駿河丼を求めて

2008年6月11日


沼津には「駿河丼」というものがあると小耳にはさんだ。
ネットでサクサクッと調べて沼津に向かった。
「駿河丼」といっても様々な種類があるようだが、要するに海鮮丼のようなものらしい。
駿河湾はシラスと桜エビで有名な場所。
そして沼津魚市場に着いて食べたのがコレ。
生シラスとマグロと、メインは桜エビのかき揚げ。
桜エビの漁期は過ぎているはずだが、これがサクサクしていて美味しい。
気をつけないとポロポロ崩れてしまうのは衣が薄い証拠。
それだけにエビの風味満点で、油もよく切れていて胃にもたれる心配がない。
この昼食のためにフードマイレージは高くついたが、地の食べ物をその土地で食べたのだから、これは地産地消なのだと胸を張れる。

それではゆっくりと当日を振り返りましょう。おぼろな記憶を頼りに、魚市場へ向けて沼津市内を走ってます。

沼津漁市場到着。
久し振りに来ました。

駐車場を探します。
ネットでは、たしか無料駐車場があると書いてあったはず。
駐車場の標識に従って魚市場前に来たけど、どこに停めればいいのか判りません。
以前来たことがあるけど、こんな新しい建物なんか無かったし…。
少しまごつきます。

職員や仲買いの人が停めるスペースを、時間外に無料解放していると判明。
なかなか良心的です。

ネットで、この魚市場内に釜揚げシラスを食べさせる食堂があるとチェックして来ました。
海鮮丼や駿河丼よりも釜揚げシラス丼が有名だとか。
ならばそれを頼んで、あとは単品で桜エビとか食べちゃおうかな、の包括的戦略です。

二階が通路というかデッキになっていて、セリを見学できるようになっていました。
昼過ぎなので、もちろん市場内は閑散としています。

ショック!
本日休業です。
月に2回ある、全国統一の市場平日休業日でした。
市場内だから食堂も当然お休みなのでしょう。
がっかり。
テンション下がりまくりました。

これですコレ、食べたかったのは。
ショーユをグルリと一周かけてからグワシと丼をわしづかみにして、ハフハフと掻き込みたかったのです。

市場の休業日までチェックしなかった自分が悪いのですが、食堂の並ぶ通りを歩いても人なんかほとんどいません。

振り返ってまた一枚パチリ。
繁盛してなさそうなお寿司屋さんやお土産屋さんならチラホラ店を開けてるんですが、どうも食指が動きません。
シラス丼が食べたい…。

もう一軒、ネットで見たお店も当然のようにお休みでした。

すぐ近くにお店発見。
駿河丼もあります。
ここで当初の目的を思い出し、初志貫徹することに決めました。
サイン色紙とか出しているところは日頃から敬遠してるんですが、休業が多い中で、一番マトモそうでした。

店内ガラガラ…。
アタリかハズレかは、注文したブツが目の前に到着してみないと判りません。
どうかアタリのお店でありますように。

届いたブツの全景。
アタリだと思います、生シラスも乗ってるし。
値段も適正でしょう。

食後に堤防の上に出てみました。
ここは狩野川の河口です。

右に顔を向ければ駿河湾が見えます。
駿河湾といえば、他に有名なのはタカアシガニ。
でも大味で、一度食べれば充分です。
次回は深海魚でも食べに来ましょう。


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