見出し画像

自由を選ぶだろうか。

 現在の生徒が嫌がる校則は「●●をしてはならない」、「▲▲をしてはならない」という行動制限だろう。これを嫌がる生徒は大体「なぜダメなの?」と言う。説明しても「意味わかんない」と理解しようとしない。そして、「別にいいじゃん」「自由にさせてよ」と言う。

 そこで、みらいの校則について考えてみた。未来の校則は生徒が言うように「自由」でいいんじゃないかなと思う。ただし、なんでもありという「自由」ではない。

 こんな法がある。地方公務員法第33条(信用失墜行為の禁止)「職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」

 これを言い換えて、こんな風に校則を作る。

「生徒は、その学校の信用を傷つけ、学校全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」

 

 学校の信用を傷つける行為とは何か、学校全体の不名誉となるような行為とは何かを考えさせる校則をみらいの校則にしたらどうだろうか。この範囲の中で「自由」に行動させたらいいんじゃないだろうか。

 行動を制限されるのは嫌であるが、ある意味では楽なことである。何も考えなくてもそれをしなければ何も言われないからだ。

 一方、みらいの校則はしんどい。どんな行為が信用を傷つけ、不名誉となるのかを考えなくてはならないからだ。また、誰からそう思われるのか、対象も考えなくてはならない。つまり世間体も気にしなくてはならないので大変だ。

 このようにしたら、さてさて、子どもは自由を選ぶのか、それとも制限されることを選ぶのか。


#みらいの校則

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?