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忙しいワーママのリスキリングは動画を活用しよう

◇私の勉強法遍歴・YouTubeの発見

私は就職後7年目で事務職からシステム開発の仕事に転じたため、実務と並行して一から知識を習得し、基本情報技術者・応用情報技術者の資格を取得しました。
それまでは正直なところ、英語くらいしか社会人としての「勉強」はしていなかったように思います。TOEICの参考書を買ったり、Podcastで英語コンテンツを聴いていた程度でした。
ITというのは幸か不幸か変化が速く、同時に職業人口も多いので、知識が体系化されるのも速いように思います。未経験分野に転じたので焦っていたのもありますが、体系化された知識にアクセスしやすい分野だったので、自然と勉強する習慣が身につきました(と言っても、お休みする期間も多々ありますが。。)。

産休・育休中には特に勉強に力を入れたのですが、その時のソースは書籍がメインでした。内容の質は高いのですが、どうしても文字を追っていると眠くなる。。これが問題でした。(特に妊娠中の眠気はハンパない。。)

また、復職後は時間がかなり制約されるようになり、本業の仕事や家事育児で気力体力が不足していました。そんな時にダラダラとネットサーフィンをしていたところ、「YouTubeってつねに誰かしらが何か解説してくれている!」ということに気づいたのです。

元々は英会話の解説チャンネル(後述)をフォローしていた私。業務上、生成AIの勉強も必要になり、ド文系の私には参考書だけでは辛くなってきました。そこで試しにわからない部分をYouTubeで検索したところ、普通に私にも分かるレベルにわかりやすい解説動画が日本語で出てきました。それ以来、すぐYouTubeで検索する習慣がつきました。

◇動画は体力不要・コンテンツ豊富・倍速再生でスキマ時間にできる

何と言っても良いのは、動画の視聴はパワーがいらないことです。始めるには「再生ボタンを押すだけ」。映像と音声が自然と入ってくるので、疲れていても、強制的に勉強モードになることができます。無味乾燥な活字を読むのとは、必要な気合いの量が全然違うと思います。

そして、とにかくコンテンツが豊富です。英語、IT、営業、転職、、普通の会社員が勉強するであろうメジャーな分野はだいたい出てきます。エンタメとして楽しめるようなものもたくさんあります

また、スキマ時間に視聴できるのが特に大きいです。再生速度を選べるので、母国語であれば1.5〜2.0倍でサクサクと進めることも可能です(逆に、母国語でなければ0.8倍など遅めにしています)。通勤電車の中や一人ランチの時間、洗濯物を畳む間、子供が起きる前・寝た後。スマホがあればいつでも視聴できます。私は、YouTubeは集中的に勉強する期間は課金して広告が流れないようにしています。

一見、スマホで動画=だべっているような感覚になりますが、勉強の目的を「自分の仕事に必要な新しい知識を取り込む事」と定義すると、その手段が書籍であれ、動画であれ、自分に合っている=効率よく目的を達成できれば何でも良いのだなと、実際やってみて気づきました。

◇英語で検索すれば、選択肢は無限に広がる

一つの分野を深掘りしていくと、日本語のコンテンツがないこともあります。その場合は英語で検索するのがおすすめです。最近は自動翻訳もあるので、(精度が微妙なこともありますが)無いよりはかなり助けになります。
一番いいのは英語も同時に勉強してしまうことですが、これはパワーがいります。。少子化が決定的な日本の言語コンテンツが今後増えるとはあまり思えないので、AIの進化にも期待したいところですが、勉強を加速するためにも英語の勉強は継続した方が良いと思っています。

◇おすすめ英語YouTubeチャンネル

受験英語では教えてくれなかったネイティブの言い回しなどを、バイリンガルのYouTuberがめちゃめちゃわかりやすく教えてくれるので、仕事で最低限のコミュニケーションが取れるようになった今も重宝しています。おすすめは、有名ですがバイリンガールちかさんや、Kevin's English Room、あいうえおフォニックス。慣れたら、英語で英語を解説してくれるSpeak English With Vanessaなどもおすすめです。

「英会話の勉強」チャンネルにフォーカスせずとも、普通に好きなジャンルのエンタメチャンネルを英語で検索し、英語のまま視聴するのもおすすめです。好きな分野の方が興味があるので、ストレスなく頭に入ってきやすいと思います。

◇有料コンテンツ(Udemy・Coursera)もアリ

多くが有料にはなってしまうのですが、UdemyやCoursera(コーセラ)もおすすめです。
Courseraは私はまだ完遂したことがないのですが、スタンフォードなど一流大学の講義も一部無料で受講できるという画期的なものです。ただ、基本は英語コンテンツで、一部日本語字幕がないものもありますので、多少英語スキルのある方の方がおすすめです。

Udemyは日本語コースも豊富にありますが、有料のものが多いです。私のiPhone12のせいかもしれませんが、4G/5Gのストリーミング再生だとかなり重たいので、外出時はダウンロードしておく事をお勧めします。

プログラミングに限って言えば、ドットインストール(昔は無料だったのです!)や(動画ではありませんが)Progateにお世話になりました。自宅でこんなに高品質のレクチャーが受けられるなんて、本当にありがたいことです。

ただ、有料で評価が高かったとしても、実際に自分と合うかどうかは受講してみないと分からないのがやや難点。その点、YouTubeならちらっと見て合わないと思えばその時点ですぐやめられるので、やはりYouTube最強、というのが今の私の感触です。もし会社の補助などが出るなら、積極的に利用して有料講座を受講するのも良いと思います。

◇子どもの疑問にも活用

これも育休中に発見したのですが、社会人向けだけでなく、小中高生向けの教育動画も増えています。英語圏だと、Khan Academy という無料教育プラットフォームがあり、ほぼすべての教科について分かりやすい映像がまとまっています。「これがあれば、物理化学でつまづかなかったかもしれない、、」と羨ましくなります。
中学の地層の授業で、斜線やドットで簡易的に表現された地層の名前を覚えさせられた事が今も記憶に残っているのですが、今ならすぐに写真や映像で検索できることでしょう。(当時もインターネットにはあったかもしれませんが、教科書に載っていることを検索するという発想がなかった)
紙とインクで無理やり2次元に表現していた色々な事が、今は3Dで簡単に再生できます。百聞は一見にしかず、の一見を超低コストに実現できる現代の学習方法は、自分が学生だった時と全く違うのだと強く思います。

先日、娘が突然「カブトムシのお腹の中ってどうなってるの?」と聞いてきました。私は、(少しためらいましたが)すぐに検索しました。(残念ながら)きちんと動画がありました。。。
もちろん子供がショックを受けたりしないように、見せる前に内容をチェックしたうえで、見せました。彼女は気味悪がりながらも、好奇心が満たされて満足気でした。
動画の力って素晴らしいです。自分にも、子供にも、うまく活用していきたいと思います。

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