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【シン・卯月絢華のシネマ馬鹿】【シネマ馬鹿春の大感謝祭その参】Vol.31 ゴーストバスターズ:フローズン・サマー

原題 Ghostbusters : Frozen Empire
見に行った場所 OSシネマズミント神戸
フォーマット 諸般の事情により2D字幕
個人的評価 ☆3.7(Filmarksでの個人的評価)


イントロダクション

リブート版『ゴーストバスターズ』第2作。女性版? 知らない子ですね……。
『アフターライフ』で活躍したイゴン博士の孫娘・フィービーが引き続き主人公になっている。
今回フィービー率いるゴーストバスターズが対決するゴーストは世界を凍らせるとされる史上最悪のゴースト。真夏のニューヨークに氷河期の危機!?
ちなみにコロンビア映画創立100周年作品でもある。(冒頭のロゴが100周年仕様になっている。結構エモい。)

フォーマットの欄でも分かる通り本来なら4DX案件だが何をトチ狂ったのかどんな作品でもタレント声優を起用しないことで知られているソニーがタレント声優とVTuberを起用してしまったので4DXは諦めて泣く泣く2D字幕で見ることに……。(『グランツーリスモ』や『アンチャーテッド』、新生『バイオハザード』ですらプロの声優を起用していたので最近の方針には少し疑問を呈したい。あと吹替版主題歌に新しい学校のリーダーズはミスマッチだと思う)

あらすじ

オクラホマで破壊神を封印してから2年後。フィービーたちスペングラー一家はゴーストバスターズが元あるべき場所――ニューヨークへと移住していた。しかし、ニューヨークにおけるゴーストバスターズの活動には市長もカンカン。挙げ句の果てには「次に騒ぎを起こしたらゴーストバスターズとしての活動を停止する」と言う始末。
そんな中、フィービーは両親に反発。フィービーは自分がゴーストバスターズの一員から疎外されているのではないかと思ってしまっていたのだ。
家出をしたフィービーは、公園でとある女性のゴーストと出会う。自分を「メロディー」と名乗ったゴーストは、フィービーと親交を深めていくことになる。それはフィービーにとって唯一の理解者と言っても過言ではなかったのだ。
一方、レイモンドが営む古書店にある「モノ」が売られてきた。それは古代文字が書かれた球体であり、鑑定の結果「中には古のゴーストが封印されている」とのことだった。
早速、ラボに球体を持っていったレイモンド。しかし、球体とゴーストを分離する過程で不具合が生じてしまう。
これは危険な代物かもしれない。そう思ったレイモンドは古書店でバイトをしていたフィービーとその友人であるポッドキャストと共に独自で球体について調査を進めることに。
しかし、調査を進めるうちに数々の怪奇現象が起こるようになり……!?

個人的な感想

良くも悪くも「昔ながらのハリウッド映画」という感じ。こういうのでいいんだよこういうので。
前提として『~アフターライフ』の知識は持っておいた方がいい。一応、先日の金曜ロードショーで放映されていたので予習をする機会はそれなりにあるはず。
久しぶりにニューヨークが舞台ということでゴーストたちも盛り沢山。個人的にはマシュマロマンよりもスライマー(緑色のアイツ)が出てきた方が嬉しかったかも。というか40年間ゴーストバスターズから逃げ回っているという点ではある意味シリーズ最強のゴーストかもしれない。

ネタバレ注意

※ここから先はネタバレを含みます
ラボで幽体離脱をしたことによって、メロディーと接触する機会を得たフィービー。しかし、それはメロディーによる悪霊・ガラッカを復活させるための罠だった!
ガラッカの封印が解かれたことによって、真夏のニューヨークは一転して氷の世界に包まれてしまう。
ガラッカに対抗するためにプロトンビームを発射するゴーストバスターズだが、ガラッカにはビームが効かない! ガラッカの操る冷気は、ビームをも凍らせてしまうのだ!
そんな中、フィービーはガラッカが封印されていた球体の金属を調べた。その結果、球体には錫が使われていることが判明。球体の元々の持ち主である「ファイアマスター」の鎧から成分を抽出することにした。
しかし、ガラッカの猛威はゴーストバスターズを襲う。かつてのメンバーであるピーターとウィンストン、そして元秘書であるジャニーンも協力してガラッカを退治しようとするが、ガラッカの冷気で氷漬けになってしまった!ゴーストバスターズ全滅の危機だと思われたが、間一髪でフィービーが錫入りのプロトンビームを完成させる。
しかし、ビームで捕獲したところで封印させられるモノがない。ドローン型のトラップでは封印できないのだ。このまま封印させられずに氷漬けになってしまうのか。そう思っていたときだった、フィービーの父親が「故障した貯蔵庫なら封印できるかもしれない」と思いついたのだ。
みんなの力で貯蔵庫のレバーを引くゴーストバスターズ。レバーが動き出した瞬間――ガラッカは地下深くへと封印された!

「街の迷惑者」から一転して「街の英雄」となったゴーストバスターズ。市長は反発するが、ニューヨーク市民はゴーストバスターズに対して最大の敬礼を払う。ところが、テレビ局のインタビューを受けている間に貯蔵庫から飛び出したスライマーがニューヨークの街を駆け抜けていく。
「スライマーの捕獲」という新たな依頼を承ったゴーストバスターズは、そのままECTO-1で出動するのだった。もちろん、フィービーもゴーストバスターズの一員としてECTO-1に乗っていた。

***

分かっていても旧メンバーが集結するシーンは胸熱である。なんというか「夏休みや冬休みにおける特撮ヒーロー映画のお約束」と言った感じだろうか。当然、イゴン博士は成仏した状態なのだが……。
ゴースト封印後に街のヒーローとして感謝されるシーンは恐らく初代オマージュだろう。いつものメインテーマが流れるのもエモい。というのはどうやら字幕版のみの話らしい。(吹替版だと新しい学校のリーダーズに差し替えられているとのこと)

イントロダクションでも述べた通り最近のソニーの日本におけるマーケティングはどうもおかしい。『マダム・ウェブ』で主人公役に大島優子を起用して炎上したのを忘れていないのか。だから4DXを投げ捨てて字幕版で見たのに。(フォーマットやスケジュールの都合等でソニー系は109シネマズHAT神戸になりがちなのでOSシネマズミント神戸でソニー系作品を見たのは実は本作が初めて)
とりあえず今のソニーには『グランツーリスモ』(タレント声優を起用しそうな感じで実はプロの声優を起用)の爪の垢を煎じて飲んでほしい。このままだと取材予定である『バッドボーイズ:RIDE OR DIE』や『恋するプリテンダー』も炎上不可避である。まあ『恋する~』に関してはオリヴィア・ロドリゴの主題歌が強すぎるので炎上しないと思ってるけど。(というかコレを差し替えたら意味がない)

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