「竹」

自分が何になりたいかと言うと、「竹」になりたいと常に思っています。そう思う様になったのは30代半ばからだと記憶していますが、10年以上かかっても、道半ばでなかなか出来ていません。

では、なぜ「竹」なのかと言うと、「柔軟さ」を備える一方、とても強い「芯」を持つからです。日本の言い習わしで、よく「松・竹・梅」と言い、その順番になっていますが、私に言わせると、よほど「竹」が「松」より上だと思います。

一見して、「松」はとても丈夫そうで、逆風に強そうに見えます。が、逆行するがゆえに、一定の限度を超えると、パッキと割れてしまいます。「竹」は殆どその心配がなく、流れに身を任せながら、適宜なタイミングでまた元に戻ります。因みに、「竹」の根っこ、つまり「地下茎」が色んなところへ蔓延でき、場合によっては、1m深さの地下まで到達できるそうです。人間に例えるのならば、張っているアンテナの範囲の広さや深さでその人が柔軟さ及び芯の強さを持ち合わせられるのではと妙に自分の中では納得しました。

さて、いよいよ2021年を迎えようとしますが、抱負と聞かれると、やはり「竹」になりたいなぁと思います。

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