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The Rook

 超能力者達の指揮する秘密組織のお話です。舞台はイギリス。宿敵のモンスター軍団と通じた組織内部の裏切り者に、記憶を消されてしまった主人公のミファニー。女性です。組織の幹部である彼女は、記憶を失う前の自分の書いた手紙を頼りに、なんとか任務をこなしていきます。最後には裏切り者と対決します。面白いです。

 夜中の公園、雨の中で主人公が手紙を読む場面から始まります。周りには死体が転がっています。
「あなたの身体は、私のものでした…」
 わたしは誰?ここはどこ?
「あなたには二つの道があります。私のあとを引き継ぐか、新しい人生を始めるか…」
 もちろん新しい人生を選ぶことにして銀行の貸金庫へ。以前の自分の用意した二つのカギを持って。
 しかし、そこには追っ手が待ち構えているのでした。


 巻末に、この作者のおすすめの小説10冊が紹介されていて参考になりました。僕は次の2つを読もうと思います。

 Doomsday Book by Connie Willis
 Centennial by James A. Michener

 一冊目は「ドゥームズデイ・ブック」という翻訳版が早川書房から出ているSF小説です。

 二冊目は…
 The Rookの作者ダニエル・オマリーがすすめるミッチェナーの作品は「ハワイ」なのですが、Amazonで見ていたら、同じミッチェナーの作品ならこっちが良いなと思いました。ボクの若かりし頃にNHKでやっているのを見た「遥かなる西部 わが町センテニアル」というドラマの原作です。河出書房新社から翻訳版が出ていたようです。お話はすっかり忘れていますが、なんか良かったという記憶だけがあります。

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