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IPOのP/L一覧 23.11

DAIWA CYCLE 5888


自転車と関連商品の販売、及び同分野のPB商品企画
🖊 PERは低位妥当ではあるが低すぎる+25.1は出店効果期待

吸収15億

<構造>
・増収は出店に伴うところが主
・出店はロードサイドにドミナントで行う
・増資資金で来期、再来期と出店を加速する計画
・マージン向上中
・利益率のよい電動アシスト車の構成比向上がマージン向上に寄与
・それでもマージンは同業のあさひより低い
・PBの構成比向上を企図しているが、ここ3年は35%ほどでの横ばい
・PB商品は中国メーカーに生産を委託
・原価は主に商品の仕入、販管費は主に人件費、次いで家賃、宣伝

<業績>
・25.1は前年並みの増収率、利益率を前提とするとEPS229
(25.1、26.1は出店効果が見込めるがそれを考慮しない数値)

<他>
・同業のあさひは25.2予想PER10倍ちょうどだが、配当性向が高い

Japan Eyewear Holdings 5889


金子眼鏡、フォーナインズブランドで眼鏡のSPE及び仕入販売
🖊 財務の悪さゆえ好評価し難い

吸収103億(海外含む)

<構造>
・15年にHD化。SPEへの転換および拡大を企図してM&Aを展開。19年にNICの出資受け入れ。現在のVCポジションは全て実質的に同社。その3割を売り出す
・23.1の大幅増収はフォーナインズ買収によるところが大きい
・24.1の22%増収はインバウンドの復元によるところが大きい
・インバウンド比率はコロナ直前及び直近ともに14-15%
・インバウンドは金子眼鏡中心
・粗利率は横ばい
・販管費率は改善中
・販管費は主に人件費、家賃、償却

<他>
・のれん+商標権は総資産の半分以上を占め、上場時自己資本の1.6倍
・VCポジションのロックは180日
・配当性向40%としていることは下支えになりえる

バリュークリエーション 9238


ネット広告代理店
🖊 吸収6億+グロース市場で初値高騰なら正当化は難しい

吸収6億

<構造>
・運用型広告の支援がメイン
・原価は広告プラットフォームの利用料がほとんど
・販管費は主に人件費
・増収率は10%前後と高くなく、増益は人件費率の抑制によるもの

小型株、いまはとりわけグロース株の評価を業績面から行い、見た目のPERではわからない「成長性に鑑みて割安な銘柄」の発掘を目指しています。IPOセカンダリーなど。