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文科省から「ICTの積極的活用」なる文書が

現場の創意工夫による臨機応変な対応にお墨付き

 文科省のウェブサイト「GIGAスクール構想の実現について」に4/24に「(事務連絡)新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けたICT活用及び整備について(令和2年4月23日)」という文書が公表されています。結論から言うと、家庭で所有しているICTツールを活用して平常時のルールに囚われることなく現場で創意工夫して学習支援を進めよ、ってことです。
 これは、ガッチガッチの硬直化した普段の学校や教育委員会のルールに則るのではなく現場で自分たちで考えて生徒の遠隔教育や指導、学習支援をやってね、と文科省がお墨付きを与えた形になります。

文部科学省としては、全国的な長期休業というこれまで類を見ない緊急時であること、各学校や家庭でICT環境が様々であることを鑑みると、平常時における学校設置者や各学校の一律のICT活用ルールにとらわれることなく、家庭環境や情報セキュリティに十分留意しながらも、まずはその積極的な活用に向け、現場を最もよく知る教員が家庭とともにあらゆる工夫を行えるよう対応いただきたいと考えています。

180度転換

 ICTツール活用に関するルールを180度変えるべき旨が書かれています。これは本当すごい。現状のルールの真逆であり、いちいち管理職や教育委員会の許可や承認を取っていた今までのやり方がむしろ駄目という。
 簡潔にまとめると、

・ICTツールがある家庭はそれを使う
・ICTツールを持っていない家庭に対しては教育委員会や学校が端末の貸し出しや代替措置を講じる
・学校は家庭の通信環境を至急把握する
・携帯の通信容量制限については電気通信事業者にによる支援措置を活用する
・学校の端末持ち帰り推奨
・情報セキュリティや情報モラルへの配慮
・オンラインストレージのクラウドサービスやブラウザ上で使えるサービスの活用
・アカウント設定
・動画視聴の制限解除(YouTubeなどが普段は学校で視聴制限)
・オンライン会議システムの活用(zoomなど)

という感じのことが記載されています。

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