男女が求める結婚相手の条件の違いって何?婚活条件の決め方は?

「結婚は勢い」などと言いますが、勢いだけで踏み切れるほど甘くないのが現実。冷静に素敵な結婚を手に入れるためには、これだけは譲れないという条件を持つことも大切です。

結婚相手に求める条件は男女間で特徴的な差がある一方、男女に共通するものもあります。それを知っておくことで、本当に相手に求めるべき条件が見えてくるかもしれません。今回は、婚活を成就させるために必須の「条件の決め方」に注目してみましょう。

男性が女性に求めている結婚相手の条件とは?

男性は結婚相手としての女性に対して、どんなことを求めているのでしょうか。男性の本音を探っていくと、浮かび上がってきた条件があります。どんなものがあるのか、見ていきましょう。

年齢が若いこと

これは好みの問題だけでなく、子供が欲しいと考える男性が本能的に選ぶ条件なのかもしれません。ただ、婚活をする中で年齢を気にしている女性がいたとしても、この条件にとらわれる必要はないでしょう。結婚を望んでいる男性の中には、女性の若さや子作りなど気にしないという人も大勢います。

家事や育児が得意であること

美味しい食事を作ってくれたり、子供をかわいがったりしてくれる女性の温かい姿は、男性が家庭に求める姿そのものと言えそうです。

経済観念がしっかりしていること

これも、男性は重視しています。長い結婚生活には、しっかり者の奥さんが必要だということでしょうか。また、経歴や家柄が良いといった世間体の良さも優先される条件。一見古めかしい価値観であるような気もしますが、親や周囲を説得して心から祝福してもらうためにも、このような表面的な条件を気にする人はまだまだ多いようです。

古風(保守的)であること

ここまででご紹介した他の条件からも、男性側の保守的な価値観が垣間見えましたが、この最後の条件がすべてを集約しているとも言えます。女性の社会進出を当然視する流れの中にあっても、現実的には、家庭をしっかり守ってくれる良妻賢母と一緒になりたいというのが多くの男性の本音と言えそうです。

女性が男性に求めている結婚相手の条件とは?

女性が結婚したいと思う男性は、どんな条件を備えているものなのでしょうか。女性が必須条件として挙げる項目は、男性のケースと比較すると、かなり現実的と言えるかもしれません。

経済力があること

女性が男性に求める条件の興味深い1つ目は、おおむね予想通りと言える経済力です。先立つものがなければ、結婚生活は成り立たないという冷静な考え方があるのでしょう。能力のある男の遺伝子が欲しいという女性の本能も働いているかもしれません。

また、相手の男性が安定した職業に就いているかどうかも、大切な条件。コロコロと職を変えたり、安定収入や昇進が見込めない仕事をしている男性と結婚するリスクを避けたいと望んでいる女性は多いようです。親や周囲に披露した時に恥をかかない「ブランド」が欲しいという人も中にはいるでしょう。

外見が好みであること

もしかすると「イケメンじゃないと友達に自慢できない!」といった本音もあるかもしれません。好きになってしまえば、どんな顔も素敵に見えてくるというのもよく耳にする話ですが、実際はどうなのでしょうか。

包容力があること

男性が女性に対して母のような温かさを求めるように、女性もまた父のような大きな包容力を男性に求める傾向が。細かいことを気にせずどっしりと構えている姿や、自分自身のことをすべて受け入れてくれる懐の深さは、女性の憧れです。お金や外見ではないもので唯一条件に挙がっているところを見ると、これはかなり大切な要素と言えるかもしれません。

男女共通!結婚相手に求めることって何?

男女それぞれが結婚相手に求める条件を見てきましたが、男女どちらともが共通して掲げている条件もあります。

性格的に相性が良いこと

離婚原因のランキングで常に上位にあるのが「性格の不一致」であることからも、この条件には納得。どんなにお金を稼げても、どんなにお金のやりくりが上手でも、性格で許せない部分があると、我慢できなくなってしまうものです。逆を言えば、多少経済的にキツくても、「この人、しっくりくるなあ」と思える瞬間が多ければ、感じる幸福度は高いと言えるでしょう。

相手に思いやりがあるかどうか

相手の自分勝手な行動や、デリカシーのない発言で傷ついた経験のある男女は、特に切実に希望する条件かもしれません。過去の恋人とのケンカや別れた理由を思い出した時に、結婚相手だけは自分の気持ちを思いやってくれる人でなければ無理、という結論に至る人も多いでしょう。

一緒にいて楽しいこと、または癒されること

憧れや理想はあっても、結婚は現実的な日常生活。同じ空間にいて安らげない人や、会話していて楽しいと思えない人とは長く続く気がしないというのは、本音中の本音と言えるのではないでしょうか。家族になるわけですから、そばにいるだけでリラックスできたり、飾らない自分を見せられたりすることは確かに大事です。

男女に共通して結婚相手に求める条件を見てみた場合、内面を重視する傾向が強いことがわかります。これは、婚活条件を決めるうえでの、大きなヒントになる予感。

絶対に外せない!結婚相手に重要な条件って?

結婚相手に求める条件について、いろんな角度から見てきましたが、それでは最終的にどう条件を絞っていけばいいのでしょうか。ここでは、絶対に譲らない方がいい条件について考えてみましょう。

一緒にいる時の居心地の良さ

気が付いたらリラックスしていて自分のことをたくさん喋っていた、などという相手は居心地がいい人かもしれません。単純に愛情を感じるかどうかも、基本的ながら、かなり重要なポイントです。

性格的に相性が良いこと

ちなみに相性の良さを見きわめるポイントは、自分とよく似た性格と全く逆の性格を、どちらも相手の中に見つけられるかどうか。似たもの同士は楽しい時は最高ですが、同じ悩みで同じように落ち込みすぎたり、欠点が似ていてイライラしたりするようになるとやっかいです。かと言って、正反対な所ばかりであれば感情移入しにくいので「何を考えているかわからない!」と嫌になってしまうことも。

相手の金銭感覚がまともだと思えること

一般的な経済観念はもちろん大切ですが、お金に対する価値観がある程度似ていて釣り合いが取れていないと、どちらかが辛くなってきてしまいます。過剰な浪費癖があるなどというのは問題外。その辺りのチェックは怠らないようにしましょう。

生活していけるだけの年収があること

こちらも忘れずに付け加えたい条件。主に男性が家計を支えるのか、共働きで稼ぐのか、その辺りの価値観のすり合わせも重要です。どちらにしても家庭全体の収入は、その後の人生設計に関わる大切な項目なので、軽視すべきではないでしょう。

理想が高くならないように!妥協しても良い条件って?

結婚に対して譲れない条件がある一方で、譲っても構わない条件もあります。

ルックス

イケメンかどうか、美女であるかどうかに執着する必要はないかもしれません。もちろん、見た目を含めた全体の雰囲気にビビッとひらめきを感じるかどうかは大切なことです。でも、単純に顔だけにこだわるのは危険ではないでしょうか。内面をおざなりにすると、その人の本質を見落としてしまうことも。同じ理由で、身長や体型にこだわり過ぎるのも良くないでしょう。

年齢

男性側がどうしても夫婦の間の子供が欲しいという場合には、女性に対して年齢の上限を区切るケースはあるかもしれません。ただ、「どうしても年下でなければ」とか「20代じゃなければ」と頑なに線引きしてしまうと、せっかくいいご縁が身近にあっても、気づかずに通り過ぎてしまいます。

住む場所

住みたい場所を優先させてしまうと、その条件を満たす人がいない限り、結婚に踏み切れなくなってしまいます。逆を言えば、その条件に該当する人が見つかったら、相性や経済力を考慮しないまま飛びついて「しまった!」という事態になりかねません。

結婚時の年収

比較的将来性を望める年代の相手であれば、現在の年収にばかり執着してしまうと、相手の素晴らしい可能性を見抜けない場合があります。ビジョンや目標を持って努力しているかどうかなど、将来性について見きわめることも必要です。結婚してから相手がどんどん出世したり、力をつけて成長したりする姿を見られたら、それほど結婚して良かったと思うことはないかもしれません。

幸せな結婚のために!条件を踏まえた婚活を

条件のことばかり言うと、打算的であるように感じるかもしれませんが、そうではありません。「一緒にいたいと思える人とずっと一緒に生きていく」のが結婚であるなら、一緒に生きていくために何が必要かを見きわめなければ、結婚を決断することは難しくなります。

表面的なことや、少し時間が経てばどうでも良くなってしまうようなことを必須条件にしてしまうと、肝心な相手の人間性を見落としたり、相性の良さに気づけないまま終わる場合もあるでしょう。ちょっといいかもと思う人が現れても、執着するべきではない条件に縛られていては、進む話も前へ進まなくなってしまいます。

ここまでで解説してきた「妥協してはいけない条件」と「妥協してもいい条件」を参考にして、現実的かつ希望の膨らむ婚活条件をしっかりと立て、自分にぴったりの相手を見つけるための対策してみましょう。

ただ、自分1人であれこれ悩んでいると、積極的にアプローチしたり、冷静に相手を判断したりすることができなくなる場合も。かと言って、同性の友達や家族にばかり相談していても、偏った考え方や思い込みが邪魔をして、結局どうしたらいいかわからない!などという事態になりかねません。

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