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A Proud Taste for Scarlet and Miniver
カニグズバーグの5冊目は歴史読物です。邦訳版は「誇り高き王妃」となっています。1973年の作品です。原題にある”Scarlet and Miniver”とは、緋色と白のことで、中世ヨーロッパの王侯貴族の立派な服装のことだろうと思います。
シュジェール僧院長(Abbot Suger)、マティルダ皇后(Empress Matilda)、ウィリアム・マーシャル(William the Marshal)、そしてエレノア(Eleanor of Aquitaine アリエノール・ダキテーヌ)の4人が天国で、イングランド国王ヘンリー二世の到着を待っています。ただ待っていてもヒマなので、順番にエレノアが地上にいた時のことを語るという趣向です。最後に、エレノア自身が晩年の様子を語ります。
ボクは登場人物を誰も知りませんでしたが、ウィキペディアで調べながら物語を読むことで、何だか随分詳しくなってしまった気分です。でも、エレノアには感情移入できませんでした。
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