夫に、一連の流れを報告。夫は「その対応で良かったよ」と言ってくれましたが、モヤモヤ。

 数日後、段々と気持ちの整理ができてきたのか、娘が「お母さんが喜んでたから、私も合格して良かった気持ちになってきたわ」と言うのです。私は胸をなでおろし、何回も「おめでとーっ!」と叫びました。

終わりに

 この日まで、無意識のうちに母親である私が、娘のことを一番理解していると思っていました。育児をする中で、子どもの感情や行動を予測する力を培ってきたし、その力を生かしてスムーズに物事が運ぶようにサポートしてきたのです。しかし、もうそのフェーズは終わりなのかもしれません。
娘は7歳、小学校2年生。
親がリードできる子育ての期間って、こんなに短いんですね。

私の言動が正解だったのかは今も分かりません。
ただ私は、自分で自分を褒めれる人になってほしいと考えています。残念ながら、大人になるにつれて褒めてもらえる機会は減ります。誰かに褒めてもらうために頑張るのではなく、「その行いは自分が自分を褒めることができるか」をひとつの指標にして欲しいのです。私はそれが、自分軸をもって生きることに繋がると思っているからです。

みなさんは自分で自分を褒めていますか?
何歳なっても、ご自身に「私、今日も良く頑張ったな」と声をかけてあげてみてください。きっと心が軽くなるはずですよ。

本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました☆

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