Of Mice and Men
Kindle版スタインベック全集の6個目、邦題は「ハツカネズミと人間」1937年の作品です。映画化もされたそうですが、ボクは知りませんでした。スタインベックの代表作だそうです。たしかに名作だと思いました。
舞台の劇にもなったそうです。川のほとりの場面、バンクハウス(従業員宿舎?)の場面、ステーブル・バック(馬屋番?)の部屋の場面、納屋の場面、最後にまた川のほとりの場面と場面が変わります。でも、場面の変わり目に行を空けてなくて、突然変わる感じです。
キャンディ老人の犬は舞台ではどうするのでしょう。汚い老犬ではないにしても本物の犬を出すのでしょうか。それとも、役者は犬がいるつもりで演技をし、観客は犬はいないけどいると思って見るのでしょうか。この犬にまつわる件はラストに通ずる伏線ですから、省略はできないでしょう。
ストーリーとは関係ありませんが、トランプゲームのユーカーというものが出てきます。知らなかったので検索したら、面白そうな感じです。トリックテイキングゲームと言って、一枚ずつ札を出して一番強い札を出した人がその回を取るというもので、日本ではナポレオンがこの部類に入ります。ボクはこう見えても、コントラクトブリッジをかじったこともあるし、リヒテンシュタインへ行った時はヤス(Jass)というのもやりました。
リヒテンシュタインではゴールデンタイムのTVで、ヤスの中継をしめやかに執り行っているのを見て驚きました。休みの日の昼間にEテレで囲碁や将棋をやる感覚でしょうか。1988年のことでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?