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【LARPに参加してみた】 野外チュートリアルLARP篇

スーパーナチュラルという海外ドラマの1エピソードから興味をもち、LARPの沼に単身飛び込んだMEGUMIの体験を綴る連載企画「LARPに参加してみた」第1弾。
今回はCLOSSさん主催の日本初(おそらく)※、
野外チュートリアルLARPでの模様をお送りします!
※夜間の野外で開催されるストーリーLARPは本イベントが日本初とのこと

参加者紹介(敬称略)

■GM(CLOSSスタッフ)
雛咲望月星屑

■NPC(プレイヤー名)
諏納健人/遠藤雷希

■PC(キャラクター名)
あじさい※筆者
人間・戦士の前衛。
斧とショートソードを携える脳筋。

赤(せき)
狼族・戦士の前衛。
盾と剣を構えてとにかく敵へ駆け込んでいく脳筋その2。

龍馬
狼族・巫術師の後衛。
犬蔵の保護者。暴走しがちなパーティのストッパー。

犬蔵
狼族・盗賊の前衛。
龍馬とペアを組んでる忠犬。盗賊でありつつも探索技能は皆無。

ウー・ダンダン
兎族・薬草師の中衛。
シールドトンファーを操る頼れる兎族。紬とは兄妹で他大陸から渡ってきた為「~アルヨ」訛り。


兎族・陰陽師の後衛。
チャクラムを操る陰陽師…な、はずだが、術を唱えるより早く獲物を投擲するお茶目な兎族。

昼の部~巻物を取りに行くぞ!~

まずはあらすじから。

とある巻物を「セイメイ」という人物から受け取り、届けてほしいという依頼を受け森に入った冒険者たち。
しかしその巻物を得るには
3つの試練と2つのアイテムを手に入れる必要があった。

※林の中を歩く様はまさにRPG!

※本クエストの概要が書かれた札をみる冒険者たち

それぞれの探索技能を駆使し、2つのアイテムの詳細情報もゲット。
さあ、先に進むぞ!

第1「力の試練」

場面は変わり、第1「力の試練」へ。
本来はテントサイトとして解放されている一角をバトルフィールドとして利用してチャンバラを行う。

そう、実際に武器を振り回して殴り合う※のだ。
※武器が当たる瞬間はソフトタッチで。振り抜く行為や傷みを与えるような動作は禁止されている。

室内とは違う開放的な空間で行うチャンバラはとにかく気持ちがいい!自然と熱が入るというものだが………

……あれ?なんかやたら強いモブ敵が…。

GMと本職※おるやんけ
なにこれもうボス戦なの?

※NPCとして参加している諏納氏は大河ドラマに出演されているアクション俳優であり、GMの星屑氏は某戦闘LARPで7キルオーバーを誇る猛者。

しかしなんとか敵を殲滅することに成功。
戦闘後フィールドを探索すると、件のアイテムを発見。
残るは2つの試練を突破するのみとなった。

楽勝だなこれは。
どんどん進んでいこう!

第2「迷いの試練」

余裕綽々で挑んだ第2「迷いの試練」。
GMの指示に従い目を閉じて強制移動を行うと、先程とは異なるフィールドに辿り着いた。

何やら床には意味深な魔法陣。
とりあえず適当に進んでみたものの、再び強制移動が発生し魔法陣に戻されてしまう。
探索技能を使い試行錯誤しながら進むものの、戻されること約4回。

※GMに引率され目を閉じて移動。

……あれ?
詰んだんじゃね???

※さっぱりギミックがわからない…。

不安に駆られる冒険者たち…一旦進むことを諦め、
来た道(ウー・ダンダンの探索技能よって判明していた)を戻ることに。

すると……

……進んだーーーーッッ!!!!!
なにがなんだかわかんないけど進んだーーーーッッ!!!!!

良かったーーーッッ!!!!!

第3「心眼の試練」

向かえるは残り最後となる「心眼の試練」。
幕開け前にGMより手渡されたのは、敵を演じる時に使う仮面。

めちゃくちゃ嫌な予感がするぞ…。

強い眩暈を感じた冒険者たち。
次に目を開けた瞬間、一緒にいた仲間たちの姿はなく
目の前には多くの敵の姿が…

言葉を発するものの唸り声にしかならず、
助けを呼ぶことはできないようだ。

※全員散り散りになっての幕開け。

ほら、やっぱりねーーーーーッ!!!

自分以外すべて敵に見えるという
よくあるやーーーつーーーーーーーーーッ!!!!

発言も封じられ、早速仲間同士での戦闘が至る所で勃発。

ただし、第2の試練で取得したアイテムはそのままの形で見えているため、
アイテムを持っている=味方であると気づいた冒険者は
仲間との戦闘を避けたり、どうにか伝えようと各々工夫することに。

※敵が後ろから龍馬を狙っている。

この状況で一番注意しなければならない仲間…
盾を持ち防御力秀でており、性格的に全員を叩きのめしかねない

である。

一番近くにいた筆者が地面に名前を書いて必死に訴えるものの……

彼女は(キャラクター設定的上)
字が読めなかった。

だから文字は
勉強しておけといっただろーーーッッ!!!

苦戦したものの、なんとか敵だけを殲滅することに成功。
良かった…本当によかった…。

巻物をつくるぞ!

3つの試練を乗り越え、2つのアイテムをゲットした冒険者たちは
ついに巻物を持つ「セイメイ」という人物と対面する。

しかし巻物は受け取るものではなく、
自作するものだったのだ……。

※パソコンをくれれば完璧な手順書をつくってみせるのに…。

実際にペンと紙を渡され、
口頭で伝えられる内容を書き写す作業を行う冒険者たち…。

が、文字を書ける冒険者は限られており、
更にまともに文章を書けるのは龍馬のみという…。

だから文字は勉強してt(略)

かくして、このクエストの成功は
龍馬一人に託されたのである。

無事巻物作成に成功し(とても綺麗な字だった)、
昼の部は幕を閉じた。

夜の部~化け物に襲われている村を救え!~

日が落ちたところで夜の部の幕が上がる。
昼の部と同じくまずはあらすじから。

巻物を届けた冒険者たちだったが、宿屋の女将からその巻物をとある村まで急いで届けてほしいとの追加依頼を受ける。

二つ返事で村に向かったものの、依頼者は既に亡くなっており
村は謎の化け物からの襲撃をうけていたのだった…。

メモはとても大切だ

村に向かう道中でバラバラになった遺体を発見した冒険者たち。
そこに偶然通りかかった村人に犯人だと疑われるものの、騒ぎを聞きつけた村長によって場は収まった。

改めて事態の詳細を聞くため、村長の家へと向かうことに。

※死体の一部には蛍光塗料が塗られており、ブラックライトで照らされていた。

※NPCを演じる遠藤雷希氏。少々喧嘩っ早い若者を見事演じてくれた。

移動し依頼の内容を説明するものの、
「依頼者の名前は?」という質問に答えられない冒険者たちは
村長にまで疑われてしまう…。

GM「チュートリアルLARPなので手助けしますが、
   メモは大切ですよ。(^^)」
(要約)

GMの温情によりなんとか信頼を得て村の探索へ。
これからは初期装備に追加します…。

夜の野外戦は非接触戦闘(足ジャンケン)

村の探索をすすめ、たどり着いた墓地にて初の夜戦を体験!
夜間は視界が悪く安全を確保できないため、非接触戦闘となる。

非接触戦闘はターン制で順々に行動を起こし、
足ジャンケンで勝敗を決めていく。

グー:両脚を揃える、パー:両脚を肩幅に開く、チョキ:両脚を前後に開く
あいこ:
両者に1のダメージ、勝ち:相手に2のダメージ、負け:攻撃失敗

※前衛・後衛の概念があり、まるでファイ〇ルファンタ〇ーの戦闘画面のようだ。

落ち着いてリアクションできるため、
非常にロールプレイしやすいのが特徴の非接触戦闘。
慣れているプレイヤーは距離を詰め
実際に戦っているような演技で場を盛り上げてくれた。

推理の時間だよ、ナルホドくん!

得られる情報はすべて手に入れた冒険者たち。
ここからは仲間全員で推理を行い、事件の解決方法を見出していく。

※写真は小休憩中のオフショット。暖かい飲み物が用意されており、GMの心遣いが嬉しい。

あれでもない、これでもない、ああしてこうして…と、
膝を付き合わせて話し合うのはオフラインセッションならでは。
GMの助けも借りつつ、なんとか最後の場面へ。

GMの隠し球、白い粉

最後の場面は「昼の部で作成した巻物を実際に利用する」というもの。
全部で10工程あるため、手分けしてこなしていく。
本イベントでは二手に分かれることに。

※龍馬力作の巻物。全部任せてごめんな…。

筆者は龍馬と一緒に魔法陣を担当。
魔法陣はGMの隠し玉…小麦粉を利用して実際地面に描いていく。

※意外と綺麗に描けるもんだ!

準備が整ったところで魔法陣に集合し、巻物の力を開放する。
すると魔法陣に事件を引き起こしていた化け物が登場し、ラストバトルへ。

ラスボス演じる諏納氏の異常なジャンケンの強さに苦戦するものの、
犬蔵が執念の勝ち星をあげ、無事エンディングを迎えることができた。

※やったぜ!

参加してみて~感想~

実際の森林で行う和風LARP

最 高 で す 。

室内では味わえない解放感と、
写真映えするシチュエーションが魅力の野外LARP。
今後の開催は未定とのことですが、
次回ももちろん参加したい!と思わせてくれるイベントでした。

なにか特別な体験をしたい人
大人が全力で大人げなく遊ぶ空気感が好きな人
演じることが好き、またはしてみたい人

いずれかに当てはまる人は、
是非LARPの世界に飛び込んでみてください!
ボッチ参加は不安…という方は、MEGUMIが一緒に参りますよ。
お気軽にお声がけください!

MEGUMI
写真提供:体験型LARP普及団体 CLOSSさま

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