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Journey to an 800 Number

 カニグズバーグの9冊目。邦訳版の題名は「800番への旅」、そのまんまですね。800番て一体何のことでしょう。この謎の答えは最後にわかります。気に入りました。1982年の作品です。

 ボーのお母さんはお金持ちと再婚することになりました。ボーは、お金持ちの邸宅へ引っ越すことや、秋から名門中学へ入ることを心待ちにしています。その前に、お母さんがお金持ちと新婚旅行で一ヶ月間クルージングしているあいだ、父の元で暮らすことになりました。両親は、ボーが4歳の時に離婚したのでした。

 父はラクダを一頭連れて旅をしています。ラクダを乗せたトラックにキャンピングカーを繋げて、各地のイベント会場を回ります。

 旅の途中で色々な人々に出会います。美しい少女サブリナには、何か秘密がありそうです。

 ネタバレをぐっとこらえて、気になった一ヶ所だけ紹介します。49ページ。

 とある展示会場、中東航空のブースにて、ボーがビッグマックを食べながら、そこにいる人に冗談をかまします。
 「日本人はこいつを小さくしているところさ。ミニマックだね。今、それ用のトランジスターを開発中なんだ」

 カニグスバーグさんは、ちょこちょこ日本ネタを出します。日米半導体戦争なんてのもありましたが、ボクは好意的なものを感じました。

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