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三鷹台駅徒歩1分の「西野園」で「こけむす展」が開催中!12/31まで

お茶屋さん×アート

 京王井の頭線三鷹台駅南口から徒歩1分という超好立地にあるお茶屋さん「西野園」で12/23(水)〜31(木)まで、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル専攻2年の阿部綸花さん(InstagramTwitter)による初個展(!)「こけむす展」が開催中です。

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元を辿れば真夏のシャッターアートが 

 阿部さんは今年の夏に開催された「イノイチシャッターアートプロジェクト」に参加されたアーティストさんの一人です。西野園の大きなシャッターに7名で描き上げました。真夏の屋外シャッターアート、しかもコロナのためマスクをしながら(ペンキを塗るためちょうど良かったかもしれませんが)の制作ということで、過酷な環境ながら皆さんで楽しい雰囲気の中、集中して取り組まれていました。(阿部さんは写真左から2番目)

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ろうけつ染めの作品を中心に展示・販売

 今夏、三鷹台のまちをシャッターアートで盛り上げた阿部さんが三鷹台に帰ってきました。なんでも秋頃から西野園の店主である西野さんと企画を考えていたそう。「ろうけつ染」という染色の伝統技法を用いた作品を中心に展示・販売がなされています。
 阿部さんのこれまでの作品や、多摩美術大学テキスタイル専攻の有志学生で発行しているフリーマガジンも置いてあります

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 ろうけつ染の飾りたちと急須のコントラストが素敵です。

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 阿部さんからろうけつ染の作り方を少し教えてもらいましたが、とても手が込んでいるまさに一点物のアート作品といえると思いました。

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 どんなふうに飾るかは自由。

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 コンビニやスーパーなどの小売店によるレジ袋有料化が定着して久しい昨今の様相を踏まえてか、エコバッグもありました。

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 コロナ渦の社会状況に合わせてマスクも。デザインやアート性に優れた実用品って、思わず欲しくなります。

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阿部さんの在廊日は26日、28日、31日

 初日にお邪魔したのですが、西野さんと阿部さんと色々なお話ができました。個展をやる場合、ギャラリーを借りるための費用が結構かかるそうで、やはり学生にとっては大きな負担になります。今回のような企画が成立したのも場所しかり機会を提供しようと考えた西野さんの心意気があってのことです。
 そんな実践に感動しつつ、伸び代のある若いアーティストが自由に表現できる場が生まれていることがとても素晴らしいです。こういう思ってもみない自由な空間が生まれるまちは魅力的です。
 26日、28日、31日は阿部さんが在廊されています。ろうけつ染のこと、テキスタイルのこと、そしてシャッタアートのことなど、お話しに足を運んでみてください。

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