己を知ることの有用性

唐突で恐縮だが、あなたが私に興味がないことを百も承知でモーニングルーティーンを公開する。

◆モーニングルーティーン
5:55 アラームが鳴って5秒以内に起床、電気・テレビをつける
5:56 トイレ、MIROを飲む、インスタント味噌汁を作る
6:00 Youtubeを再生し、ラジオ体操第一
6:04 着替え
6:09 ドレッサーへ向かいメイク
6:20 洗面台へ移動し髪の毛を整える
6:25 味噌汁を一気飲みし、電気・テレビを消しカバンのある部屋へ
6:27 水・ジャケットなどをカバンに詰め、外出
7:15 会社最寄駅到着
   近くのコーヒーショップへ行き朝食
7:45 twitterを眺める。(インプット)
   日記を書く(アウトプット)
        観たかったドラマや動画を見る
   試験前は勉強に充てる
8:50 仕方なく出社する

私は朝型人間だ。23時近くまで残業することもあるが、そんなことをせずとも、20時を過ぎると疲労困憊でやる気がなく眠い。その頃には魂だけはすでに家路を急いでおり、半ば無の状態で身体だけを動かしている。自身の体力のなさが原因かとも思うが、私のパフォーマンスは朝〜お昼がピークでそこから着実に下降の一途を辿っていく。大体毎日、0時にはベットに入るようにしている。ご飯を諦めてでも。

疲れると大体決まってある敵が現れる。
“めんどくさいお化け“である。

そのお化けが出現すると、せっかく定時で上がれてウキウキして駅から家まで歩いている時に閃いた「家に着いたらあれやろう!」も明日でいいやになるし、時間があるからたまたま寄ったビビビと来て衝動的に買った本も嘘のように開く気が起きなくなる。なんでなんだ。昼過ぎにはピークを迎えてしまうポンコツな私の身体。やりたいことも何もできない。業後のアフターなんちゃらなんて夢のまた夢である。

“めんどくさいお化け“に打ち勝つために重要なことが何か、だんだんわかってきた。それは【考えないこと】である。ヤツは「どうしよう」と思考を巡らせるときに現れる。とにかく私は“いかにめんどくさいお化けを出現させないか“をモットーに日々を過ごすことを決めた。完全な不戦勝である。アイツに勝てさえすればいい、戦わずして勝利も全然アリなのだ。毎日を送ること自体が精一杯な私とって「毎日出社をする」ことが割と辛い。我ながら毎日本当によく頑張っていると思う。毎朝ヤツが現れないように極限まで考えることを放棄するため、出社時に着る服、メイク、喫茶店で注文するもの全てを毎日同じにした。もちろん毎日シャツは変えているが、同じようなシャツしか置いていないし、メイクも一式を箱に入れて順番に取り出して使い、最後にその箱にしまう。毎日同じことをひたすら繰り返す。それが冒頭のモーニングルーティンである。それを週5でこなす。もはや流れ作業のプロになりつつある。

あと、私は効率重視野郎でもある。例えば、起きてすぐ作る味噌汁を飲むのが30分後なのも冷めている方が早くかき込めるから。味噌汁を作るためのお湯沸かす時間がもったいないからMIRO飲もう、とか。とにかく詰め込みたい。余談だが、エレベーターに乗る時も閉めるボタンを押してから行先階ボタンを押します。(閉めるボタンは連打)着替えやメイクの固定もその方が効率がいいと思っている節がある。

しかしそれだけに特化すると確実に心が死んでいく。業後に余暇も取れなければ、朝は思考停止されている。どこかでバランスを取らねば。

そのための朝の喫茶店タイムである。必ず1人でゆっくり過ごせる時間、というのが大事。誰か知っている人と会うなんて偶然でも必然でも絶対にお断りだ。確実に機嫌が悪くなる。そんなんなら、わざわざ早起きして喫茶店なんかに毎日行かずに自宅でゆっくりしていればいいと思う方もいるとは思うが、私の場合はそうはいかなかった。これも自分の特性の一つだが、誰か自分を知っている人が同じ空間にいると緊張してしまうタチのようで、自室に篭っていても誰かが在宅していると休まらないことがわかってきた。夫さん可哀想と言われることもあるが、この時間を確保しないと毎日トゲのある対応になりかねない。そんなことになったら間違いなくもっと可哀想なことになる。社会不適合者つらい。

ここで伝えたいのは、決して「朝活しようぜ!」というキラキラした意識高い系なことでもなんでもなく「自分の余裕を作るために己を知ろうぜ」ということ。上記の他にも自分のためにやっていることの例として、仕事から帰ってきてゆっくりすると何もする気が起きなくなるから帰ってきたら一度も座らずにお風呂場へ直行する、とか、休日をなんとなくで過ごすと「何もできなかった…」と後悔してサザエさんを見ることになるので毎週末タイムスケジュールを作ってこなしている、とか、部屋が散らかったり汚れることが嫌なので使ったついでに必ず掃除する、とか…。

きっとモチベーションになりうることや面倒くさいことは人それぞれ異なっていて、自分に合わせてカスタマイズしていけばいいと思う。毎日、服を選ぶ時間が楽しいからそれを楽しみに出社準備をしている人とか、ギリギリまで眠ることが幸せの人もいるだろうし、洗濯を毎朝干す時間が気持ち良くてたまらない人もきっといる。ただそれらを楽しみに日常生活を送るためにはまず自分を知らないと何もできない。傾向がわからなければ対策が打てないのは当然なのだ。

究極の面倒くさがりは面倒くさくなることを恐れて仕組み化してしまうのが一番楽!というお話でした。ちなみにこれも喫茶店の中で書いてます。

稀に、今日出社するか否かに負ける時があって、そん時は潔く休んじゃいますね。ズル休みも大事!!!!ふふふ。

みんな、頑張りすぎない程度に頑張って働こうね。

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